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遺品整理で見つかった掛け軸など骨董品の買取|東京都練馬区石神井町にて不用品の片付け・整理

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昨日まで全く気付いてませんでした、
女子サッカーワールドカップのこと。

ここ最近はあまりテレビを見る機会が少なかったので、インターネットで自分に偏ったニュースを見ていたからかもしれません。

スマホが普及する昨今、情報化時代の過渡期といえど、幅広い視点で情報をチェックしなければこのように流れに乗り損ねることを肌身で感じる一幕。

練馬区石神井町にて遺品整理に伴う骨董品買取

余談はさておき、本日は、当店が配布しているチラシをご覧になったお客様からのご依頼で、練馬区石神井町に来ております。

情報化時代の流れを感じつつも、当店に連絡頂く方の中でチラシの率はまだ高い状況なのは何の因果なのか…。

お伺いしたF様宅は、
矢張築60年以上の戸建て住宅。

石神井池を背景にひっそりとした佇まいは、幾多の時代を乗り越えてきた趣を感じずにはいられません。

「うちの亡くなった兄の自宅を解体することになったの。親戚にもお願いしてそれなりに片付けはしたんだけどね」

そのような事情もあり、室内は殆ど片付けられている状態でした。

本来であれば段ボール箱にして、
およそ40箱ぐらいは有ったそうです

「殆ど持って行ってもらったの、〇〇〇OFFさんに」

「どんな本だったんですか?」

「私は良く分らないけどね、うちのお父さんは学校で美術を教えていたから」

私が来る前に沢山の本があったそうです。

私も本が好きだと、
言おうと思ってやめました。

どの時代になっても、思い出のある物に出会うのは至難の業。こればっかりは全て縁だと割り切るしかありません。

掛け軸の買取査定

「それより、こんな掛け軸は売れるかしら?」

現実に引き戻されて、
私を呼んでいただいた本題に入ります。

最近、掛け軸ほどお値段の提示が難しくなった物はありません。

残念ながら、今日目にした物もその類でした。

共箱(ともばこ)や、識箱(しきばこ)と呼ばれる鑑定書代わりになる箱が揃ってましたが、案の定、シミだらけでした。

多少有名人の作品もありましたが、日焼けやシミがあるとどうしても価値が下がってしまいます。

そのあたりの評価を鑑みて評価をお伝えしたところ、何とか喜んでいただけるお値段だったようで、

「今日は上のウナギが食べれるわ!」

とお喜びのご様子。

喜んで頂いた練馬区石神井町のF様、この度はお声がけいただきありがとうございました。

不用品処分や遺品整理ならお任せ下さい

買入れ本舗では、様々な事情の不用品処分・遺品の整理のお手伝いをさせて頂いております。

買取が可能なものは積極的に、一生懸命に買わせて頂きます。

長年培った、遺品の整理、買取りの経験をどうぞご利用ください。どんなことでもご相談ください、お電話お待ちいたしております。

電話番号は、0120-5394-55です。

引っ越しに伴う古い人形など買取|東京都渋谷区広尾にて不用品の片付け・整理

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容赦なく照りつける太陽光線を浴びつつ、軽い渋滞を起こしていた明治通りを右折。

日本赤十字大学方面に向かう道すがら、
目線の先に蜃気楼のようなモヤッとした感じが本日の暑さを物語ります。

車内の外気温度計は38度をマーク。

ここまで暑くなることが分かっていれば、今日の不用品片付けの依頼は別の日にリスケジュールしたことでしょう。

渋谷区広尾にて引っ越しに伴う不用品の整理と買取

本日の仕事場は渋谷区広尾の閑静な住宅街。

「今月末に引っ越し予定なの。出来れば早めに来てほしいのだけど」

とのお電話を先週頂戴し、出来る限り前倒しの予定をご提案し、M様との日時の折り合いが付き作業を承ることになりました。

お伺いしたのは、恐らく築年数が40年近く経っていると思われる中背のマンション。付近に高層マンションが囲まれていることも影響して、なんとなく小さく見えるのは目の錯覚でしょう。

