文京区千石での、不用品処分でした。

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文京区千石に有る、あるマンションの10階のベランダからはこんな感じでスカイツリーが眺められました。

このスカイツリーの見えるお部屋の、家具家財一式の整理処分をお願いされました。

嬉しいやら胸が熱くなるやら。

「私の叔母が、三枚のチラシを持っていて、この中から業者を選んで欲しいと言われて、その中から私が、貴方の所を選びました。」

姪御様のM様のお言葉でした。

事情は察して余りが有ります。

叔母さまと、姪御様に感謝しながら、この土曜と日曜、二日がかりで、一生懸命、作業をさせて頂きました。

不忍通りに面した交通の激しい所で、車の置き場所の工面でかなりの苦労が有りましたが、住民の方々、管理の方々の気持ちの良いご対応とご協力で、大きなトラブルも無く、無事に終了致しました。

私の見積もりでは、トラック3台の不用品のボリュームでしたが結局は、4台に余る量の処分となり、いつものように若いスタッフから、叱られたのが、唯一のトラブルでした。

整理前の様子

整理前の様子

整理後の様子

整理後の様子

整理前の様子

整理前の様子2

整理後の様子2

整理後の様子2

整理前の様子3

整理前の様子3

整理後の様子3

整理後の様子3

 

帰り際、回転寿司の食べ放題で何とか私の体面を守らせて頂きました。

あの場所からあのスカイツリーを眺める事はもう出来ないかも知れません。

当店のチラシを大事に取って置いて下さった、M様の叔母さま。

この度は私をお呼びいただき大変ありがとうございました。

是非再び健康になられて、あのスカイツリーを眺めて下さる事をお祈り致します。

豊島区南長崎での昭和の家具との出会い、玉川堂の銅薬缶の買取。

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嬉しくも有り、とても悔しい、豊島区、南長崎からのお電話でした。

「来てもらってもがっかりかもしれないけど、、、」

南長崎には、区に指定された古い木とか、古い建物が結構残ってます。

私も幼い頃、東長崎の駅前の映画館などで、楽しい時間を過ごしました。

そんな、駅から歩いて5分足らずの、築50年は経ってるだろうと思われる木造の一軒家の、何と無く年齢を感じさせる、H様からのお電話でした。

玄関の下駄箱の上には当店のチラシ。それも3年前の物と、10年前の物が2枚も。

10年前から、私に何かを頼もうと思ってたのかしら。

嬉しい限りです。

玄関をはいり、畳に足をやると、いわゆる昭和の家具がごろごろと。

然し、がっかりは、今日中に持って行けないかとの事。

車、人員の関係で、泣く泣く、お断りせざるを得ませんでした。

今日の今日では物理的に無理だったのです。

ダイヤガラスの本箱、足踏みミシン、丸テーブルに、欅の水屋、その他古いイス達。

皆私が好きな物たちでした。あきらめました。

ブリキのバケツに銅の洗面器、古いアイロン、その辺は、車に積めました。

頂いた中で、気に入ったのがこの玉川堂の、銅の薬缶です。

蓋の摘みが気に入りました。

玉川堂銅薬缶の銀摘み

玉川堂銅薬缶の銀摘み

あと、こんな物と出会いました。

第2回宝くじとあります。

1枚20円、一等が50万円でした。

第2回宝くじ

第2回宝くじ

この宝くじをお持ちのH様から、おじさんおじさんと呼ばれた事だけが腑に落ちませんでした。

とてもお忙しく、引っ越さなければならない様子の、H様、家具たちを助ける事が出来ずすいませんでした。私も残念です。
多分、電話一本にかなりのお時間がかかったんでは無いかと思われます。

物との出会いは、全て、縁だと、あきらめて居ります。

明日は、年末ジャンボを買いに行こうかなと思ってます。

 

港区浜松町での【骨董品の買取】。【蒔絵の硯箱】でした。

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今日は日本茶の温かさの有難味を味わせてくれた今年の暮れの初めての日でした。

