遺品整理中に見つけた戦前戦後・旧日本軍のお猪口(おちょこ)|東京都文京区の目白台にて不用品の買取

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本当に気まぐれな今年2月の天気。

14℃になったと思ったら、急に12月を思わせるような寒さになったり。
その温度差に体がついてきません(笑)

そんな肌寒い日の本日、久しぶりの汗だくでした。


文京区目白台にて遺品整理の依頼

文京区目白台、非常に閑静な住宅街にお住いのK様に呼ばれました。今月末の引っ越しの予定だそうです。

ただ、通常の引っ越しに伴う不用品の回収作業じゃありません。

数年前に他界された御父上の残された遺品も一緒に整理してほしいとのご要望も兼ねております。

半開きの押し入れの下の段、さらにその上の天袋に積まれた包装紙にくるまれたままの食器、グラスなどなど。私が期待していたものとはちょっとズレがあり、そのほとんど一般の家庭でも使用されている物ばかり・・。


戦前戦後・旧日本軍のお猪口(おちょこ)

かなり古い物も有ります。

その中で驚くほどの数で押し入れに収めれれていたのが

旧日本軍のお猪口(おちょこ)

戦前戦後・旧日本軍のお猪口(おちょこ)

私もこの手の品と出会うのは久しぶりなんですが、兵役を終えた旧日本軍の兵隊が、凱旋や無事な帰還を記念して友人などに配られたもの。

この手のアイテムを欲しがるコレクターも結構いらっしゃるんです。

なんでも御父上は歩兵として戦地に赴いたそうなんです。


独自の査定にて高額の買取

このお猪口の状態も欠けなどなくかなり良好です。

紙共箱傷はありますがかなりグッドなコンディション。記名こそございますが、査定の評価としてはまずます。

戦前戦後・旧日本軍のお猪口(おちょこ)

これ、持っていいっていいんですか?、と聞くと奥様も二つ返事で「いいですよ」とのこと。

かなり嬉しい出会いでした。


しかし、このお猪口以外にもかなりの量の食器あり、且つ、持って行ってというK様のご依頼で、私の体は汗びっしょりに。

奥様からも心配されるほどで、この2月の寒い時期に久しぶりに冷たい麦茶を頂きました。

そして駐禁の民間業者と戦いながらの必死の積み込み。

時間との戦いで精神的にも疲れた身体をいやすため、いつもの銭湯で水風呂の入る始末(笑)

文京区目白台のK様、本日は有難うございました。

英霊への感謝と平和の尊さ、そして日本人としての誇りを忘れない為にも大切に扱わせて頂きます。

遺品整理中に出会ったスコッチウィスキー【ボウモア1964・バイセンテナリー】|文京区小石川にて古酒の買取

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今日は思いのほか冷えました。
朝の天気予報にそっぽを向かれちゃったんでしょうか。

電気ストーブを付けながら、ここ最近忙しくてやり切れていなかった在庫品の整理中、文京区から一本の電話。

小石川の3丁目、白山通りから少し折れた所の、ちょっと曲がりくねった細い道。木製のフェンスでしっかりと囲まれた立派な二階建ての木造のお住いが、今回依頼を頂いたU様邸です。

「近くまで来たら携帯に電話をちょうだい」

そんなお約束をお問い合わせ頂いたときにしてました。

お電話すると、二階の出窓から笑顔の女性がこちらに手を振ってます。

「入ってもらっていいですよ」と、立派な門柱からなんとなく重そうな扉を開いてお客様宅の玄関に向かいました。

恐らく紅葉でしょうか、かなりの植栽が植えられてます。

後から聞いた話で、今回ご依頼をくださったU様の趣味がガーデニングとのことでした。


半地下の倉庫の整理・片付け

奥様、ちょうどお部屋の整理中でした。

私が来ることをモチベーションに急に思い立って掃除をスタートされたそうです。

「目的が無いと、ほら、なかなか掃除できないでしょ」

と笑顔で私を迎えてくださいました。

じゃあ、早速、とのことでご案内されたのが一階から繋がる半地下の倉庫。かなり狭い、裸電球がぷらーんと垂れ下がってる空間です。

中に入ると、あまり足の踏み場がなさそうです、何かを踏みつけながらの作業。

何度か足元を取られました。

 

