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目黒区上目黒で【雛人形】、【彫刻】の買取、【ブロンズ像】の買取でした。

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目黒区上目黒の買取

山手通りを青葉台1丁目で右に折れ、蛇崩の五差路を祐天寺方向、上目黒4丁目方向にハンドルを切るとその古い一軒家が現れました。
入口の木戸をあけ、石畳を過ぎた玄関を開けるとその方は車椅子の上から、私に鋭い眼差し。背中に一瞬緊張が走ります。
私はすぐにお客様の年齢が気になります。
それは私自身の年齢のせいかも知れません。
横に立っておられる方が、私を呼んで下さったK様かも知れません。
黒縁の太い眼鏡の、いかにも穏やかそうな恰幅の良い、60前後に見える、チョッと白髪の男性の方です。
車椅子の女性は、恐らく、80歳は超えてらっしゃるかも知れません。

雛人形、洋人形の買取

私への依頼品は、雛人形と、何体かの洋人形でした。
箱書きから、雛人形は、昭和5年頃の物でした。
顔の白さにひかれましたが何せ古いもので、箱は壊れ、服は破れ、数はかなり不足し、評価にはかなり難しい物でした。洋人形は、かなり汚れ、傷みのひどい物たちが10体ほど。
古い物が有るんですけどと言うお電話でお邪魔いたしましたが、評価の難しさを申し上げました。

先方様は、何とか私に、処分をと言う申し出です。
石畳の雰囲気と建物の古さが、私は気に入ってます。

ブロンズ像の買取

いつものように「他に何か不用の物は有りませんか?」と言う私の申し出に、案内された半地下の納戸の一番奥にひっそりと佇んでいたのがこのブロンズ像でした。
眼と眼が合いました。
「私をここから出して下さい!!!」

話はすぐにまとまりました。

たまたま近所に、うちのスタッフが2名居りました。
雛人形と、洋人形の積み込みの終わる頃現れた男二人と、体の弱い私と、三人でやっとのこと、彼女を陽の目のあたる場所に連れ出す事が出来ました。
恐らく、100キロは超えると思います。
逞しく、スタイルの良い女性が一人、私の目の前に現れました。
残念ながら、作者名は今の処、不明です。年齢は54歳と見えますが、49歳かもも知れません。

落款、サイン

落款、サイン

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落款、サインから、御存じの方、どなたの作か教えて頂ければと思います。
彼女は今、私の矢張りうす暗い倉庫の中で、次の嫁ぎ先を夢見ております。
私の所に来てからは、表情が少し明るくなったような。
素晴らしい女性と合わせて下さいました目黒区のK様、有難う御座いました。

目黒区目黒本町での【茶道具の買取】。

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茶道具を見てほしいんだけど。
目黒本町のY様からお声がかかりました。

買えば安くないのが茶道具です。
然し私達が評価に苦しむ茶道具も少なく有りません。
残念ながら今日、私を待っててくれたお茶碗たちは、まさしく買取の難しい物でした。

名も無く、時代も無いいわゆるお稽古用の茶道具はいくら数が有っても高価な買取は困難です。
しかし、思い入れは強いんです。持ち主のY様。
兄上が遺されたものでかなり期待をしてたとのことですが、こちらの説明に気持ち良く応じて頂きました。
この二宮金次郎、そばでじっとさみしそうにしている物ですから、了解を得て一緒に連れて帰りました。
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ついでにソファーも一つと頼まれましたが、昨夜から右足のひざに痛みを覚える私は、体よくお断りしたのですが、奥様が、私も手伝うからというので、階段の3階から下す羽目になりました。

階段がせまいんです、らせん状で。
ひと汗ふた汗かきながら、奥様と悪戦苦闘しながら下してから良く見ると、エコーネスのストレスレスチェアでした。
相当古型の。
20年近く使わず置きっぱなしとのことで、縫い目には埃がいっぱいです。
オットマンも出て来ました。
本来ならかなりの値段で買い取り出来る物ですが、状態が状態です。
こちらも私提示の目いっぱいのお値段に、気持ち良く首を振って下さいました。

ソファーの奥から見えたアンプ、スピーカーたちは次回にまわして頂きました。
なんとなく元気の無い旦那さまと、活発で元気な奥様のY様御夫婦。長居をしてしまいました。
最後に入れて頂いたおいしいコーヒー御馳走様でした。
コーヒー飲むと命が延びるとか。
有難う御座いました。