朝から何と無く動きたくない、空は暗く風は冷たく、ほほには雨が落ちる、そんな月末の木曜日。

午後一番で、港区浜松町のN様に呼ばれてました。

昨日夕方のお電話のお声から何と無く感じるほのかな手ごたえ。体に鞭打つしか有りません。

銀座から品川、川崎、横浜に向かう、第一京浜沿いの、歴史を感じる、重厚な雰囲気の集合住宅の10階の一部屋に呼ばれました。

いつも苦労するのは車の留め場所。

値段を気にしながらやっとのことで一か所探し当て、お目当てのN様宅へ。

オートロックが有りません。

かなり歴史のある建物です。

玄関を開けて、御挨拶をし、お部屋をのぞくとかなり、古い品々が目に入りました。

80歳前後かと思われるN様、そのN様のおじい様が残されたものだそうです。

古さがわかります。こういう手合いが東京にまだ有る事が驚きであり、喜びです。

古い切手、絵葉書、古銭、茶道具などの中で私が最も高値を付けたのがこの硯箱でした。

龍の絵の硯箱

龍の絵の硯箱

虎の絵の硯箱

虎の絵の硯箱

蒔絵で描かれた龍と虎の絵がかなりのインパクトでした。

お孫さまが気に入ってて、手放したく無いと仰るのを必死のお願いで買取させて頂きました。

勿論、お孫さまが、うんと言って下さるようなお値段で。

支払を終え、荷物を運び終えても今日の天気はかなりの物でした。

いつもの汗が出ないんです。

最後に出された緑のお茶の温かさと、美味しさ。幸せでした。有難う御座いました。

知らぬ間に北の方から、白い便りの届く季節になってました。

横浜市南区での買取でした。ウェッジウッド、ノリタケ。

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鄙びた田舎に配られる鄙びた新聞の紙面より、更に鄙びた当店のホームページ。
責任者の私は常々そう思ってます。
制作を始めたのは12,3年前。
当時の営業マンの言葉を信じ、ホームページの重要さも価値も分からず制作を依頼。
かなりの製作費用を払う途中でその会社は倒産。
建売住宅を購入後、建築会社が倒産、いつまで経っても電気は付かず水は出ず。
正しくそれと同じ状況。ローン会社からの残債請求は、容赦無し。
何とか難関を潜り抜け今日に至っております。
今日、同業の多くは高層建築、高級御殿の様なホームページで営業を展開中。
そんな中、私の鄙びたホームページを訪れてくれる方、本当に有難うございます。
心から感謝致します。
その上、鄙びた庭の片隅まで目を通される方、本当に有難うございます。
例えば、当店のホームページの隅に見える”クーポン”。
例えれば庭の片隅の小さな花。
そんな小さな花に声を掛けて下さる方、ありがとうございます。
一生懸命お答え致します。
明日は巣鴨のY様にクーポンのお届けです。
今日は一日中、冷たい雨でした。
店は、開店休業。
何日か前、目にしていた真っ赤な紅葉も、あっという間に冷たい白い雨に。
今日は雨の中、横浜氏南区に行ってまいりました。
素敵な御夫婦でした。お住まいは東京千代田区です。
ここまで私を呼んで下さいました。感謝です。
素敵な物をたくさん譲って頂きました。その御報告はのちほど。

オールドノリタケシュガーポット

オールドノリタケシュガーポット

頂いた中に私の好きな芋の焼酎が一本、、、頂きながらの徒然暦です。

焼酎が回る前に本日は終わりに致します。

失礼いたしました。

本日は体調が芳しくなく、今日の暦は一部、昨年、私がアップしていたブログからのコピーでした。ごめんなさい。

あすから又頑張ります。

豊島区西池袋で、銀製品の買取。【銀の急須】を買いました。

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「私の息子が見つけたみたいなの。貴方のお店。」

「どうして私を呼んでくれたんですか?」

段ボールの中の食器をまさぐりながらの、私の問いに答えてくれた、若奥様の御答えでした。

店から車で5分足らず、豊島区西池袋の、ビルの5階の一つのお部屋の中でのお話です。

最初は9階のお部屋に呼ばれ、次は、8階のお部屋の前で待たされ、最後に連れて来られたのが5階のこのお部屋でした。

私達は、手ごたえを大事にします。

まずはお電話での手ごたえです。

おおよそは電話でのやり取りで察しがつきます。

後は、今日の仕事がうまくいくかどうかは、住所、お住まい、玄関、出迎えてくれた方、行くまでの道のりとか、色々、験を担いだり、色々想像したり、考えたり、感じたりしながら、思いを巡らせます。

