納屋の片付け・整理に伴う寛永通宝など古銭の買取|練馬区大泉にて不用品の片付け・整理

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練馬区大泉で古銭の買取をしました。

まだコロナ全盛だった去年の今頃、
津軽三味線を売って頂いた農家のお客様にお声がけ頂いてます。

「あれからなかなか片付けが進まなくて…。ちょっとずつ整理してるのよ」

一昨年に旦那様が旅立たれ、なかなか心の整理がつかず、整理できていないとは以前お伺いしてました。

今回は整理しきれていない納屋の片付けと、買い取れるものがあったらとの事でお声がけ頂いてます。

農家ということで納屋の中は雑然としていましたが、親戚の方の助力もあり以前よりも片付いているように感じられました。

しかしながら、農具や庭仕事の道具がたくさんあったので、
思っている以上に探索が苦戦することに…。

寛永通宝など古銭の買取

汗をかきかき置いてあるものを丁寧に仕分け、値段が付きそうなアイテムを探しましたが、今回は殆ど買取できそうな骨董品の類は見当たりませんでした。

しいてあげるとすれば写真の古銭でしょうか。

大きい布袋に入っており持ってみると、重さからいうと1,000枚から1,500枚ほどで、中を出してみると寛永通宝でした。

しかしながら量が多かったものの、
古くて状態があまり良くありません…。

余談ですが、この手の古銭は状態により査定価格が変動が大きいアイテムのひとつ。更に、寛永通宝は古銭の中でも流通数が多く、それほど高い希少価値がありません。

そんな諸々の事情もあり、残念ながら金額以上で高くは買えないのです。

「ちょっと落ち着いたら和胡弓や茶道具も見てほしいからまたお声がけします」

とおっしゃるので、今日は殆ど儲けなしでの買取となりました(笑)

A様、次は宜しくお願い致しますね!

不用品処分や遺品整理ならお任せ下さい

買入れ本舗では、買取が可能なものは積極的に一生懸命に買わせて頂きます。

長年培った遺品の整理、買取りの経験をどうぞご利用ください。どんなことでもご相談ください、お電話お待ちいたしております。

電話番号は、0120-5394-55です。

古い時代の外国紙幣などをまとめて買取|渋谷区恵比寿にて古銭などの不用品買取

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渋谷区恵比寿にて、亡くなったご両親の遺品整理、および買取のお手伝いをいたしました。

閑静な住宅地のお宅での査定に、私自身少し場違いな感じがするほどの場所。

「生前、旅行が趣味だった両親だったので思い出の品がこんなに沢山。なかなか捨てるに忍びなくて木村さんに来てもらったんです」

ご案内頂いたお部屋は本棚というか書斎というか、とにかく本だらけのお部屋。

お父様、生前は某小学校の校長先生だったとの事です。

おびただしい本の数。更には海外で購入されたと思われる民芸品がいたるところに置いてありました。

しかしながら査定するには厳しいアイテムが殆ど。

それでも呼んでいただいたご恩に報いるため、いくつかの工芸品、そして写真の外国紙幣を買いました。

「こんなもので買ってもらえるんだ」

現行紙幣でないので評価はむずかしいものの、額面にして数万円で交換させて頂きました。

まだこれ以外にも、有るかも知れないという事です。

私もそう思います。

また是非呼んでほしいものです。

渋谷区恵比寿のA様、有難う御座いました。

大切に遺品の整理をいたします

買入れ本舗では、あらゆる遺品、大切に買い取らせて頂きます。

量の多少にかかわらず、お電話お待ち申し上げます。

電話番号は、0120-5394-55です。

「旭日竜 大型 50銭銀貨」など古銭をまとめて買取|東京都文京区本駒込にて古銭の買取

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お会いしてすぐに思わず聞いちゃいました、
年齢を。

「何歳に見える、わたし?」

なんてよくある返しをされながら失礼は承知のうえでいくつかの年齢を挙げてみましたが、なかなか命中しません。

じれったくなったお母様が溜まりかねて教えてくれた年齢がなんと90歳。

実年齢と見た目がここまで差があるケースは極めて稀なことで、えーっ、ウソでしょう!、と失礼ながら口をついてしまいました(笑)