さて、お出迎え頂いたのは70代くらいと思われるご夫婦です。

室内は引っ越し間近を思わせるように大きいサイズの段ボールなどが準備されていて、ご夫婦が忙しく室内を移動している状態でした。

「あっちに持っていかれないけど、捨てるのが忍びないものをお譲りしたいと思いまして」

額に汗を浮かべながら旦那様が私にペットボトルのお茶をご用意下さり、しばしの談笑。

「元々は群馬県の出身でね。縁あって親戚が所有していた空き家をリフォームして住むことにしたんです」

とのこと。

30年以上住まわれていたお住まいという事で、先月から片付けを進めているものの、なかなか進まない事もあって私に声をかけて下さったそうです。

それ以上は詳しいことは聞かずに必要の無い物の中で、お値段の付きそうな物達を頂くことになりました。

家具や食器を中心に民芸品や雑貨など。

割と状態は良かったのですが、そこまで歴史が古いアイテムではなく査定が渋めになってしまうのは致し方ありません。

リカちゃん人形やバービー人形との出会い

そんな中で私の興味がそそられたのが、奥様が趣味で集められていたという昔の人形たちです。

バービー人形やリカちゃん人形などが数多く揃ってました。

しかも上々のコンディション。

とても綺麗な状態だったので、
恐らく早い段階で欲しい人が現れそうな気がします。

他にも贈答品など頂きましたが、殆どこの人形のお値段の割合を占める買取となりました。

「あっちは全国でも有数の酷暑地域だけど、それでもこっち(東京)よりも全然涼しいからね。あとは緑が綺麗!」

不用品の整理に目星がつき、お代をお渡ししながら引っ越し後のライフスタイルをお話されるご夫婦がとても幸せそうに見え、この暑さで上昇していた体温が少し和らいだ感じがしました。

無事に買取が終わり、荷台に品物を積み込んでから運転席に入るや否や、そこはもはやサウナ状態に。

その瞬間今日の予定が決まりました。

行きつけの銭湯で汗を流し、うまいビールを飲むと心に決めて渋谷区広尾のM様邸を後にしました。

不用品処分や遺品整理ならお任せ下さい

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リチャードジノリ・カポディモンテなどの食器を買取|千代田区平河町にて断捨離に伴うお部屋の整理

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梅雨が本格化する中で、
湿度70%越えの日々‥。

こうなってくると仕事への熱意が削ぎ落される感覚に陥ります‥。

これから少なくとも1ヵ月はジメついた日々が続き、その後、本格的な夏が到来していよいよい暑さとの闘い。

それはまさに自分との闘い、
歳との闘いなんです。

今日の千代田区平河町にお住いのM様との買取現場も、額から流れ落ちる汗をふきふき暑さに負けそうな場面が多々ありました。

断捨離に伴う不用品の出張買取依頼

ちなにみ私の共通の知り合いから「電話番号聞きました」との事で連絡を頂いたのが一昨日のこと。

「青山の知り合いに聞いたのよ」

との事で、以前 私が遺品整理を行った青山にお住いの方からのご紹介でした。

M様は40年ほど自分で喫茶店を営んでいたそうで、今回のコロナショックの影響で惜しまれつつ店を閉めることになったんだそうです。

今回は残った食器などを今のお住いに運んだので見てほしいとのご依頼で、これを期に断捨離をされたいとのことでした。

リチャードジノリ・カポディモンテの食器

そんな中、殆どごちゃごちゃの食器棚の奥から見つけたのがこのリチャードジノリ、そしてカポディモンテの食器たちでした。

リチャードジノリ・カポディモンテの食器

私の好きなアイテムです。

喫茶店をやっていただけあって他にも目ぼしい食器がいくつかあり、私なりに頑張って買取させて頂いたのは言うまでもありません。

ついつい私も食器たちに見入ってしまい、時計をみると予定よりも大幅に時間をオーバー。

コインパーキングの料金が気になり始めたところで慌ててお暇させて頂くことに‥。

ご紹介頂いたお客様に感謝しながら、奮発し過ぎた値段で買ってしまったことをちょっぴり後悔しつつ、平河町を後にしました。

お呼び下さったM様、この度は呼んで頂きありがとうございました。

お部屋の断捨離に伴う不用品の出張買取ならお任せ下さい

買入れ本舗では、断捨離などお部屋の片付けに伴う出張買取の実績が豊富です。

買取が可能なものは積極的に、
一生懸命に買わせて頂きます。

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どんなことでもご相談ください、お電話お待ちいたしております。

