新宿区牛込【贈答品】の買取。【毛布】、【肌掛け】【シーツ】に【タオル】。
新宿区牛込での買取
今日、私を迎えて下さったのは、顔中が年輪の様な、何とも年季の入った、和食屋の旦那様、W様でした。
場所は新宿の牛込。
お店をたたむので、店内の備品、食器等の、買取の御依頼でした。
とてもおしゃれなお店です。造作にもかなりの費用が掛けられたお店です。
お店をたたむ理由は、御自分の年齢のせいではなく、折からの、ちっとも上向かない景気に、苦汁の決断を下されたからだそうです。
店内を眺めさせて頂きました。
残念ながら、厨房機器備品、食器等は当店での買取はほぼ無理でした。
余りにも時間が経ち過ぎて。
最近の市中には製造1,2年から、2,3年の程度の良い厨房器具等が数多く流通しております。すぐに閉めてしまう店も多いのでは無いでしょうか。
良く磨かれた黒のカウンターの奥にはキープされた焼酎の瓶達。私の好きな芋だらけでした。
カウンターの上で語られた数々の物語。
カウンタ-を彩った数々の料理。
顔に刻まれた年輪に秘められた、ご主人様の悲喜こもごも。
25年ほど前の開店だそうです。途中楽しい景色にも出会ったそうです。
早稲田のキャンバスからは遠からず、周りには江戸川橋、神楽坂、間もなく訪れる桜の春には多くの人が足を運ぶ、歴史の古い牛込の街。
こちらで25年もお店をやって来られても、店をたたまなければならない、今の世の現実。
贈答品の買取
最後に店の奥から出されたのがこの贈答品の数々。
開店当初から何故かこういう物を沢山頂き、消費しきれなかったようです。
邪魔なので何とかしてほしいとの事。
まさか私も、ここで、毛布布団に出会うとは思いませんでしたが、一生懸命買わさせて頂きました。
支払の途中、わずかなお札を眺めながら、「私らには株がいくらだとか、金利が幾らだとかいうよりは、昔のように、お客がいっぱい来てくれるような景気が欲しいんだよねー」
私もまったく同感です。
私が好きだった、北大塚のタラちりの美味しい和食屋さんも最近店を閉めました。
行きたいお店が減って困っております。
どこからかかすかに聞こえる、景気の良い話とは裏腹に、最近ここにきて目にする、耳にする、余り景気の良くない話達。
株価の話
店のテレビでは、株価が15,000円を切ったとの報道をしてました。
株価?10,000円でも30,000円でもいいんです。
実態の景気が良ければ。
新宿牛込のW様、本日はお呼びいただき有難う御座いました。