港区高輪での買取。津軽三味線の買取でした。

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やっと値段が折り合いました。
三味線を習われて40年以上が過ぎたそうです。
奥様と御一緒に熱心に勉強されたそうです。
3年前に奥様が他界されてからは、撥を握る気にもならず、やっと今回の津軽三味線を手放す気になったとのことです。
何年か前に、何百万円かで買われたそうです。
今日呼んで頂いた、M様の、思いと、思い出と、人生が、たっぷりと詰まった太い棹でした。
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かといってこちらも商売です。
情で値段は決められません。
人生と、値段の話でかれこれ1時間以上。
私のカップには冷めたコーヒーが半分ほど。
御自分の前にはいつの間にか、氷がたっぷりの焼酎のロックのグラス。
時間は午後の3時。
こちらに到着してから間もなく2時間です。
時は金なり。
逃げるが勝ち。
サイドボードの上に並べられた銀のトロフィーに思い切った値段をつけました。
一件落着です。
港区高輪1丁目の、ほんとに静かな長閑な、M様宅を後にする事が出来ました。
M様本日は呼んで頂きまして、有難う御座いました。