手塚治虫の鉄腕アトム・ブラックジャックなどのセル画像|東京都台東区浅草でセルの買取
台東区浅草で不用品の片付け・処分の依頼
時折クラックションの鳴り響く、昭和通り。
年末が迫ってるからでしょうか、ドライバーもお急ぎのご様子。
昭和通りから西浅草方面に左折し、言門通りへ。この道を道なりに進み、西浅草三丁目の交差点を少し行った所に、今回ご依頼を頂いたE様のお住いのアパートがありました。
ちなみに私事なんですが、浅草方面での仕事って結構多いんです、何故か。
このコースは何回走ったか数えきれないくらいですね。
今日は年末ってこともあって、早めに店を出たんですけど予定の時間より早く到着しました。
そこは木造の古いアパート。
恐らく私の見立てでは、築44~5年はいってるんじゃないかなと。
ちなみにこちらのアパート、年明け早々に解体が始まるんだそうです。昭和の名残ある建物だけに、ちょっぴり寂しいような、そんな感覚になります。
古本などの片付け・処分
少々早目の到来を告げ、うちのホームページをご覧下さったE様のお部屋のインタフォンをプッシュ。
出迎えて下さったのは、いかにも恰幅の良い旦那様です。
軽く世間話をし、私の見立てが当たってました、このアパート築45年を過ぎてるんだそうです。いわゆる土地開発の関係で、この後立派な建物が出来るんだそうです。
話もほどほどに、さっそく処分されたいとおっしゃっていた山積みになった古本の処分に入ります。
E様からは、古い学術書などもあるなんて聞いてたんですが、
それはほんのチョットで且つコンディションがかなり厳しい状況。
さらに、ほかの大量の本も日が当たって、色が変色してしまってます。
1時間以上物色しましたが何にも出て来ません。
わたしの考えてたものが・・。
手塚治虫のセル画像の買取
そんな重苦しいムードの中、本と本の間にいくつかのクリアファイルを発見。そこに収まっていたのがこの鉄腕アトム・ブラックジャックなどのセル画像です。
十数枚はありますが、ちょっとしたメモや色の変色はあります。
「おれ、昔ね、手塚プロとちょっと関係があってね」
そこから30分、昔勤務されていた出版会社のお話や、
手塚先生とおしゃべりされた話を聞かせて頂きました。
手塚治虫のセル画像だったんで、おっと思ったんですが、なんとも言えない感じです。
セル画像は難しくて、背景などがあり有名なシーンなら査定が良いんです。一部しか描かれていないセル画は更に厳しいんです。
また、集めている方は限られるので、
保存状態が良くなければ値がつかないことも・・。
「これ、ほんの気持ちしかならかいけど、良いですか?」
すると旦那様は二つ返事で、持って行っていいとのことですんなり頂戴することに。
最終的にはかなりのボリュームだった古本の処分費から、査定分を差し引かせてもらったんですが、旦那さまもセル画像のことより、部屋が整理されたことにお喜びのご様子でした。
大量の本と共に、アトムとブラックジャックを助手席に乗せて、
ありがたく頂戴して帰りました。
事務所に戻って、このくらいのコンディションでも行けるかどうか、
チェックしましたけど中には欲しがる方も多いのが分かりました。
一見、有名な作家の物でも、どれだけそれを欲しがる人がいるかで、評価がガラッと変わってしまうのが私達の世界です。
台東区浅草のE様、有難う御座いました。