そんな奥様から連絡を頂戴したのが先週末の事。

「亡くなった夫の遺品を整理していてね、もう必要のない物を整理したい」

とのことで本日御呼ばれしました。

旭日竜 50銭銀貨

いくつかのコレクション品と古いキセルなどに目を通しましたが、中古市場で価値があるものが残念ながら少なく、思うような金額を提示できません。

そんな中、「これは幾らかになるの?」と出されたのが、こちらの写真の銀貨や古銭たちでした。

その中には非常に程度の良い旭日竜 50銭銀貨も。

旭日竜 大型 50銭銀貨

私もお年を聞いた以上、タダでは帰れないので、
出来る限りの金額で買い取らせて頂きました。

一連のやり取りが終わると茶の間へご案内頂き、目が覚めるほど濃厚な緑茶を淹れて頂きました。

また、日本茶おいしいんです。
お茶菓子までつけて頂いて。

ここ最近の新型コロナの影響で殆ど外出しておらず、お母様の楽しみである喫茶店のおしゃべりも出来なくて寂しかったんだそうです。

結果的に、査定の時間より私との世間話の方が長くなってしまいました(笑)

お母様、古い木造アパートの2階の奥にあるお部屋にお一人でお住まいでした。少し私も考えさせられました、ここでお一人で生活されてる現実に‥。

しかし、90歳にしてそのバイタリティーすごさは見習わなければいけません。

別れ際「また何かあったら呼んでもいい?」なんて嬉しい言葉も頂戴しました。

文京区本郷の若々しいお母様、この度は呼んでくれてありがとうございました!

お互いに再会できるまで、健康であり続けましょう!

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シート切手とバラの切手をまとめて買取|台東区浅草にて亡くなったお母様の遺品整理

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台東区浅くの千束通り沿い、ちょうど1週間前の水曜日。

満開だったサクラが徐々に散り始めた頃、去年亡くなった母上の遺品を整理したいと言うご依頼で、御見積りにお伺いさせて頂いたA様。

今日の午前中にお電話が有り
「お願いします」と一言。

更にサクラが散り寂しくなった千束通りの桜並木を横目に、この時期にしては風の冷たい今日の午後、再びお邪魔をさせていただきました。

《古い切手の買取》

前回伺ったときのこと。

是非、譲ってほしいと申し入れた切手があったんですが、ご家族でご相談の末に手放してもOKとの事で、本日頂く事になりました。

バラの切手

しかし、何枚かの中国切手は他の方に譲ってしまったそうです‥。

ややテンションが下がったとはいえ、私たちの中でも欲しがる人の多いアイテムの一つです。

前回申し上げておいたこちらの価格で、
気持ちよくお譲り下さいました。

今回はかなりの枚数が有ります。

ちなみにバラの切ってもありましたが、このような状態でも我々は買取させてもらってます。

ある意味、今日は嬉しい買い物でした。

帰り際の千束通り。

冷たい風にあおられてサクラの花は更に少なくなり、コロナの影響で人通りも殆どありません。

そんな寂しすぎる街並みを横目に、楽しみにしていた花見も流行り病の影響により無くなったことを思い出しました。

「いつも通りの生活に、いつ戻るのかなぁ‥」

そんなことを小声でつぶやきつつ、千束を後にしました。

台東区千束のAさま、この度は呼んで頂きありがとうございました。

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引っ越しに伴い古い切符・硬券との出会い|東京都千代田区富士見にて買取

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本日の都内は最高気温8℃。

昨日の温かさと今日の寒さとの、温度差が体に堪えます。

長年愛用しているストーブに手をやりながら、一昨日、Gさんから買わせて頂いた切手の仕分け中、携帯からいつもよりもなんとんかく甲高い着信音。

そして受話器から年配の女性の特徴的な声、聞き覚えがあります。

 

「こないだは、ありがとね。」

 