電話番号は、0120-5394-55です。

永田金吾の油絵「バラ」の買取|豊島区東池袋にてトランクルームの整理

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先月の末、いくつかの骨董品を買わせて頂きました東池袋にお住いのA様から再びお声がかかったのが昨日のこと。

春日通り沿いに見る沿道の街路樹は新緑につつまれ、知らぬ間に本格的な夏の到来を感じさせるには十分でした。

程よく吹く風になびく枝葉を見るとなんとなく気持ちが落ちきます。

春日通りを大塚駅方面に折れると、そこは池袋周辺にしては少し落ち着いた街並みに変貌を遂げます。

そこに佇む古い木造二階建てのお住い。
こちらが再度呼んで頂いたA様邸です。

インターフォンを押すと「木村さん?待ってたよ!」と元気ハツラツなお声。

”元気な母ちゃん”と形容しても差し支えないようなバイタリティをお持ちのA様。今もなお、趣味で声楽を楽しんでらっしゃるとのこと。

年齢は私よりも上にも関わらず、まったく実年齢を感じさせないオーラを纏ってます。

「ごめんね、また呼ぶことになっちゃって。それで、この絵なんだけどやっぱり手放すことにしたの」

前回はトンランクルームの整理でお伺いして、不要になった骨董品をお譲り頂きましたが、今回は違うものとのこと。

永田金吾の油絵「バラ」

そこで今回私を迎えてくれたのがこちらの作品。

永田金吾の油絵で「バラ」という絵画です。
お父上の遺品とのこと。

バラ

小ぶりな絵画ですが、一瞬、
見とれました。

彼の作品には渓流や山など、自然の豊かさを独特のタッチで描くものが多く、非常に引き込まれる絵画が多いんです。

状態を確認してみると額に細かなキズ・汚れがありますが、キャンバスの非常に良い状態とお見受けしました。

あまり見つめ過ぎると、「あなた大丈夫?」と言われちゃいそうなので、私なりに奮発して査定させて頂きお譲り頂きました。

「持っておこうと思ったけど、木村さんだったらいいかなと思ってさ!」

屈託のない笑顔に、こちらも自然にスマイルが出ちゃいます。

お互いにコロナには気を付けよう、そんな話をして東池袋を後にしました。

気持ちよく私にお譲り下さった、
A様、有難う御座いました。

遺品整理・生前整理に伴う不用品の出張買取ならお任せ下さい

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中国の掛け軸などを買取|東京都世田谷区池尻にて遺品の買取

