杉並区天沼で、【着物、反物】の買取、【結城紬でした】
長閑さがこぼれそうな緑の皇居、新年の準備は済んだのでしょうか。車からは塵一つ見えない青い空気の中を、ゆっくり動く人の群れ。外国人の姿が多いようです。
そんな、残り少ない今年の日曜日の昼下がり、祝田橋を左折して、車の流れのゆったりの、晴海通りへ。少し進むと、視界の左に、おびただしい人の群れ。確か、西新橋のチャンスセンターだと思います。
年末ジャンボを求める人の群れでした。
こんなに並ぶのって感じで人の群れです。私も、いつか並んだ記憶が有ります。然しこの人の数、とても並ぶ気にはなれません。ご苦労様です。
欲しいアイテムがあったが、お断りする
私は人の群れを後にして、三原橋を右折、昭和通り沿いの銀座7丁目の、9階建ての古いビルへ。あいにくお断りのケースでした。欲しいアイテムが有りましたが、エレベーターは8階まで、そのあと9階までは細い階段。かなりのお宝に出会えない限り、お断りするしか有りません。
帰り際、昭和通りから一本裏に入った、通りの寂しさが気になりました。今の日本の一場面を見ているようで。
東京都杉並区天沼で結城紬の反物を買取る
そんな銀座を後にして、向かった所は、杉並区の天沼。
三回目のお客様です。
そこで頂いたのが写真の着物反物。残念ながら評価には厳しい物ばかり。私達の業界にはおびただしい数の着物が出回ってます。それに一般の方の需要が追い付いてません。着物を必要とする方の絶対数が減っているんです。着物の場合、一点でも評価できる場合と、百点でも評価が難しい時が有ります。今回は後者の方でした。
その中で顔を覗かせていたのが、この古い結城紬の反物でした。惜しむらくは本結城で無い事です。
過去に様々な骨董品を引き取らせて頂いたお客様
こちらのY様からは、過去に、所謂、バブリーな品々を頂きました。とても豪華な外国製の木製の大きなデスクが残ってますが、私は引き取りをお断りしてます。次の人を探すのが難しそうで。
帰り際、玄関を見ると、下駄箱の上に年末ジャンボの宝くじが飾られてました。
ご多幸をお祈りいたします。
確か、かなり前、日本の景気がまだ良くなかった頃、宝くじが良く売れたと記憶してます。今の景気はそれに近づいて居るのでしょうか?今日はそんな一日でした。
銀座のK様、杉並のY様、有難う御座いました。