うちのチラシを見て、ご依頼をくださったMさまからのお電話でした。

去年の12月のクリスマス前だったかしら、千代田区富士見にお伺いして古い髪飾りやつまみ細工をお譲り頂いたんです。

御年70代の奥様だったんですが、今回は80歳になられた旦那様の押し入れの整理をして欲しいというご依頼。


千代田区富士見にて不用品の片付け

お伺いしたのは千代田富士見。

冬空の神田川を横目に、新見附橋の交差点を右折。そこから道なりに九段中等学校の交差点を左折した、細い道沿いにあった木造のお住い。

恐らく築年数は40年~50年と思われます。

ここは尋ねる度にタイムスリップする錯覚に陥るんです。たとえば、ちゃぶ台や茶箪笥。戦後の日本を象徴するような古いものが置いてあります。

今の時代は作業の効率化を図るあまり、パソコンなど周辺機器が多くなりがちな現代。それとは逆行するような佇まいになんとなく落ち着きを感じるお部屋。

そんな私をご夫婦が笑顔で迎えてくれました。

なんと明日、引っ越しのご予定なんだとか。

 

「最後に木村さんにお願いしたくてね」

 

そんな有難い言葉も頂きつつ、寒いでしょ、とご夫婦がお茶と和菓子を用意下さってました。

実はお住いの売却が決まり、ここからほどなくのマンションに越されるんだそうです。

そんな中、ボチボチと仕事へ。


押し入れの中の片付け

奥様がご案内下さった押し入れには、たくさんのモノ達で溢れてました。旦那様が使用されていたと思われる着物や雑貨など。また、古い美術本などが押し込まれてる状態でした。

正直、パッと見て買い取れるものはありそうにありません。


古い切符・硬券との出会い

古い切符・硬券

そんな中この寒さに身体を縮めながら、押し入れの奥の角にあった古い紙箱。

そこに入ってのが、古い切符・硬券たちです。

昭和35年~40年発行の使用済み切符でしょうか。東京近郊の切符が殆どで乗車券の他、入場券や急行券代用証などもあります。

戦前のものや国鉄時代の切符、入場券、などなど。

国鉄の古い切符など

キズ、濡れあと、ヤブレが若干見られます。


私なりの独自査定

それでも、私の事を呼んで下さったご夫婦の期待に応えたい一心で、なんとか査定額を出させて頂きました。

「ええですよ、それで」

との事。

スズメの涙ほどの金額でしたが、奥様・そして旦那様ともニコニコ顔。

その後、近くのコンビニから買われたホットコーヒーを飲みながらしばしの談笑。

私も気になってたことを聞きました、
それは「なぜ今のタイミングで」ということ。

「エンディングノートに、子供たちに迷惑はかけたくないって書いてたんですよ」

最近よく聞く単語です、このエンディングノート。

年齢も年齢で、万が一のことがあった場合のため、ある程度身軽にしたかったそうなんです。

わたしも他人事じゃない年齢です。

話を聞きながら現在に至るまでの準備、そして今後の健康の話などで花が咲いちゃいました。


コーヒーを飲み干し、帰りの身支度をしてご挨拶。

 

「また頼むから」

 

短く、だけど温かみのある言葉を頂戴し、富士見町を後にしました。

 