「でね、この辺なんだけどさ、持ってける?」

 

半地下の倉庫に置かれたアルミの棚には、当時、亡くなったお父様が読んでらっしゃという本やお酒など所狭しと置かれてます。


世界美術全集と古い洋酒

まずは、棚に収められていた本からの整理。

「世界美術全集」が殆どを占めてます。

しかしお父様は東洋についてのご興味が色濃かったようで、東洋編ばかりでした。

一瞬の喜びも束の間、裸電球の光に本を照らしてみると、本にカビやらなんやらが付着して評価できるようなコンディションじゃありませんでした。

そして別の棚にはこれまた、所狭しと洋酒が30本くらい置かれてます。

胸を高鳴りを抑えつつ、持参した懐中電灯をここで使いました。

昭和60年前後の洋酒たちでした。

奥様曰く、そのほとんどがお中元、お歳暮、寒中見舞いに暑中見舞いなどの類だそうです。

御父上のお取引の上で頂いたものの、今日まで、30年前後の間、こちらでひそかに年月を重ねた物とのこと。

しかし、これだと評価出来る物が少ないのが現状なんです。


スコッチウィスキー【ボウモアバイセンテナリー】との出会い

そしてなんとか探し当てたのが此の一本。

スコッチウィスキー【ボウモアバイセンテナリー】

スコッチウィスキー【ボウモア1964・バイセンテナリー】

私の好きな1本とここで出会うとは。
コンディションも良さそうで、且つ、未開封でした。

未開封

このボウモアは古酒をコレクトするユーザーからは根強い人気を誇ってるんです。

ボウモアはその優雅で気品溢れる華やかな味わいから

「アイラウイスキーの女王」

と呼ばれ、広く親しまれています。

そして今回のボウモアはちょっとプレミアもの。

このウィスキーの製造元のボウモア蒸留所の創業開始200周年を記念して、1979年に限定製造されたウイスキーなんです。

1979年に限定製造されたウイスキー

その本数は全世界で24000本限定。

このボトルには

  • ノンヴィンテージのもの
  • 1964ヴィンテージ表記

のものがあるんですが、なんとヴィンテージ表記のもの

ヴィンテージ表記

またボトル自体も、丸みを帯びたハンドブラウンボトルと呼ばれるものと、四角張った角瓶と呼ばれるものの二種類があるんですが、今回は前者です。

これに出会えて一安心です。


独自の査定で高額買取

狭くて細い階段を何回往復したのかわかりません。

例のごとく、私の体は汗まみれ、最終的には長袖のTシャツ一枚という状態に(笑)。

今回の作業はおおよそ2時間くらいだったんですが、
別の部屋を片付け・整理中の奥様もちょっとだけ手伝って頂きました。

全ての作業が終わり、今回の引き取りに関する支払いを終えた後、奥様と茶の間で束の間の談笑。

奥様の好きなどら焼きと、ちょっと濃いめの緑茶が私を迎えてくれました。

そしてそれを飲み、更に汗をかきながら奥様のお話に聞き入りました。

帰り際、奥様から

「ありがとね!」

の一言。

車に乗り込み、バックミラーを見ると、
笑顔の奥様がまだ手を振って見送ってくれてました。

小石川にお住いのU様、この度は御父上の大事な遺品を引き取らせて頂きましてありがとうございました。

古い映画のパンフレット200枚との出会い|東京都千代田区一町番にて映画カタログの買取

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千代田区一番町にて不用品の片付け依頼

久々の一番町でした。

都内のど真ん中に位置する場所ながら、なんとなく喧騒から離れた感じ。

私の好きな場所のひとつです。

そして、ここ数日の真冬を思わせる陽気からちょっとだけ春の気配。
そう感じたのは目の前に広がる千鳥ヶ淵公園を眺めてです。

その先にある宮内庁を囲む木々が、なんとなく春の佇まいになりかけてるそんな感じがしました。


木造の戸建てお住いからのお引越し

今日お会いしました一番町のY様。

なんと言ったらいんでしょう、一言でいうとお若い。

それに尽きます。

そんな気さくな奥様、何と今年で77歳の”喜寿”とのこと。

そのお祝いを、先月、品川プリンスホテルで息子夫婦が主催し、親戚一同で祝ったそうなんです。

