埼玉県、朝霞市に有りました。銀の薬缶。
今日は埼玉県の朝霞に来ています。
店の近所の不動産屋さんの、懇意にしている営業のYさんから、「余りいい物は無いと思うけど行ってみる?」と勧められたのが今日のお客様です。
朝霞の市役所の近くの、青い生垣の、庭が砂利引きの平屋の古いお宅でした。
旦那さんは80くらいの、小柄な方で、座敷の座イスに座ったままで、玄関に出られた奥様に事情をお話しすると、奥から持ってこられたのがこの銀の薬缶でした。
いずれお住まいをYさんに頼んで、整理する予定だそうです。これも、もう要らないとのことす。たぶん、囲炉裏に掛けられて、普段使いで、使われてたと思います。
煤で変色し、純銀の刻印を探すのに苦労しました。
昔納屋だった所に古い本雑誌とかが山の様に有ったらしいですが、資源ごみですべて出されてしまったとの事でした。
この薬缶も近々、処分するところだったそうです。
着物が有りましたが、殆ど資源ごみの類です。
男物の大島の綺麗なところを5,6着探して、殆ど薬缶の分としてお代を差し上げると、こんなにもらえるの?と、ほほに両手をあて、大げさなくらい、喜んでくれました。
私も喜んで荷物を車に積み込み、雨の朝霞を後にしました。
Yさんと、朝霞のM様御夫婦、本日は有難う御座いました。