しかし、今日は寒いです。

ラジオではまた北陸での大雪の情報が流れてます。

そんな中、お呼び下さったかわいらしい笑顔のM様ご夫婦、新居でも健やかに、そして笑顔で過ごされて下さい。

本日も有難う御座いました。

戦前ドイツの旧紙幣「マルク」を引き取り|千代田区紀尾井町の古い解体前のビルにて

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車の混雑する、ちょっとドライバー泣かせの新宿通り。

少しイラつく気持ちを、沿道沿いの紅葉がかった並木が、はやる私の気持ちを落ち着かせてくれました。

今日は用あって新大久保から、四ツ谷を経由して千代田区の紀尾井町へ。
このルートは過去何度も走っている、いわばお決まりのコース。

それでも、紀尾井町までは予想より時間がかかってしまいました。年末特有の、道路工事が車の流れを悪くしてるようです。

早めに新大久保を出て正解でした。
お目当てのお客様宅にはお約束の時間ちょうどに到着。


解体前の古いビルにて不用品の回収

ホッと一息つき、お声を掛けて頂いたH様のお宅のインタフォンをプッシュ。

出迎えて下さったのは、少しやせ目の、メガネの似合うお父様でした。

玄関でちょっとお話を聞かせてもらったんですけど、なんでもお父様が所有されているビルの売却が決まり、建物の解体が始まるんだそうです。

その後、お父様がお出しくださった緑茶を飲み干し、
さっそく各お部屋を拝見させて頂きました。

恐らく、2時間半以上は物色したでしょうか。

残念ながら私の思っている物は何にも出て来ません、私が出会いたい物たちが。
期待していただけに、ちょっとモチベーションが下がり気味に(笑)


ドイツの旧紙幣「マルク」との出会い

仕方なしにお茶を頂きながら、昔趣味でやっていた乗馬の古いアルバムを拝見させて頂きました。乗馬で馬と共に走っている若かりしお父様の写真がほとんど。

その中で、とあるお札がフィルムに挟まってます。

ドイツの旧紙幣「マルク」でした。

マルク紙幣

最初は記念のつもりでとっておいたらしいんですが、途中忘れてそのままにされていたそうです。

ちなみに、ドイツマルクの硬貨と紙幣は2002年に市場から回収されていて、すでに流通はしていません。少なくともドイツに行けば、中央銀行でユーロに交換は出来ますが。

折り目のあるお札もあれば、ピン札も混じってます。

マルク紙幣

「これしか無いですよね?」

いくら探してもこれぐらいしかないだろうというお答え。

それでも、口コミを見てうちの事を選んで下さったお気持ちに応え、ありがたく頂戴することに。

今回のマルク紙幣は、使用されてたか、未使用かでかなり評価が変わってくる代物です。それでも気持ち高めの査定をさせてもらいました。

U様には、大変恐縮だったんですが

「なにか目ぼしい物に出会ったら連絡頂下さい」

と最後にお願いして。

 

帰りの新宿通り。

 

夕日が当たってか先ほど見た沿道の木が、さらに赤くなってました。
早いもので、師走が目の前に来てますね。

紀尾井町の、メガネの似合うU様、今日は有難う御座いました。

不用品の処分中に出会った古銭や「東京オリンピック」の記念貨幣との出会い|東京都文京区にて買取と処分

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今年に入り、スポーツ界ではいわゆる

「パイオニアの引退」が相次いでます。

最近だと、フィギュアスケートの浅田真央ちゃん、女子ゴルフの宮里藍選手なんかがあまりにも有名ですよね。

わたし、どちらの選手も好きなんです。

だって引退会見なんか見ていても、スポーツマンシップに溢れていて、それでいて潔い。引退に至った経緯を責任にもせず、単純に力不足と言い切る姿勢に、ちょっとした「武士道」の精神を垣間見えたような。

だめですね、年を重ねるとこんなことでも涙もろくなる(笑)

いずれにしても瞳を閉じれば、両選手ともにピークを迎えてた頃のハイライトが鮮明に思い出す事が出来る稀有な存在。

これからも彼女たちをテレビで見ればその頃の思い出が蘇るんでしょう。

 