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世田谷区池尻にて遺品の買取。

『父の遺品が有るんですけど。』

という依頼を受けまして、本日は世田谷区の池尻まで行ってまいりました。

大手デベロッパー系の、築50年になろうとする古い大型のマンションの4階でした。こういうところは、管理がうるさい割には用件を述べると往々にして無料で車がおけます。

非常に助かります。

私を呼んで下さったご夫婦は60歳半ばの、大変風格のあるK様ご夫婦でした。

この方たちが遺品と仰るにはかなり古い物に間違いありません。

その中で、父上が遺されたという、古い掛軸を頂きました。

最近、掛け軸の評価は芳しくありません。

今日頂いたものもほとんどが、裸で、かなり傷んでました。

中国掛軸の買取

中国の掛軸

中国の掛軸

ご本人たちも、あまり頓着が無さそうでしたが、12、3本の中に傷んではいますが、中国の軸が3本ほど入ってました。

あまり高名ではなさそうですが、巷ではまだまだ中国の物に人気が有ります。

頓着の無かったご夫婦には想外の金額だったかもしれません。

気持ちよくお支払いを済ませることが出来ました。

他に益子の焼き物、シャガールのリトグラフ、ヘレンドの洋食器等を、買わせて頂きました。

世田谷池尻のK様、本日は有難うございました。

遺品の整理や買取のことならご相談ください

買入れ本舗は、東京都内、東京近郊で、様々な、遺品の買取、整理に力を入れております。

掛軸や、焼き物、絵画、古い食器など、思わぬ値段がつくことが少なくありません。

お電話お待ち申し上げます。

電話番号は0120-5394-55です。

レオナールビュッフェのリトグラフなど絵画の買取|東京都台東区の蔵前でトランクルームの整理

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台東区蔵前でのトランクルームの整理

昨年の暮れに、千代田区の九段下で、大量の和食器をお売り頂いたM様からの依頼です。

蔵前のトランクルームの荷物を整理なさりたいとの事。

前回と同じく、和食器や花瓶や着物、絵画などが大切に保管されていました。

考えた挙句の決断だそうです。
私もその決断には賛成です。

世の中にあらゆる品物が溢れている今日この頃、物によっては長く保管するのもどうかなという物が少なくありません。

荷物の中から、きちんと包装された絵画が何点か出てきました。

当時、昭和の終わりころ、かなりのお値段で購入されたと思います。

レオナールビュッフェのリトグラフなど絵画の買取

ビュッフェのサイン

ビュッフェのサイン

ビュッフェのリトグラフ、北村巌の油絵、吉沢照子の日本画などが現れました。

ビュッフェのヨットの作品。

右下には鉛筆書きのビュッフェのサインが見えます。今でも好きな人が多い作者です。

気持ちの整理の済んだM様、頑張って私が提示したお値段で心地よく譲って頂きました。

有難うございます。

セキュリティーの効いた、トランクルームの建物からの荷物の搬出は結構時間がかかります。

チョット、春に近づいた今日の天気。

額から落ちる汗が、台車の上の、ビュッフェに落ちないように必死です。

九段下のM様、今日は素敵なもの達を有難うございました。

トランクルームなどのレンタル倉庫などの整理・片付けはお任せ下さい

買入れ本舗では、トランクルームの整理、片付け、不用品の整理買取などを積極的に行っております。
ご相談ください。

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不用品の整理中に出会った今右衛門・柿右衛門の皿|新宿区牛込神楽坂にて陶器の買取

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新目白通りを直進して、江戸川橋の交差点を右折、そのまま真っすぐ牛込天神町の交差点まで走り、小細い道をつたった古い木造の一軒家。

