投稿

寒空の中、豊島区にて格安での不用品片付け・処分

, , ,

人が住んでいない部屋の、片付けをお願いしたい

そんなお電話を、長い付き合いの某不動産管理会社から連絡あったがあったのが、先週の土曜日。

某アパートの不用品の処分・片付けをの依頼を頂きました。

わたしも商売柄しっかりとヒアリングさせて頂くんですけど、今回は事情が事情とのことであまり深く状況はお伺いしてません。

 

このアパートは、わたしが拠点を構える千川からほどなくの豊島区内にありました。

 

店からも近く、到着がやや早まってしまったので、
社内ですこしばかりの待機。

そして、不動産管理会社の方から借りた鍵を差し込み、入った部屋がこのような状況の部屋でした。

アパートの不用品片付け前の部屋

 

不動産管理会社からは、室内の荷物は全て整理・処分したいとの事。

また今回は、予算的なところでかなり厳しめだったこともあって、その時は正直片付けは御遠慮させていただくつもりでした。

吐く息も白く、腰付近に付けたホッカイロがジーンと体を温めながら状態で30分・・。
依頼元の管理会社の古い付き合いの方に

 

「ちょっとこの荷物のボリュームだと、厳しいかもだね」
と正直お伝えする私。

 

うーん、と先方の話が一瞬詰まってました。

あんまりこのように言葉に詰まる方じゃないだけに、今回だけですよこの条件は、と根負けし結局は室内の物を全ての整理を請け負い、昨日と本日で終了致しました。

片付け後は一気に光が差し込んだような、
部屋の明るさが復元されたような気がします。

不用品片付け後の部屋

 

今日はとても寒い日でした。

しかも今回のアパートの廻りには高い建物がなく、北風がビュンビュン入ってきて更に寒く感じられました。

手伝ってもらった、うちのスタッフ、
またいつもの応援してくれる仲間、ご苦労様でした。

凄く寒かったでしょ(笑)

千川に戻った後、荷物を下ろし、労いの意を込めて、
要町のいきつけの鳥料理店でうまい焼き鳥と地酒で、我慢してもらいました。

今回のように最近は様々な事情で「部屋を片付けて欲しい」という依頼が多くなってます。

やっぱり、ここ最近の時代背景的な部分も影響してるんでしょうか。
そんな話を一杯やりながら、仲間と話してました。

それになにより、今回はその長い付き合いの業者の方のホッとした表情が印象的でした。本人も無理行ってるって分かってたんでしょう。

帰り際に車のミラーから彼を除くと、深々とお辞儀をしてました。

まあ、支えて、そして支えられての世の中ですから、
良いってことにしましょう!

そんな訳で、不用品の処分・片付け、遺品整理などがあれば、個人のお客様、または今回のような業者さんを問わず、対応しております。

お気軽にお電話くだされば嬉しいですね。

軍用の飛行時計との出会い|杉並区西永福のH様邸にて遺品の整理・片付け

, , , , , , ,

「今週の日曜日から解体が始まるので、今日・明日中に来れるなら」

 

丁度、倉庫内の整理中をしている真っ最中に連絡を昨日いただきました。
先週お邪魔したばかりの、杉並区西永福のH様。

お住いの売却が決まり、その際に不要になった家財一式の片付けをさせて頂いた案件。その際、亡くなった父上の遺品の整理・片付けも同時に行ってます。

その時は、お客様のご要望通りの片付けは終わったと記憶してますが・・。

更にお話を続ける奥様の話に耳を傾けます。

 

「やっぱり地下室と、床の間のタンスの中は自分じゃ整理できなくて」

 

地下室と床の間。
先日お邪魔した時にどうしても私が気になってた場所です。

「ええ、明日なら大丈夫ですよ」

たまたま、予定で入っていたお客様の案件が午前中の早い時間に変更なったので、午後の13:00頃ならという事で伺うことに。

 

そして、本日、杉並区の西永福へ向かいました。

 

チョット早目の到来を告げて、お声を掛けて頂いたH様のお宅のインタフォンをプッシュ。

「ごめんね、二度手間になっちゃって」

お出迎え頂いてすぐ、温かいお茶が私を待ってくれてました。
それと、今週遊びにいった浅草の芋羊羹も並んでます。

本来は、奥様がじっくり整理するはずの地下室と床の間だったらしんですが、急な用事が飛び込んできて、手につかなかったんだそう。

世間話も一通り落ち着き、さっそく作業に入らせて頂きました。

まずは地下室。

遺品の整理・片付け

片付けの作業をしつつ、目を光らせながら1時間以上物色しましたが、何にも出て来ません。私が連れて帰りたい物たちが。

そして、地下から1階の床の間へ向かいました。

今日はこんなに寒いのに、私のシャツは汗で肌に張り付いてます。

床の間は、押し入れなど収納スペースを主に片付けを行いました。作業中に奥様が

 

「この桐箪笥の中もいい?」

 