それは人間だけでなくて物でもそうです。
今日、そう思わせてくれる懐かさにあふれた出会いがあったんです。


遺品整理に伴う不用品処分の依頼

そんな出会いのきっかけは、先週の土曜日の夕方。

この時期特有の鮮明な青空から、地平線に日が落ちかけた何とも言えない「色合い」を眺めているときに、携帯が鳴りました。

「亡くなった祖父の、遺品の片づけをお願いしたい」

そんな内容の電話でした。

少し急がれているような、なんとなくそような印象。なんでも、お電話いただいた方の祖父が最近お亡くなりになり、遺品の整理・片付け中なんだとか。

物量もかなりあるとお見受けしました。

というのも整理をされてからすでに2週間が経過してるとのこと。そうなんです、遺品物の整理・片付けは少なからずとも「感情・思い入れ」が介入してくるんです。

過去にも数多くのこのような案件を見てきましたが、ほとんどの方がこのような状態になります。わたしたちは、そのような方と一緒に仕事するときは

「単なる片付けではなく、故人と向き合いながら心も整理する」

そんな意識を持ちながらこれまでお手伝いしてきました。


アジサイが咲く、小石川での作業

アジサイの花

場所は、文京区の小石川。

白山通りから丸の内線の「後楽園駅」方面に向かい、お目当てのお客様宅へ。

目の前に「善光寺」というお寺さんがひっそりとあります。黒い喪服を着てるご家族が歩いてましたが、おそらく法事でしょうか。お子様が着慣れない服を着て、兄弟とじゃれあってます。

そんな様子を見ながら、カーナビが示す目的地にたどり着きました。

お庭には綺麗なアジサイの花が「どうだ」言わんばかりに咲き乱れてます。

 

「先日はお電話でありがとうございました」

お電話での声とのギャップに驚きました。お付いた雰囲気の声だったので、40代くらいかなと思っていたんですが、まだ30代で亡くなった方のお孫さんでした。

買入本舗のことはチラシを見て知ったそうです。

さっそく、お部屋にご案内頂き、亡くなったおじいさまのお部屋へ案内頂きました。

畳の和室。

遺品整理

畳の、あの独特の香りが鼻いっぱいに広がり、なんとなく懐かしいような。そんな感情に見舞われました。お部屋は段ボール箱などがおいてあり、おっしゃっていた通り作業の途中のようです。

「押し入れや、タンスなんかはまだ手を入れてないんです」

そんなお話を聞きながら、まずは途中で止まっていた段ボールを拝見させて頂きました。よく要領をわきまえており、処分するものと、また今後残していく判別がしっかりと出来てました。


昭和の古銭と記念貨幣との遭遇

東京オリンピック記念貨幣東京オリンピック記念貨幣

作業の中盤に差し掛かり、押し入れの中を整理していたとき、クッキーなどお菓子を入れるアルミ箱がひっそりと置いてあります。
持ち上げると、クッキーのそれとはまったく異なる重さ。

「ジャリ、ジャリ」

おもむろにその箱を持ち上げたときに、こんな音がしました。直観的にコインか何かかと思い蓋を開けてみると、綺麗に分別されたコインが現れました。

「昭和の古銭」、
そしてひと際目立っていたのが東京オリンピックの記念貨幣。

見た瞬間に、パッと記憶がよみがえりました。
幼少のとき、開会式をみて衝撃を受けたあのパレードが、鮮明に。記憶のフラッシュバックにより手が止まってました。

なにより、驚いたのは保管状態。

おじいさまがかなり大事になさってたんでしょう。コンディション的にも過去最高クラスの状態とお見受けしました。

古銭そのものの価値と、記念硬貨のプレミアもあるのでかなりの価値があります。

特に、記念貨幣は、日本で初の記念硬貨となった第18回夏季オリンピック東京大会のコイン。

初の民間委託による製造や初の1000円銀貨の発行など、初づくしのこの記念コインはその後の貨幣収集ブームのきっかけともなり、1000円銀貨は一時期2万円を超える高値にまでなるという人気相場をつくったんです