なんとなく、昭和の雰囲気が漂う庭を通り、インターフォンをプッシュ。
お出迎え頂いたのは、もしかすると私と同級生かなと思われる素敵な奥様でした。

「あの、失礼ですけどお生まれはいつ頃ですか?」

失礼も承知で勇気を出して尋ねてみました。

今回のお客様、新宿区牛込神楽坂にお住いのS様。昭和19年7月のお生まれだそうです。

私のカンだと、恐らくお一人暮らしのご様子とお見受けします。

年齢も73歳になり、なんとなく身の回りの整理を始めたいと言う事で、部屋の整理をして欲しいとの事。


古い本と半地下の倉庫の整理

10年前に亡くなられた5歳年上の旦那様が、所有されていた

  • 古典文学全集
  • バース著作集
  • 加藤周一著作集

など、その他にも本棚にびっしりと詰まった本の整理からのスタート。

この手の本は、正直私も、到底欲しいとは言えそうもない品物達ですが・・。
そのほか、半地下の倉庫も整理させて頂きました。

丁寧に正しく整理のお手伝いです。


今右衛門と柿右衛門との出会い

都内の最高気温が9℃という中、私の額に薄っすらと汗が滲み始めた頃、
奥様から「ついでにこれもお願いします。」との声が。

テーブルの上に目をやると見慣れた桐の箱が2つ。今右衛門と柿右衛門の箱書があります。数の多いシリーズなんですが、私の好きなアイテムの一つ。

今右衛門

今右衛門の銅箱

今右衛門の皿

柿右衛門

柿右衛門の銅箱

柿右衛門の皿

ちなみに陶器は日々の手入れやメンテナンスが不可欠なんですけど、どちらも汚れ、ヒビ、キズ、デザインの擦れ、欠けもほとんどなく良好な状態でした。

ついでに他の食器類もお願いと言われて、
ロイヤルコペンハーゲンやノリタケの皿やカップなどを頂く事に。


奮発して買取り

トントン拍子に話が進むとき、一番に思い浮かぶのが、お引き取りさせて頂いた後にやっぱり返してほしいなんてことがあるんです。

私も念押しで

「ホントにいいんですか?」

と何度か確認させて頂いたんですが

「もういいんです。それに早く終わらせたくて」

本の整理、そして倉庫の整理を気に入ってくれたご様子。

今回は私の中で大分奮発した形での買取金額になったんですが、奥様も最初は「いいのよ気持ちだけで」と控えめの様子だったんですが、半ば強引に受け取って頂きました。

帰りの車は、引き取った本や不用品の重量で車のフットワークが重いの感じながら千川へ。

2018年最初の新宿での買取回収でした。
S様、今回はお呼び下さり有難うございました。

買入れ本舗では、古い物、古美術品の買取をさせて頂きながら、皆様の身の回りの整理のお手伝いもしております。

軍用の飛行時計との出会い|杉並区西永福のH様邸にて遺品の整理・片付け

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「今週の日曜日から解体が始まるので、今日・明日中に来れるなら」

 

丁度、倉庫内の整理中をしている真っ最中に連絡を昨日いただきました。
先週お邪魔したばかりの、杉並区西永福のH様。

お住いの売却が決まり、その際に不要になった家財一式の片付けをさせて頂いた案件。その際、亡くなった父上の遺品の整理・片付けも同時に行ってます。

その時は、お客様のご要望通りの片付けは終わったと記憶してますが・・。

更にお話を続ける奥様の話に耳を傾けます。

 

「やっぱり地下室と、床の間のタンスの中は自分じゃ整理できなくて」

 

地下室と床の間。
先日お邪魔した時にどうしても私が気になってた場所です。

「ええ、明日なら大丈夫ですよ」

たまたま、予定で入っていたお客様の案件が午前中の早い時間に変更なったので、午後の13:00頃ならという事で伺うことに。

 

そして、本日、杉並区の西永福へ向かいました。

 

チョット早目の到来を告げて、お声を掛けて頂いたH様のお宅のインタフォンをプッシュ。

「ごめんね、二度手間になっちゃって」

お出迎え頂いてすぐ、温かいお茶が私を待ってくれてました。
それと、今週遊びにいった浅草の芋羊羹も並んでます。

本来は、奥様がじっくり整理するはずの地下室と床の間だったらしんですが、急な用事が飛び込んできて、手につかなかったんだそう。

世間話も一通り落ち着き、さっそく作業に入らせて頂きました。

まずは地下室。

遺品の整理・片付け

片付けの作業をしつつ、目を光らせながら1時間以上物色しましたが、何にも出て来ません。私が連れて帰りたい物たちが。

そして、地下から1階の床の間へ向かいました。

今日はこんなに寒いのに、私のシャツは汗で肌に張り付いてます。

床の間は、押し入れなど収納スペースを主に片付けを行いました。作業中に奥様が

 

「この桐箪笥の中もいい?」

 

ええ、いいですよ、と私は答えましたが、この桐箪笥は以前お伺いしたときに気になってました。

桐箪笥

ひとつずつ引き出しを開けながら、お父様の想いでの品たちと戯れていると、何やら、時計らしきものを発見。

一瞬、アンティーク系の手巻き型のストップウォッチかと思いましたが・・。

飛行時計

飛行時計・6632・昭和17年1月・精工舎

精工舎の飛行時計

航空機、それもこの時代ですから軍用機、戦闘機等で空を飛ぶ時に使われた時計なんです。

航空計器タイプの飛行時計は、一般の時計と違って服部時計店などで一般販売はされず直接、軍に納入されてたはず。

 

奥様に伺うと、お父様はもと軍人だったそうです。

 