今日のH様は、素敵な奥様でした。

何と無く、お義父様の品物の整理を任されているみたいです。勿論、元気なお義父様の。

このお部屋にはお義父様の品物が置かれていて、それを息子様である、御主人に、その整理を任されているようで。

奥様は全てを素早く整理なさりたいにも、色々、葛藤が有るようで。

こういう場合、私の目がいくら欲しがってもうかつには欲しがらないようにしてます。

後からあれは手放したくないとか、返してほしいとか、いろいろなケースが想像されます。

状況の確認が終わりました。奥様がどうなさりたいかもわかりました。幸い私の店からはすぐ近くです。何回かお邪魔するのは私は一向にかまいません。

取敢えず今日は、押し入れの隅に静かにたたずんでいた銀の急須をおひとつ、頂いて帰りました。

程良く黒ずんだ銀急須

程良く黒ずんだ銀急須

もしこれでお義父様のOKが出れば、その横に有った、硯箱とか、古い写真機とか、掛軸とかもお話が進むかもしれません。全てが相当長く置かれていた物たちです。

不用になった、食器や衣類等は、出来るだけ引き揚げました。格安処分です。
知らぬうちに私の体は又、汗だらけでした。

近いうち又、お顔を拝見できるお約束をし、手ごたえを大事にしながら、西池袋を後にしました。

何と無く息子様に感謝です。有難う御座いました。

港区西麻布の買取、【オールドグッチ】のバッグを買いました。

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この頃良く出会う二人連れ。

多分お母様と、その息子様。

最近、このカップリングで呼ばれる事がすくなくありません。

息子さんがうちの店を探し出しては、お母さんが呼んで下さる。

ここのところそういう事例が続いてます。

今日お呼ばれした港区西麻布のK様もそうでした。

息子様は40歳前後、お母様はそれに見合った、人生経験豊かそうな、お元気なお母様。

主にお父上の残された物を買わせて頂きました。

当時、人気が有り、今ではさほどではない、備前焼、九谷焼、有田の花瓶が主で、正直、思ったほどのお値段が出せませんでした。後は中国のお土産の掛軸が5点ほど。

お母さんが良ければ、私は構わないとの息子様の一言で商談は成立しました。

このパターンも最近多いパターンです。

私が喜んだのは、もう何かありませんかと言う事で、お母様が出して下さった、グッチのバッグです。

オールドグッチの、歴史が感じられる、結構綺麗な品物でした。

とてもきれいだったオールドグッチ

とてもきれいだったオールドグッチ

矢張り、お母様が宜しければ、私は構わないと仰る息子様のお言葉で、私の希望の金額で、頂いてまいりました。

古くて、もう使う事は無いと思っていたバッグが売れる事になり、お二人に喜んで頂きました。

仲の良さと言うか、とても安心感のある、西麻布の母子様でした。

お声を掛けて頂き、ありがとうございました。

 

 

川崎氏多摩区での買取。リオサンバとの出会い。

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台東区にお住まいのN様からのご依頼でした。

目的の場所は川崎市多摩区。

読売ランドが一番近い駅だそうです。私の店から40分ほどで着きました。

外観からお部屋の中まで、40年分の歴史と生活の跡がたっぷりと詰まった立派なお屋敷でした。

建て替えのための整理でお部屋に残された物の買取をお願いされました。

人が住まなくなってしばらくたってます。

過去のぬくもり、思いなどを丁寧に包みながら段ボールの箱が膨れてゆきます。

かなりの品物を頂きました。

掛軸、絵画、茶道具、着物、昭和の家具、ランプたち。
一度には積みきれずもう一度来なくてはなりません。

取敢えず私向きの品物が詰まった段ボール箱を10箱以上車に積むことに。

往生しました。

道路から玄関まで12段の立派な階段。更に二階までの階段。

私の肉体からは「ご主人様ご勘弁を!」の泣き声が聞こえます。

物の虜の私には聞こえません。

階段の降り口のバラの木の棘がしょっちゅう背中を引っ張ります。

何回か階段を滑りそうになりました。

私の額の余りの汗に奥様が冷たいサイダーを出して下さいました。

作業の後、庭を見せて頂きました。

綺麗なバラと椿が咲いてました。

建替えで無くなるそうです。

私は薔薇の名前はわかりません。

リオサンバ、ヘンリーフォンダ、アンネフランクの名のバラに出会えました。

リオサンバ

リオサンバ

アンネフランク

アンネフランク

 

