秋の見えない暑さの中、【氷コップ】が売れました。

午後の一番暑いころ、店の前に見慣れた車が止まりました。
頭がますます薄くなってました。今日の太陽で輝いてます。
ゴルフ仲間のKさんが久しぶりに、顔を出してくれました。
腕は昔からシングル級。
偶に、ロックグラスとか、しゃれた飯茶わんとかを買ってくれます。
タクシーに乗ってかなりたちます。今日は明けだそうです。
近所のラーメン屋で、餃子を前に、生ビールを一杯。
「どう?最近景気は?」
私は会うたびに同じことを聞きます。
「いやー、未だ駄目だわっ」
いつもと同じ言葉が返ってきます。
暑さの御蔭か、一時忙しくても、相変わらず、夜が良くないとの事です。
夜だけ良くないなら羨ましい限りです。
こちらは、昼もさっぱりです。此の暑さでは。
うちの前の小さな四つ角、たまにはネコも通るんですが、ここのところ、人の姿はおろか、猫の子一匹通りません。
今日彼は、お盆休みに孫が田舎から出て来るので、何と無く、うちの店に寄りたくなったんだそうです。有りがたい事です。
何故か、この、氷コップを買ってくれたんです。

買って頂いた氷コップ

買って頂いた氷コップ

うちの店では中々、高価な物です。
「孫にアイスを食わすんだ。」
中々高尚な好みを持ってました、友人のKさん。
久しぶりと、有りがたさで、私も手持ちのウィスキーを一本サービスさせて頂きました。
喜んでくれました。笑った顔にしわが増えてました。
今日は南青山の方で、古い桐箪笥と、着物の買取の依頼が有りました。
丁重にお断りさせて頂きました。申し訳ありません。
今年は中々秋が見えません。