今回はその息子様から連絡があり、お母さまの引っ越し前の整理・片付けをお願いしたいとご依頼を頂戴しました。

その外観から推測するに、築50年以上は過ぎた2階建てのお住いからのお引越しです。

ファーストコンタクトは誰でも牽制するもんですが、奥様は非常に陽気で、なんとも気楽に一階から三階まで案内頂きました。


事前に仕分けされた不用品

中に入って驚いたのは、殆どの品物が仕分けされていたことです。

重いものもあったので、お一人でやられたんですか、と聞いてみると、

「息子夫婦に手伝ってもらったの」

とのこと。

几帳面さがにじみ出ている仕分け方で、わたしもちょっとびっくりです。

そんな中、もし私の方で評価できる物が有れば、どうぞ御自由に、そんな感じに見受けられます。

まずは一階の駐車場に無造作に積まれた段ボールの箱とビニールのごみ袋。
これはどうしますか?と聞くと、

 

「それは全部ごみなの。」

 

実はこの手の段ボールには意外な出会いがあるときがあるんです。ちょっとの期待を込めて中を拝見すると、ホントにゴミでした(笑)

一瞬拍子抜けし、本日の空模様とおなじようなどんよりとしたムードに。

そのような流れで、お住いの1階に移動し、更に物色させて頂きました。

しかし、期待とは裏腹に良い出会いがありませんでした。

その一回ののソファの上には、中古のブランドバッグとか古い香水達。

しかし、私好みのものがありません。


古い映画パンフレットとの出会い

古い映画のカタログ

ちょっと下を向いちゃうような雰囲気の中、2階に移動したところ、とある部屋の窓側においてある重そうな段ボール箱が2つ。

期待せず、覗き込んでみると、明るい笑みを浮かべた女性がコチラを見てます。

 

ん、高峰秀子?

24の瞳などのパンフレット

それは映画「二十四の瞳」の古い映画パンフレットでした。

そのほかにも、原節子や上原謙が出演していた映画「山の音」など、延べ200枚はあろうかというパンフレット。

山の音

ここにきて私のテンションもグッ上がったのは言うまでもありません。
野球で言うと9回2死満塁で、代打サヨナラホームランのような(笑)

1980年以前の映画のパンフレットがごっそりと収められてました。

ちなみに映画パンフレットっていくつの時代にもあるものなんですけど、映画カタログの中でも、ユーザを満足させるほどのものはごくわずか。

但し、1960年~1980年の映画であれば話は別なんです。

私と同年代くらいのコレクターであれば、すぐにでも欲しいという方もいますから。

こちらの殆どが、奥様の父上の残されたものだそうで、暇があれば映画を回るのが趣味だったそうです。

すると奥様が

 

「これゴミでしょ?」

 

なんと、木村さんが来なかったら捨てていたと奥様。

このパンフレットの山、私の好きな映画もあったりして、本来の評価よりちょっと高めに引き取らせて頂くことになりました。


この後Y様は、引っ越されて、逗子に移られるんだそうです。

「息子と一緒に暮らすんですよ」

長年住み慣れた寂しさを感じさせない、ちょっと子供のような無邪気な笑顔。

全ての作業が終わったら、海辺でゆっくりとお好きな本をお読みになるんだそうです。

昨今のAIやら仮想通貨やら、時代の大きなうねりがある中、あえてアナログなスタイルを貫く奥様、その生きざまを羨ましく思います。

「ご縁があたら逗子にも」

そんな言葉を頂き、Y様のお住いを後にしました。

逗子でも、奥様らしく健やかに、そして息子様夫婦と楽しく過ごされて下さい。

本日はお呼び頂き、ありがとうございました。

引っ越しに伴い古い切符・硬券との出会い|東京都千代田区富士見にて買取

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本日の都内は最高気温8℃。

昨日の温かさと今日の寒さとの、温度差が体に堪えます。

長年愛用しているストーブに手をやりながら、一昨日、Gさんから買わせて頂いた切手の仕分け中、携帯からいつもよりもなんとんかく甲高い着信音。

そして受話器から年配の女性の特徴的な声、聞き覚えがあります。

 