もう使う事もないから、そんな訳でこの時計をお譲り頂きました。

その後、お店に戻りこの時計をいじっていると

 

「チッ、チッ、チッ」

 

と時間を刻み始めました。終戦から70年くらいでしょうか。時空を超えて、再度動き始めた時計を片手に、不思議な感覚にすらなりました。

今も機能する飛行時計

こんな出会いもたまにはあります。

本日も杉並区西永福のH様、有難う御座いました。

解体前の古いお住いで軍需品や家財を引き取り|目黒区青葉台で遺品の整理・片付け

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本日、私を呼んで下さったのは戦時中に激しい戦火を潜り抜けたアイテム。

1か月前に、お部屋の一室の遺品整理のお手伝いで伺った目黒区の青葉台にお住いのD様から、昨日の夜に電話がありました。

 

「明日って、来てもらえませんか?」

 

丁度この時間帯は晩酌中で、少しずつアルコールが体に浸透しつつあった状態。

 

「えっ、あ、はい」

 

との気のない返事をしてしまいましたが、先日、遺品の整理・片付けのお手伝いをさせってい頂いたD様と思い出す始末。

わたしの作業が終わって、ちょっとしたら解体に入る、そんなお話を聞いておったんですが引っ越しに時間がかかり、明日がタイムリミットとのこと。

遺品の片付け中に、このソファとか家電類はどうするの?と聞いた記憶があります。

その時は新しい新居にもっていくとの事だったんですが・・。どうやら新居での部屋の間取りと上手くマッチしなかったようで、新しく買い替えになったそうなんです。

 

「私の意見じゃなくて、娘夫婦が言うもんだから」

 

そんな訳で、解体ギリギリのタイミングで押し切られ、泣く泣く私に連絡をくださったそうです。

お伺いしたのは目黒区の青葉台。

我々の事務所からの行き方は、前回でしっかりと頭に入ってます。

築年数が相当であろう木造作りのお住いに到着し、少し狭い駐車場にわたしの愛車を駐車してインターフォンで奥様を呼び出します。

 

「ごめんね。急にバタバタしゃって」

 

一度茶の間にお通し頂き、お茶とお菓子を準備頂いてました。そしてしばし、このように至った経緯をお話しくださり、私もじっくりとお話を伺いまいた。

その後、前回片付けさせて頂いた部屋へ向い、不要となった家具や家電類を丁寧に搬出作業を開始。

大型のソファ、電動のマッサージ器や小型の家電などを運び出しました。

ソファや家電など家財一式

電動のマッサージ器

今日は、物量も多く重いものもあったので、応援にもうひとり呼んでます。順調に搬出が進み、作業も終わりを迎えたところで

 

「これはやっぱりだめ?」と一言。

 

手に持ってらっしゃったのは、戦時中のトランク、そして軍服とコート。

軍用のトランク

戦時中の軍服とコート


このアイテムは前回丁重にお断りした記憶が有ります。

それはお父様が、第二次世界大戦中に陸軍の一員として、激しい戦火で装着していた軍需品私に何とかならないかという話だったと記憶してます。

想いの詰まったこの軍需品。お住いの2階の押し入れに眠ってました。

奥様がお父様の話をされてる時に、その生きざまに目頭があつくなったのを覚えてます。

だから簡単に引き取り出来ないと。私は言いました。

 

「いや、あなたに持ってってもらった方がいいと思ったのよ」

 

半ば、強引に、それでも私を信頼してくだってる想いは伝わりました。

但し、そんなに高く買いとれないよ、納得してもらって買取させて頂きました。ただスズメの泪くらいのお代しか置けませんでしたが。

とはいっても、このようなアイテムは大切に扱わせてもらってます。
お預かりする際、恐縮なんですが手を合わせて頂きました。

帰り際、お住いの近くにある「西郷山公園」を通り過ぎると、先月まで青々としていた木の葉っぱがちょっと色味がかってます。

 

もう秋なんですね。

 

これからは恐らく、ものすごいスピードで年末まで時間が過ぎていくんでしょうか。

取りあえず、本日も呼んで下さった青葉台のD様、
有難うございました。