【文京区本駒込】ビル売却に伴う片付け整理で発見された古い急須と茶道具を買取

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築50年の4階建ビルの地下室で“忘れられた道具たち”と再会

「ここに入るの、何年ぶりかしらねえ……」

本駒込の4階建ビルにお住まいの M様ご一家(80代のお母様・50代の息子様) が、少し照れくさそうに笑われました。

ビル売却に伴う残置物の片付け整理で私が伺った日のことです。

築50年。外観はしっかりしていますが、内部には“長い時間だけが積み重なった空気”が漂っていました。

息子様の案内で地下室へ。

重たい鉄扉を開けると、ひんやりした空気が流れ込みます。

ビルの地下室の片隅に、そっと置かれていた急須たち

埃をかぶった段ボール箱をそっと動かすと、

「おや、これは……急須ですな」

丸型・角型・無地・彫り入り。

そして、中国系と思われる朱泥の急須まで混ざっています。

お母様が
「それ、父が若い頃に集めていたの。もう使わないし捨てちゃおうかと思って」
と一言。

すかさず私は声を上げました。

「お母様、こちらは処分してしまうには惜しい品が混ざっていますよ」

息子様が驚いた様子で
「え、これって値段つくんですか?」
と聞かれます。

使い込まれた物でも、価値のある急須はあります

急須は傷やカケがあり、かなり使い込まれた状態。

しかし、私が一つひとつ手に取り、蓋の合い具合・胴の質感・土の荒さを確認しながらお伝えしました。

「このあたりは一般的ですが……こちらの朱泥急須、宜興(イーシン)系の可能性があります。作家物ではないかもしれませんが、土の質が良いですね。」

お母様は目を丸くされ、
「まあ、そんな物まで見てくれるなんてねえ」
と笑ってくださいました。

茶道具も混ざり、一部はしっかり評価

棚の奥からは茶碗・湯冷まし・煎茶碗も出てきました。

「これは京都の窯の物でしょう。状態が良ければお値段がつきます」

息子様は
「父さん、物持ちだけは良かったからな……」
と、少し懐かしそうに見つめています。

今回の買取

  • 中国系の朱泥急須(宜興系)
  • 古い煎茶道具数点
  • 使用感の強い国産急須数点(こちらはお気持ち程度)

処分予定だった急須の中に、数点ではありますが しっかり評価させていただける物 がありました。

お母様が「捨てなくて良かったわねぇ」と息子様に話され、息子様もホッとした様子。

少額ながら買取金額をお渡しすると、お母様の眼鏡がキラリと光り、

「あなたに見てもらって良かったわ」

と優しい声をかけてくださいました。

あとがき

ビルの売却や片付け整理では、価値のある物がひっそりと埋もれてしまうことがよくあります。

急須や茶道具は特に、

「汚れているから」「古いから」=価値がない

とは限りません。

今回の本駒込の現場でも、そんな“忘れられた道具たち”と再会することができました。

こちらこそ、貴重な品々をお任せいただきありがとうございました。