新青梅から小平へ、和家具の買取
夏はすぐそこというような青空に誘われて、今日は新青梅街道を西へ。
石神井から西東京に入り、小金井街道を左に折れて、小平へ。
和食器の買取を依頼されました。
依頼主のT様に有った瞬間から、何か告げたい言葉が有ったんですが中々見つかりません。
20年以上こちらで和食のお店をやってこられたそうです。
食器はT様のポリシーの表現そのまま、素晴らしい物たちでしたが、私達、業者が買取するには難しい物ばかり。
食器の買取はお断りして、結局今日連れて帰ったのがこの和家具たちでした。
難しいんです。
私の価格の提示はかなり安いんですが、私の中ではそうではなく、さらに、T様の中ではかなりショッキングな数字なんですが、私の提示はそれ以上は困難で、しかし、T様は、すんなりOKをしてくれました。
好きな人にはお宝でも、そうでない人には何でも無い物。
そういう物の買取は難しいんです。
然し今日のT様は私の提示にすんなりOK。
後ろでギシギシ音立てる家具と一緒に、新青梅街道を走りながら、思い出しました。
何かT様に言い残した事を。
T様、そっくりなんです、イチローに。
これから新しい世界に飛び込むとのこと。
素晴らしいですね。その情熱と根性。
イチローにそっくりのT様、今日は呼んで頂きましてありがとうございました。
頑張って下さい。
帰り際の新青梅で、けなげに赤を振りまく一輪のバラに出会いました。