「こないだは、ありがとね。」

 

うちのチラシを見て、ご依頼をくださったMさまからのお電話でした。

去年の12月のクリスマス前だったかしら、千代田区富士見にお伺いして古い髪飾りやつまみ細工をお譲り頂いたんです。

御年70代の奥様だったんですが、今回は80歳になられた旦那様の押し入れの整理をして欲しいというご依頼。


千代田区富士見にて不用品の片付け

お伺いしたのは千代田富士見。

冬空の神田川を横目に、新見附橋の交差点を右折。そこから道なりに九段中等学校の交差点を左折した、細い道沿いにあった木造のお住い。

恐らく築年数は40年~50年と思われます。

ここは尋ねる度にタイムスリップする錯覚に陥るんです。たとえば、ちゃぶ台や茶箪笥。戦後の日本を象徴するような古いものが置いてあります。

今の時代は作業の効率化を図るあまり、パソコンなど周辺機器が多くなりがちな現代。それとは逆行するような佇まいになんとなく落ち着きを感じるお部屋。

そんな私をご夫婦が笑顔で迎えてくれました。

なんと明日、引っ越しのご予定なんだとか。

 

「最後に木村さんにお願いしたくてね」

 

そんな有難い言葉も頂きつつ、寒いでしょ、とご夫婦がお茶と和菓子を用意下さってました。

実はお住いの売却が決まり、ここからほどなくのマンションに越されるんだそうです。

そんな中、ボチボチと仕事へ。


押し入れの中の片付け

奥様がご案内下さった押し入れには、たくさんのモノ達で溢れてました。旦那様が使用されていたと思われる着物や雑貨など。また、古い美術本などが押し込まれてる状態でした。

正直、パッと見て買い取れるものはありそうにありません。


古い切符・硬券との出会い

古い切符・硬券

そんな中この寒さに身体を縮めながら、押し入れの奥の角にあった古い紙箱。

そこに入ってのが、古い切符・硬券たちです。

昭和35年~40年発行の使用済み切符でしょうか。東京近郊の切符が殆どで乗車券の他、入場券や急行券代用証などもあります。

戦前のものや国鉄時代の切符、入場券、などなど。

国鉄の古い切符など

キズ、濡れあと、ヤブレが若干見られます。


私なりの独自査定

それでも、私の事を呼んで下さったご夫婦の期待に応えたい一心で、なんとか査定額を出させて頂きました。

「ええですよ、それで」

との事。

スズメの涙ほどの金額でしたが、奥様・そして旦那様ともニコニコ顔。

その後、近くのコンビニから買われたホットコーヒーを飲みながらしばしの談笑。

私も気になってたことを聞きました、
それは「なぜ今のタイミングで」ということ。

「エンディングノートに、子供たちに迷惑はかけたくないって書いてたんですよ」

最近よく聞く単語です、このエンディングノート。

年齢も年齢で、万が一のことがあった場合のため、ある程度身軽にしたかったそうなんです。

わたしも他人事じゃない年齢です。

話を聞きながら現在に至るまでの準備、そして今後の健康の話などで花が咲いちゃいました。


コーヒーを飲み干し、帰りの身支度をしてご挨拶。

 

「また頼むから」

 

短く、だけど温かみのある言葉を頂戴し、富士見町を後にしました。

 

