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新宿区四谷での、【香炉】、【古伊万里】の買取。

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昨日の、文京区本駒込のG様は、18年でした。
本日、新宿区の四谷2丁目でお会いした、私と同年輩に見える男性のK様は25年だという事です。頭が下がります。
ともに御両親を介護なさってるお時間の事です。
K様は私と同じ、母上だけとの事でした。
私とK様、しばし目と目を合わせて、どちらからとも無く、「何年生まれですか?」
2年私よりお若いとわかったK様、頭の先から、つま先まで、びっしりと詰まってました。
人生の重さと、時間の流れと、意地と自信と、それなりの疲れと。
こめかみの白さが何と無く私と似てます。然し、私よりはるかにたくましく見えました。
暫し、お互いの介護談義。
生きるも助けるも大変な世の中で認識の一致。
そんなK様のご依頼は、地下室に有る古い物を見て欲しいとの事でした。
私のチラシを目にして、何と無く整理をしたくなられたそうです。
階段を下りるとなんとなくひんやりとした地下室。

長い間物置で使われてたそうです。

裸電球に灯が灯りました。
時間がとまった世界に居た物たちが一斉に息を始めました。

古い火鉢、柱時計、花瓶、お椀、食器、座布団、日本人形などが、天井までぎっしりと積まれてました。
かわいそうな物がたくさん見えます。
幾ら眺めてもこれはと思われる物には出会えませんでした。残念ながら。

今日一日での整理は到底無理です。

取敢えず、今日、私に助けられたのが、写真の香炉とか、古伊万里の色絵の大鉢達でした。

この手の物達は、早く日の目を見せてあげねばなりません。

古伊万里の色絵大鉢

古伊万里の色絵大鉢

ややもすると、いつの日か、遠からず、世の中から忘れ去られるかもしれません。

古伊万里の色絵大鉢

古伊万里の色絵大鉢

今、日本の文化が、空気がそんな流れに変わってしまうような気がしてます。今日この頃。