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ニコンSなど古いカメラの買取|文京区目白台にて亡くなったお父様の遺品整理

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「本が沢山あるんだけど、なんとかしてもらえる?」

受話器越しに聞こえるやや早口の口調に、もう一度聞き直し、
ようやく話の内容が分かりました。

去年、天国へ旅立たれた父上の遺品を整理をお願いしたいとの事。パートがお休みの本日6月17日でのご指定です。

そんな訳で真夏を感じさせる強い日差しを浴びながら向った先は文京区目白台。田中御殿(田中角栄邸)の向かい側にある、古い木造住宅が呼んで頂いたM様邸でした。

「ゴメンね、こんな時期に呼んじゃって迷惑じゃなかった?」

いえいえ、そんな事ありませんよ、と謙遜しつつ、コロナ禍で皆デリケートになっている方が多い中、とても気楽に一階から2階まで案内されました。

「父の部屋なんですけど、もう一人じゃ片付けらんなくてね」

ある程度、仕分けされた形跡が見受けられましたが、大きいサイズの本棚や押し入れにはすし詰め状態の本などがギッシリ。

確かに、このボリュームはプロの私でも躊躇するほどです。

お住いの感じから私好みの古本の出会いがあるかもなんて、ちょっと期待してましたが、現実は甘くありません。

亡くなったお父上は税理士をされていたそうで、税理、会計関連の本が殆どでした。

一瞬、深いため息をつく私。

正直、殆どが評価できない旨を告げなければいけない事に、心が傷みます‥。

ニコンSなど古いカメラとの出会い

なんとなく重苦しい雰囲気に包まれつつ、本などが詰まった押し入れを整理する中で、お父上が生前趣味だったと仰ってたいくつかの古いカメラがまとまって保管されてました。

その中にはニコンSのカメラも混じってます。

ニコンS

1954年に登場したニコンのレンジファインダーカメラ。ドイツのライカに対抗するための改良が施されたことが特徴です。

現代のデジタル一眼レフカメラはもちろんのこと、かつてのフィルムカメラもマニアの間で人気がとても高く、高値での買取査定が望めます。

思わぬ出会いに「これはどうしますか?」と聞いてみると、「いいわよ、それも持って行って頂戴」と一言。

今回はカメラとの素敵な出会いがありましたが、その他の不要になった本のボリュームが多く、ちょっと大変でした(笑)

時間の関係で整理・処分が全て終わらなかったので、後日伺う日程を決めて、文京区を後にしました。

久々の文京区目白台、又お邪魔したいと思います。

M様、呼んでくれて有難う御座いました。

不用品処分や遺品整理ならお任せ下さい

買入れ本舗では、様々な事情の不用品処分・遺品の整理のお手伝いをさせて頂いております。

買取が可能なものは積極的に、
一生懸命に買わせて頂きます。

長年培った、遺品の整理、買取りの経験をどうぞご利用ください。

どんなことでもご相談ください、お電話お待ちいたしております。

電話番号は、0120-5394-55です。

生前整理で出会った100年前のコダック製フィルムカメラ|文京区本駒込にて古いカメラの買取

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この街は私には思い出のある街の一つです。
街並みはすっかり変わりましたが。

今日私がお尋ねした、本郷通りから吉祥寺の交差点を左折した細い通り沿いにある、文京区本駒込のG様のお宅。

私が個人的に好きな街の、恐らく幾多の時代を乗り越えた歴史を感じるG様のお住い。

この寒空の中で、とてもホットに迎えて下さいました。


施設に入居前の生前整理

今、ちょっとした流行になりつつある

【生前整理】

をされたいとのことでお邪魔いたしました。

冬物の和服のお母様と、背の高い男性、そしてお孫さんかなと思います。
その中でお母さまの優しい笑みにくぎ付けになりました。

なんと御年84歳になられるんだそうです。

何もかも許してくれそうな、そんな包容力に包まれつつ、お茶の間へ。

ご丁寧にお茶を準備頂いてました。

 

「母が、施設に入居することになりまして」

 

背の高い男性が、今回の生前整理に至るまでのストーリーをお話しくださいました。お話を伺ってる中で、お話しくださった男性は息子様で女性の方はその娘様だそうです。

埼玉県の川口市からお越しとのこと。

施設入居に伴い、こちらのお住いを売りに出したところ、
去年の年末に買い手が決定して売却されることに。

それに伴い、この歴史のありそうなお住いを解体するんだそうです。


コダック製フィルムカメラの買取

コダック製

そこまで間取り的には広くないんですが、コンパクトな室内はしっかり整理がなされてます。

部屋の中には古い箪笥やテーブル、そして本棚など。
想定していたより、ちょっとボリュームがありました。

そんな中見積もり中のさなか、本棚の中の美術全集の横に置かれた、とあるカメラが気になって仕方有りませんでした。

5年前に他界されたご主人様の遺品でした。

コダック製のフィルムカメラ「オートグラフィック」

カメラのレンズ

かなり程度の良い物だったんですが、おそらく今から100年前に製造されたタイプと思われます。

このオートグラフィックは1914年頃に発売されたはずです。
乳剤塗布面は意外ときれいで、保存状態の良さがうかがえました。

この手のカメラは世界中にいる愛好家の中でもヘビーユーザーに特に需要が高い機器。

ご主人がお仕事の関係で、アメリカに滞在中に購入された物なんだそうです。

このカメラを見ては、当時の思い出話に花を咲かせたそうです。その嬉しそうな顔は、奥様もいまも思い浮かぶとおっしゃってました。


思い切った買取査定

話を伺いながら嬉しそうに話される奥様。

既にお伺いして2時間が経過する中で、次の現場のことが頭をよぎります。

すると、

 

「これも、あっちに持っていけないから」

 

と、思ってもみなかった展開に。

正直、今日は見積もりだけと思っていたんですが、なかなか出会うことは無いカメラに私の財布の紐が大きく緩んだのは言うまでもありません。

心地よくお譲り頂いた、お母様と息子様、そしてお孫様、有難う御座いました。


お住いの売却に伴う不用品片付けはお任せ

お住まいを売却なさるとのこと、かなりの物の整理が残ります。

2月の中旬までお時間頂きました。

一生懸命頑張らせて頂きます。

吐く息が午前中より白くなってくる時間帯。明日から都内は雪なんだそうです。そんな天候とは無縁の、昔の思い出をお譲り下さったG様、有難う御座いました。