日本の経済発展の象徴といえる歴史的価値の高い硬貨。

この出会いは、わたし個人の2020年の東京オリンピックへの架け橋なんでしょうか(笑)そんな運命的な出会いもありましたが、メインは遺品の整理。


想いでの品を買取させて頂きました。

昭和の古銭

作業も順調に進み、無事おじいさまの部屋を片付けることができました。

そして、あの古銭と記念貨幣はというと。

おじいさまの想いでの品ではあるんでけど、残しておいても‥とのことで今回わたくしの方で買取らせて頂きました。

「おじいさまの、オリンピックの記憶、大切に預からせて頂きます」

お礼をして頭を下げたとき、額から汗がしたたりました。
それを見たお孫さんがタオルをくださいました。

「いえ、助かりました。誰かに背中を押してもらわないとたぶん進まなかったと思うんで」

そんな感謝の言葉を頂き、お客様のお宅を出ると、先ほどのアジサイがこちらを見てました。

わたしが、浅田真央ちゃん、宮里藍ちゃん、そして今日であった記念貨幣を見たときに思い出が蘇るように、この花をみて何かの想いでがよみがえる方もいるんでしょうね。

「物より思い出」

そんな言葉が一時はやりましたが、はたしてそうなんでしょうかね。
物にだって思い出はいっぱりありますよ。

わたしの中で、2017年6月12日も良き思い出となりました。
K様、この度は買入本舗をご用命頂いたこと、感謝申し上げます。

文京区小石川の遺品整理で、中国切手の買取

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文京区小石川、播磨坂の近くで

丁度、1週間前の火曜日。
桜の咲き誇る頃、父上の遺品を整理したいと言うご依頼で、御見積りにお伺いした、文京区、小石川の播磨坂のお近くのA様。
今日の昼近く、お電話が有りました。お待ちしてました。 🙂
寂しくなった、桜並木を横目に、風の冷たい今日の午後、再び、お邪魔をさせていただきました。

中国切手の買取

前回、是非、譲ってほしいと申し入れた中国の切手が有りまして、ご家族でご相談の末、手放してもOKとの事で、本日頂く事になりました。

 

中国切手の買取

中国切手の買取

何枚かはご家族の手に渡ってしまったそうです。
一時の熱気が冷めたとはいえ、私たちの中でも結構欲しがる人の多いアイテムの一つです。

前回は確か、古い着物とか、二階の本棚から、かなりの書籍の整理のお手伝いをさせて頂きました。
前回申し上げておいたこちらの価格で、気持ちよくお譲り下さいました。
前回と同じような、爽やかな対応をして頂きまして誠に有難うございました。
かなりの枚数が有ります。今日は嬉しい買い物でした。

桜には可愛そうな今日の冷たい風でしたが、お蔭さまで私は、心地よく小石川の播磨坂を後にする事が出来ました。

先週の桜の一場面です。

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豊島区千早での切手の買取。【手彫切手】、【竜文切手】、【竜銭切手。

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「あんた、何とかバーグ?って知ってるでしょう?」

「へっ?、何バーグですか?」

「あたしも良く知らないけどさー、何か、30幾つで、何兆円も寄付をするんだって言うじゃない?」

手元の埃だらけの古い雑誌、本達を段ボールの箱に詰めている私には、何兆円とかいう話は、一瞬、現実を忘れるのには十分な言葉でした。

12月の寒さにもかかわらず額からさみしい汗を流しながら手袋を外している私を見ながら、鎌倉彫の丸盆に乗った、お茶と、どら焼きを一つ私に差し出しながら、千早町のK様が、私の前に立ってました。温かい日射しです。今日は。

お盆の上には何とかバーグでも有るのかと思いながら、温かいお茶を頂きながらお話を伺うと、御自身は、今年75歳で、30代の息子様がお二人いて、そのうちのどちらかの子が、最近娘をもうけて、何か、お祝でもと言う時、何と無く、その息子様から、そんなお話を聞いたとの事でした。

私も良くはわかりませんが、フェイスブックか何かの、創始者の、なんとかザッカ―バーグと言う人の話の様な気がしました。

「私も歳でしょっ!もう決心したのよ。この世には私とは余りにもかけ離れた世界が有る事を。」

私も最近、彼に娘が生まれ、私財の5兆円を寄付に回すというような話を目にしました。

それと今日のご依頼がどんな関係が有るのか?