 

先程の階段でのつらい上り下りを忘れました。

最後に椿の小さな鉢を助手席に乗せて素敵な川崎の町を後にしました。

 

 

千代田区一番町での【仏像の買取】。【弥勒菩薩半跏思惟像】の買取でした。

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30年位、こちらのお部屋に鎮座なさってたそうです。
父上が残された物だそうです。

一人では動かせず、一人助っ人を頼みました。

チョットひ弱なM君と、やっとのことで、4階のお部屋から、表まで連れ出すことが出来ました。

唐金の弥勒菩薩半跏思惟像です。

30年位前は、昭和60年でした。世間では、このようなものが飛ぶように売れてました。

今、こう言う物を欲しい人を探すのは至難の業です。

高さは約1メートル、重さは約90㎏位。

思索する半跏思惟像

思索する半跏思惟像

光背がなくなってました。

私を呼んで下さった、千代田区一番町の、T様、私の買取り金額に快く首を振って頂きました。

連れて行きたい人、募集中です。

 

新宿区四谷での、【香炉】、【古伊万里】の買取。

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昨日の、文京区本駒込のG様は、18年でした。
本日、新宿区の四谷2丁目でお会いした、私と同年輩に見える男性のK様は25年だという事です。頭が下がります。
ともに御両親を介護なさってるお時間の事です。
K様は私と同じ、母上だけとの事でした。
私とK様、しばし目と目を合わせて、どちらからとも無く、「何年生まれですか?」
2年私よりお若いとわかったK様、頭の先から、つま先まで、びっしりと詰まってました。
人生の重さと、時間の流れと、意地と自信と、それなりの疲れと。
こめかみの白さが何と無く私と似てます。然し、私よりはるかにたくましく見えました。
暫し、お互いの介護談義。
生きるも助けるも大変な世の中で認識の一致。
そんなK様のご依頼は、地下室に有る古い物を見て欲しいとの事でした。
私のチラシを目にして、何と無く整理をしたくなられたそうです。
階段を下りるとなんとなくひんやりとした地下室。

長い間物置で使われてたそうです。

裸電球に灯が灯りました。
時間がとまった世界に居た物たちが一斉に息を始めました。

古い火鉢、柱時計、花瓶、お椀、食器、座布団、日本人形などが、天井までぎっしりと積まれてました。
かわいそうな物がたくさん見えます。
幾ら眺めてもこれはと思われる物には出会えませんでした。残念ながら。

今日一日での整理は到底無理です。

取敢えず、今日、私に助けられたのが、写真の香炉とか、古伊万里の色絵の大鉢達でした。

この手の物達は、早く日の目を見せてあげねばなりません。

古伊万里の色絵大鉢

古伊万里の色絵大鉢

ややもすると、いつの日か、遠からず、世の中から忘れ去られるかもしれません。

古伊万里の色絵大鉢

古伊万里の色絵大鉢

今、日本の文化が、空気がそんな流れに変わってしまうような気がしてます。今日この頃。

 

豊島区長崎で骨董品の買取。【掛軸】と【長火鉢】。

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店の近所から、「骨董品買って下さい。」

女性のお客様からのお電話でした。

場所はすぐ近く、豊島区の長崎2丁目。

出されたのが写真の掛軸と長火鉢。

これらは最近は骨董品と呼ばれる事が少なくなりました。

最近は行き場の無い掛軸が増えてます。

長火鉢も行き場がせまくなってます。

長火鉢の買取

長火鉢の買取

欲しい人が少なくなってます。

暮が近いので、家の中を整理してたら物置から出てきたそうです。

「もう何か無いんですか?」

「昔はいっぱいあったんだけど、バブルがはじけた頃、うちの人が全部処分しちゃったの。」

大分昔の話になりました。

お歳は未だ、80前の方とお見受けしました。

足腰はしっかりなさってますが、少し耳が遠い御様子。

私も少し耳が弱いんです。

長居は無用の様な気がして、何と無く早めに切り上げさせていただきました。

切手が沢山残ってて、次に又呼んで下さるとの事。

この次は期待させて頂きます。

庭になってた赤い柿。

一枝頂きました。

渋いと思ってかじってみたら、ゴマがたっぷりの甘柿でした。

豊島区長崎のT様、有難う御座いました。