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古い百科事典など古書を買取|渋谷区猿楽町にて古本の引き取り

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「名古屋から行くんだけどさ、何とかならない?」

電話口では聞きなれない名古屋弁がこだましてます。

昨年、お亡くなりになった叔母様の荷物を片付けてほしいとの事で、先週あたまにお問い合わせ頂いたこちらの案件。

今回のお客様、当店のリピーターのお客様の遠い親戚にあたるそうで、その方からのご紹介でした。

亡くなった叔母様が住まれていたお部屋の片づけ作業

そして、本日、名古屋から新幹線で東京に来られて、叔母様のお住まいがある渋谷区猿楽町の、旧山手通りから程なく喫茶店で待ち合わせ。

余談ですが、最近、50歳前後のお客様に良く呼ばれます。殆どが 遺品の整理です。

今日のS様もやはり50歳前後だとお見受けしました。

「ここも大分変わっちゃったわよねぇ~」

そんな昔の思い出話を皮切りに、亡くなった叔母様との思い出話を聞かせて頂きました。

「あっ、こんな雑談している場合じゃないんだ(笑)それでね、明日帰るんだけど、電話で話した通りそれまでに片づけて欲しいのよ」

そんなわけで、この喫茶店から歩いてほどなくのマンションへ。

築50年は超えているであろう古いマンション。

こちらの1室が叔母様のお住まいとの事。

古い百科事典や食器の買取査定

室内に入ると思っていた以上に煩雑な状況ではありません。生前の叔母様は綺麗好きだったとのお話も頷けます。

そのような状況も手伝って、片付け作業は割と早めに進みました。

片付け中はノリタケの古い食器、そして写真のような古い本が目につきました。

その中のひとつがこちらの百科事典。

比較的コンディションが良かったものの、現在のリユース市場のニーズにマッチせず、残念ながら買取は出来ません…。

しかしながら、長い間、日の目を見る事無く、押入れの奥に押し込まれて埃にまみれた様々な物達をこのまま放っておけません。

S様と、叔母様の生前の御趣味等をうかがいながら、他に残された食器を何点か、美術関係の書籍を段ボールに2箱程頂きながら、納得の金額で査定させて頂き、最終的な片付け費用に充てさせて頂きました。

2日にわたって行った叔母様のお部屋の片付け。

思ってもいないような思い出の品々もあり、ご依頼いただいたS様も大変喜んで頂きました。

「やっぱり木村さんに頼んで良かった。思い残すことなく名古屋に帰れるわ」

と一言。

最後に昨日 待ち合わせした喫茶店でS様の好きなコーヒーフロートにお付き合いしてから、渋谷駅までお見送りさせて頂きました。

「新幹線、コロナで凄く空いてるのよ。ある意味、快適かも(笑)」

という無邪気な笑顔を残して、
お別れました。

S様、そしてご紹介頂きご縁を作ってくださった中野区のT様、
この度はありがとうございました。

大切に遺品の整理をいたします

買入れ本舗では、あらゆる遺品、大切に買い取らせて頂きます。

量の多少にかかわらず、お電話お待ち申し上げます。

電話番号は、0120-5394-55です。

台東区谷中で【古本】の買取。【版画集】、【写真集】、【画集】、【古書】の買取
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久々の谷根千でした。

春一番の昨日から、まるで真冬に戻った今日の谷根千。

空模様に関係なく相変わらずの人出です。

今日お会いしました谷中2丁目のS様。
そうですねー、とてもお若い、気さくな奥様と言う感じ。

築50年は過ぎた3階建てのお住まいからのお引越しです。

とても気楽に一階から三階まで案内されました。

殆どの品物が仕分けされ、もし私の方で、評価できる物が有れば、御自由にどうぞと言う感じです。

一階の駐車場に無造作に積まれた段ボールの箱とビニールのごみ袋。
これはどうしますか?
それは全部ごみなの。
そこから見つけ出したのが、昭和33年の記の有る鉄瓶とか、純銀の銘々皿とか。
あと、玉川堂の茶筒とか。

一階のソファの上には、中古のブランドバッグとか古い香水達。
皆、私の好きなアイテム達です。

品揃えの最中の私の前に、本の入った重そうな段ボール箱を一つ抱えた男性の姿。
一瞬緊張しながら、「その箱はどうするんですか?」
「これ?、そこに捨てるの!」と駐車場の方へ。

【古本、古書の買取】

ちょっと待って下さいよ!

と、私が集めたのが写真の古本達。
写真集、版画集、画集とか結構面白い物が目に入ります。

古本、写真集、版画集

古本、写真集、版画集

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本を持参されたのが、こちらの御主人、S様でした。
全て要らないとの事。

昭和13年生まれのお元気そうな方でした。
殆どが父上の残されたものであり、御自分にはもう用の無いもので、すでに大量に処分なさってしまったとの事。

残念ながら言葉が有りません。
残った物から活かす物が有れば私に全て任すとノコト。

有りがたいお言葉です。

引っ越されて、那須に有る別送の方に移られるとの事です。
先程からけなげに、一生懸命動かれてる気さくな女性の方。
素晴らしい奥様ですねー
に、
奥さんじゃないんだよねー
の、
御返事。
私のヘルパーなんだよね。30年位。

私も沢山のヘルパーさんを知ってますが、これほど羨ましく思えるヘルパーさんは知りません。

今日は本当に、素晴らしい物たちを大変ありがたく頂いた上に、素晴らしい人たちとの出会いでした。

今日の株価とか、バズーカとかマイナス金利とかに、殆ど縁の無い世界にお住まいのS様、羨ましゅうございます。

久々の谷根千、又お邪魔したいと思います。
S様、有難う御座いました。

谷根千とは、谷中・根津・千駄木の頭文字をつなげたものである。