今私は、K様のお宅…私の店から歩いて5分ほどの、豊島区千早町のとても静かな一軒家にいます。

そこで、庭の隅に有るプレハブの物置の中身の整理をしております。

かなり時間の経った、6畳ほどのごく普通の、プレハブの物置です。

奥の方には完璧に古い洋服箪笥、横には桐のタンス、前には布張りの昭和のソファ、手前に来ると箱に入った本の山、物置には小さな窓が有りガラスが掛けてます。濡れた着物が完全に炭素化してました。

K様は、この状態を、半分は永遠にほっておくつもりだったらしいんですけど、何故か急に、片付ける気になったらしいんです。

それが何とかバーグに関してなのか、私にはわかりません。

「私、中の物全部要らないので、貴方、何とかして下さい。片付けたいのよ。」

何とかして下さいと言われましても、私が長年やってきた経験からいえば、間違い無くかなりの費用がかかります。

金額の方は御相談と言う事で、開かなくなったドアを開け、クモの巣を払いながら、何箱かの本の処理が終わった頃、K様の、バーグのお話でした。

お茶を頂きながら、御主人と一代で、昭和の荒波、平成の山々を一生懸命超えて来られたお話を伺いました。

納得でした。最もでした。私も身にしみます。

御主人に先立たれての寂しさも伺いました。

息子様への泣き言は一つも有りませんでした。安心いたしました。

今日はかなり時間がかるのを覚悟しました。

お茶を頂いた後、物置の片隅の、ぼろぼろになった茶色の、革の旅行鞄から、私が見つけたのがこの古い切手達でした。

他にも古い切手、古い絵葉書等が有りましたが、全て、水を吸ってて駄目でした。
残念でなりません。汗が涙になりました。

汗と涙の中から私の目の前に現れたのが、この古い手彫りの切手。

ぎりぎり助かってました。

K様にお見せしました。

私はもうみんな要らないので、貴方にお任せします。のお言葉。

有りがたく、大切に頂いてまいりました。

明治初期の手彫切手。竜文切手、竜銭切手でした。

かなり古い物ですが、残念なことに全て、薄紙に糊づけされてました。

30銭切手

30銭切手

500文竜文切手

500文竜文切手

一銭竜銭切手

一銭竜銭切手

半銭竜銭切手

半銭竜銭切手

これで、処分の費用が賄えればと思います。

ザッカ―バーグの住む世界とははるか離れた、豊島区千早町でのささやかな幸せとの出会いでした。

 

渋谷区西原で古銭の買取。【鳳凰の百円硬貨】、【オリンピック千円硬貨】

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「私って幾つに見えます?」

沸騰したポットのお湯で、萩のお茶碗にお茶を注ぎながら、今日のお客様、Y様が、突然私に尋ねました。
茶ダンスの中の銀色の急須に見とれていた私は、一瞬、びっくりして、Y様の御顔を見返し、目と目が合いました。
今年一番寒そうな11月2日の雨の中、渋谷区西原のとても静かな、かなり古い建物にお住まいの、Y様に呼ばれました。
この界隈、とても好きな所です。静かさが好きです。
新しい建物の中に、古さをこめた家々がまばらに点在してます。
今日の冷たい雨、西原の静かさを再認識いたしました。

要件を伺いました。
建物を売却処分なさるそうです。
近いうち。
建物は叔母さまの物だったそうです。
それ以上詳しい事は私達は関知致しません。

古い家に住んでる自分がどう見えるのか私に確認したいそうなんです。
Y様。褐色の肌と黒い髪、十分お若い女性です。

これは私の業務外ですが、Y様の目元の可愛さに、私もついガードが甘くなり、「35,6才ですか?」

「私、45なのっ!」
こんな感じの楽しいやり取りが有りました。
本日の渋谷区西原のY様のお宅。
御茶をお替わりさせていただきました。

然し私が買える物は殆ど有りませんでした。

家具は古すぎて痛みがひどすぎます。

古くて良い物は既に叔母さまが処分なさったとの事。

やっと見つけたのがこの硬貨達。

先程の茶ダンスの引き出しの奥で私を待っててくれました。

鳳凰の百円硬貨とオリンピックの千円硬貨です。

他にも有りましたが取敢えず私が欲しいのはこれだけでした。

額面より多少プラスの数字で気持ち良く頂いてまいりました。

私の周りに、この手の物を欲しがる仲間が居るのです。

然し、出来ればこういう物たちは早めに手放して処分なさった方がよろしいかと思います。

今後の値上がり等は当分、望めません。

何故か私を呼んで頂いた渋谷区西原の、素敵なY様、本日はありがとうございました。