投稿

中軒鷺宮で、【花瓶の買取】、【韓国人間国宝安東五】の花瓶の買取

, ,

朝の、店への道のりの途中に、3本の百日紅が有ります。
それぞれ大きさと色の違う。
今朝の冷たい雨に、3本とも、散り急ぐようにピンクの花びらが地面にいっぱいです。
しばらく見えなくなった夏の太陽、冷たい雨に自分の今年の務めの終わりがわかるように。
晩夏のというか、初秋のというか、自然の気ままな移り変わりにはいつも感心します。

小雨の中、中野区鷺宮の静かな住宅街のT様に呼ばれました。
お庭の片隅にやはり、百日紅が一本。
来月自宅の売却の予定で、室内の不用品を処分してほしいとのことです。
1階2階での五つの部屋には、生活が止まったままの家財がぎっしりです。
涼しくなった自然に感謝しながら、費用の交渉です。
かなりの金額が見込まれ、折り合いまでもう少しというところで、今日のお話は終わりました。

こんな感じの室内です

こんな感じの室内です

 

室内の状況2

室内の状況2

次にお会いする日を決めながら、2階の押し入れから出てきたのがこの花瓶たちです。
韓国の人間国宝、安東五の物でした。

安 東五の花瓶

安 東五の花瓶

ご本人は必要ないとおっしゃいます。
その通りだと思います。
一時この手の物達にも人気のあった時代が有りましたが、今では見向いてくれる人が少なくなるばかりです。
気持ちよく買い取らせて頂きました。
帰りの道にも相変わらず窓にあたる冷たい雨。
碧い空と、熱い太陽に恋しさの募る今年の夏の終わりの一日でした。

豊島区長崎の【花瓶の買取】、【加藤釥】の黒釉蝶紋花瓶。

, ,

あっと言う間に、長袖だらけの今日の街。
自転車のペダルを踏みながら、整形外科に向かう道のりの今日の風景です。
空には、台風から流れた灰色の雲の塊、いつ降ってもおかしくない、今日の空模様。
病院の待合で待ってる間、後ろから数を数えてみました。
8割ぐらいは、台風の空と似た灰入りの髪。
完璧に今年の夏の終わりを感じさせてくれる今年最後の8月の火曜日の風景でした。
いつものリハビリを終わり、薬を頂き、午後からお約束の、豊島区長崎のF様の下に向かいました。
西武線椎名町駅のすぐそばです。

売却で、9月中に家財全ての整理をなさるそうです。
良くお店に見えてくれます。
歳は私より幾分お若い、男性の方です。
お部屋の中を一通り拝見、かなり古い木造のお住まいです。
天井から降りるガラスの照明に、幾つか気をひかれる物が有りました。
御庭には頭の無い石灯籠とか、焼き物の割れた水がめとか。
プレハブの物置が有りました。
やっとのこと開けてみたら棚の一番下から、この加藤釥の黒釉の蝶紋花瓶が出て来ました。

加藤釥の花瓶の買取

加藤釥の花瓶

御本人も御不用とのこと。
最近この手の物を欲しがる方が少なくなりました。
他に有った物は何年か前に全て売却処分をなさったとの事。
今まで残しておくよりは賢明な御判断だったと思います。
一つだけでしたが頂くことになりました。

お部屋に戻り頂いた、温かいコーヒー。
奥のお部屋には主人のいない介護ベッドが一つ。
買取が出来る物とそのお値段、買取が出来ない物とその処分費用。
時間が有りますのでゆっくりと検討して頂くことになりました。
食器棚に古い洋食器が有りました。
マイセンとかコペンハーゲンとか、バカラのグラスとか、これらが高く評価出来れば、お互いにいい条件になりそうな、そんな豊島区長崎の出会いでした。
何とか頑張りたいと思います。
豊島区長崎のF様、本日はお呼びいただきまして誠に有難うございました。