ええ、いいですよ、と私は答えましたが、この桐箪笥は以前お伺いしたときに気になってました。

桐箪笥

ひとつずつ引き出しを開けながら、お父様の想いでの品たちと戯れていると、何やら、時計らしきものを発見。

一瞬、アンティーク系の手巻き型のストップウォッチかと思いましたが・・。

飛行時計

飛行時計・6632・昭和17年1月・精工舎

精工舎の飛行時計

航空機、それもこの時代ですから軍用機、戦闘機等で空を飛ぶ時に使われた時計なんです。

航空計器タイプの飛行時計は、一般の時計と違って服部時計店などで一般販売はされず直接、軍に納入されてたはず。

 

奥様に伺うと、お父様はもと軍人だったそうです。

 

もう使う事もないから、そんな訳でこの時計をお譲り頂きました。

その後、お店に戻りこの時計をいじっていると

 

「チッ、チッ、チッ」

 

と時間を刻み始めました。終戦から70年くらいでしょうか。時空を超えて、再度動き始めた時計を片手に、不思議な感覚にすらなりました。

今も機能する飛行時計

こんな出会いもたまにはあります。

本日も杉並区西永福のH様、有難う御座いました。

解体前の古いお住いで軍需品や家財を引き取り|目黒区青葉台で遺品の整理・片付け

, , , , , , ,

本日、私を呼んで下さったのは戦時中に激しい戦火を潜り抜けたアイテム。

1か月前に、お部屋の一室の遺品整理のお手伝いで伺った目黒区の青葉台にお住いのD様から、昨日の夜に電話がありました。

 

「明日って、来てもらえませんか?」

 

丁度この時間帯は晩酌中で、少しずつアルコールが体に浸透しつつあった状態。

 

「えっ、あ、はい」

 

との気のない返事をしてしまいましたが、先日、遺品の整理・片付けのお手伝いをさせってい頂いたD様と思い出す始末。

わたしの作業が終わって、ちょっとしたら解体に入る、そんなお話を聞いておったんですが引っ越しに時間がかかり、明日がタイムリミットとのこと。

遺品の片付け中に、このソファとか家電類はどうするの?と聞いた記憶があります。

その時は新しい新居にもっていくとの事だったんですが・・。どうやら新居での部屋の間取りと上手くマッチしなかったようで、新しく買い替えになったそうなんです。

 

「私の意見じゃなくて、娘夫婦が言うもんだから」

 

そんな訳で、解体ギリギリのタイミングで押し切られ、泣く泣く私に連絡をくださったそうです。

お伺いしたのは目黒区の青葉台。

我々の事務所からの行き方は、前回でしっかりと頭に入ってます。

築年数が相当であろう木造作りのお住いに到着し、少し狭い駐車場にわたしの愛車を駐車してインターフォンで奥様を呼び出します。

 

「ごめんね。急にバタバタしゃって」

 

一度茶の間にお通し頂き、お茶とお菓子を準備頂いてました。そしてしばし、このように至った経緯をお話しくださり、私もじっくりとお話を伺いまいた。

その後、前回片付けさせて頂いた部屋へ向い、不要となった家具や家電類を丁寧に搬出作業を開始。

大型のソファ、電動のマッサージ器や小型の家電などを運び出しました。

ソファや家電など家財一式

電動のマッサージ器

今日は、物量も多く重いものもあったので、応援にもうひとり呼んでます。順調に搬出が進み、作業も終わりを迎えたところで

 

「これはやっぱりだめ?」と一言。

 

手に持ってらっしゃったのは、戦時中のトランク、そして軍服とコート。

軍用のトランク

戦時中の軍服とコート


このアイテムは前回丁重にお断りした記憶が有ります。

それはお父様が、第二次世界大戦中に陸軍の一員として、激しい戦火で装着していた軍需品私に何とかならないかという話だったと記憶してます。

想いの詰まったこの軍需品。お住いの2階の押し入れに眠ってました。

奥様がお父様の話をされてる時に、その生きざまに目頭があつくなったのを覚えてます。

だから簡単に引き取り出来ないと。私は言いました。

 

「いや、あなたに持ってってもらった方がいいと思ったのよ」

 

半ば、強引に、それでも私を信頼してくだってる想いは伝わりました。

但し、そんなに高く買いとれないよ、納得してもらって買取させて頂きました。ただスズメの泪くらいのお代しか置けませんでしたが。

とはいっても、このようなアイテムは大切に扱わせてもらってます。
お預かりする際、恐縮なんですが手を合わせて頂きました。

帰り際、お住いの近くにある「西郷山公園」を通り過ぎると、先月まで青々としていた木の葉っぱがちょっと色味がかってます。

 

もう秋なんですね。

 

これからは恐らく、ものすごいスピードで年末まで時間が過ぎていくんでしょうか。

取りあえず、本日も呼んで下さった青葉台のD様、
有難うございました。