しかし、今日は寒いです。

ラジオではまた北陸での大雪の情報が流れてます。

そんな中、お呼び下さったかわいらしい笑顔のM様ご夫婦、新居でも健やかに、そして笑顔で過ごされて下さい。

本日も有難う御座いました。

アメリカ・イングラハム社製のダルマ時計との出会い|文京区千石で古い時計の買取回収

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文京区千石にて不用品の整理・片付けの依頼

「これから引越しなんですか?」

「そうなのよ。でね、そんな遠くない場所」

一連の電話のやり取りで伺うことになったH様のお住い。

文京区白石の白山通りから千石一丁目の交差点を右折し、ちょっと入り組んだ道沿いに佇む、おそらく築60年は経過している古い木造のアパートの2階にお邪魔してます。

今週の土・日に引っ越しのご予定で、不用品の処分、そして買えるものは買って欲しいというご依頼。

恐らく60は越えたかどうかの、元気な肌艶のよろしいH様にお出迎え頂きました。

今のお住いから、徒歩5分圏内にある、東洋女子高校付近にあるマンションに移られるんだそうです。

年齢も年齢なので、息子夫婦の配慮で一緒に生活することになったんだとか。

1月の中旬から、なんとか一人で整理しようとお考えだったらしいんですが、女性お一人での作業、当然のことながら苦労の多さはすぐに分かります。


古い家具の搬出や古本の整理・片付け

かなりのボリュームの不用品が有りました。

布団、衣類、アルバム類に古い家具。

また、本棚にはびっしりと本が詰まっている状態だったんで、重い本を箱に詰めるのが結構しんどいんはずです、特に女性には。

 

3時間ぐらいの作業でした。

 

2月のこの寒い時期に私のシャツは汗で肌に張り付いてます。
額から落ちる汗をなんどか持参したタオルで拭く始末。

本来なら、幾らかの手間賃を頂かなければならないケースかも知れないことを、喉元でグッと堪えながら(笑)

そして荷物を積み終え、「あの話」をしなくてはいけません。


イングラハム製のダルマ時計との出会い

作業の終盤に差し掛かったタイミングの時の話。

とある1室の押し入れから出てきた「ある物」との出会いです。

それは

イングラハム製のダルマ時計のこと。

アメリカ・イングラハム社製のダルマ時計

恐らく大正・昭和前期頃に製造されたものだと思います。

ダルマ時計とは振り子時計の事を意味するんです。
ガリレオ・ガリレイが発見した振り子の等時性を応用して作られた時計。

ダルマ時計の振り子

そして今回のイングラハムは家具職人としてスタートしたエリアス・イングラハムが会社を設立し、バラエティーに富んだ時計を世に広め人気を博したんです。

イングラハム社製

そしてこのような時計の場合って、「状態」が最重要視されるんです。

例えば、

  • 汚れ
  • ホコリ
  • 欠け
  • 割れ
  • ヤニ

など。

古時計の査定でこういった状態が少しでも見つかれば、確実にマイナス評価なんですが、そちらも最小限にとどまり、なかなか悪くないコンディション。

そんな出会いが先ほどあったんです。


お父様の遺品を独自の査定で買取

そこで、額の汗に手をやりながら、それとなく

「これってどうします?」

と、聞かせてい頂くと、

「これね、私の父ちゃんのやつなんです」

数年前に亡くなられた、父上の遺品だそうです。

動いていませんが、買えば結構な品物だと思います。それなりに頑張り、本日私が支払い可能な金額を申し上げました。

すると、私の一連の片付けの作業を気に入ってくださったようで、あんたなら持ってってもいいよ、なんて粋な言葉を頂戴しました。


帰り際にしばしの休憩

作業も終え、帰り支度をしていると、

「ちょっと、お茶でも飲んでいきな」

とこれまた粋な計らい。

葛飾柴又で購入された、とらやの芋羊羹と温かい緑茶を飲みながらしばしの一服。

話を伺ってると、お父様が亡くなった後、介護疲れと心労でちょっとお身体の調子が悪くなったんだとか。それを心配した息子夫婦の気遣いだったんだそうです、今回の引っ越しは。

奥様の御健勝、御長寿、ご家族様のご健闘お祈りいたします。

ダルマ時計、大切にさせて頂きます。
有難う御座いました。