目黒区で【珊瑚の指輪】と【翡翠の指輪】を買取りました。

, , , ,

山手通りから目黒通りを右折、緩やかな上り坂を過ぎながら、環七方向へ向かう道筋には、素敵な外国家具、アンティ-ク家具を売る店が少なく有りません。
台風から流れた熱い雲の下、今日呼ばれたのは、そんな目黒通りに面した、住所は下目黒の、かなり古めかしい、6階建てのビルの3階でした。
コインパーキングに車を預け、素敵なコーヒーショップ、小さなラーメン屋さんの看板を横目に目的のビルへ。
築50年は過ぎているでしょう、やっと3階へたどり着いた私を迎えて下さったのは、まさしくこちらのビルに、青春、人生を捧げたであろうと思われる、髪の毛の真っ赤な、80過ぎの逞しいお母様。
通されたのは建物の2階、鍵の束から中々お目当てのカギが見つかりません。ピンクのTシャツの背中にうっすらと汗がにじんでます。幸い、鍵を預かったとたん、お目当てのカギに出会えました。ドアを開け中のテーブルに腰をおろし、話の本題へ。
30坪くらいのも元お店、以前飲食店の名残が残ってます。
残念ながらアンティ-ク家具は目に入りません。
このような出会いは番度です。
目の前の眼鏡の奥の瞳には生気があふれてます。
長い間、このビルを守り抜いた、気概と自信でしょう。
まだまだやる気十分、この手の方に、最近良く出会います。
道路側のガラスをやっと開け、目黒通りからの、心地よい風の音、車の音を聞きながら、奥様のお話を何と無く心地よく聞いている私の姿が有りました。
然し、残念ながら、本日は、この奥様のご要望にはこたえる事が出来ませんでした。
当方のチラシから私を呼んで下さいましたが、リフォーム、クリーニング等がお望みで、私の出番は有りませんでした。
さびしそうな私を見て、これでも持っていけばと、先程のカギの袋から出して下さったのがこの二つのアクセサリーでした。
「もう使わないのよ」
一応、珊瑚と翡翠の古い指輪でした。
座った時間と、目の前の缶コーヒーで、何と無くお値段の方奮発しました。
暑さだらけの目黒通りを後にして、店に戻って、鑑定致しました。
赤い髪の奥様の勝ちでした。
帰り際、2階のエレベーターの前の、奥様の可愛らしい笑顔が目に残ってます。
もう少し赤が欲しい珊瑚でした。

珊瑚の指輪の買取

珊瑚の指輪の買取

翡翠の方も、残念な結果でした。
御主人の遺品が有るとかで又呼んでくれるとの事でした。
下目黒のお元気なN様、本日は暑い中呼んで頂きましてありがとうございました。

猛暑の中、さいたま市の【不用品処分】でした。

, , ,

こんな立派なお宅から、建物内の、不用品の処分の依頼を頂きました。
お母様が、せまいところに越されるそうです。
娘様からの御依頼でした。
娘様はアメリカにお住まいだそうです。
そんな方がなぜ当店に依頼されたのかは、詳しく分かりません。
この立派なお住まいは埼玉県、さいたま市に有りました。
私の店からは、かなりの距離でした。
お見積りに伺い、その時は、茶道具、掛軸、金のアクセサリー等を頂きました。
引っ越しで、室内の品物は全て整理されるとの事。
遠さと、暑さで、片付けの件は御遠慮させていただくつもりでした。
額から落ちる球の様な汗を手でぬぐいながらの2時間余り、買取の荷物を車に積み終わり、支払いを済ませた時、お母様の口から「片付けも、貴方にやって欲しいのよ」。
テーブルに出された冷たい麦茶。
一瞬、私の右手が行き場を失いました。
その時、お母様の口からのお言葉に負けて、結局は室内の物、全ての整理を請け負い、本日、終了致しました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

さいたま市の不用品処分

とても暑い日でした。
埼玉はさらに熱く感じられました。
手伝ってもらった、うちのスタッフ、山ちゃん、エビちゃん、いっせん君、村田君、ご苦労様でした。汗だらけになっちゃって。
帰り際、17号沿いの銚子丸での寿司食べ放題で、我慢してもらいました。
80歳だと言われたお母様。
大変有難う御座いました。
も少し早くお会いできればと思われるような、とても知的で、可愛さの残る、素敵なお母様でした。
それにも増して、闊達な、52歳だとおっしゃる娘様、とても素敵な出会いでした。
この度は大変なご苦労をなされたと思います。
部屋に残された、沢山の今井美紀のCD、有りがたく頂きました。
最後に、有難うの言葉を聞いた時には、今日の暑さと、荷物の重さを全て忘れました。
さいたま市のS様、ありがとう御座いました。

北区滝野川で、古書、和本、古地図の買取

, , ,

太陽ってこんなに眩しかったのかしら?
灰色の長いトンネルをやっと抜けた今日の朝、久しぶりに出会った、今日の太陽。今まで何処に居たのか尋ねて見たい。
そんな太陽の下、本日は、北区の滝野川に呼ばれました。
この街は確か1丁目から7丁目まであり、今日は3丁目です。
17号から細いくねくね道を抜けやっとたどり着きました。
道で出会う方、御高齢の方が目に映ります。
私を呼んで下さった方も、とても元気な83歳の女性でした。
築50年は過ぎると思われる自宅を整理なさるとのことです。
最近、この手の御依頼に良く出会います。
「主人が残した、この本、買って」
江戸期の和本でした。
中に、手書きの古い地図が有りました。
山陰の境港、四国の金毘羅様の物が何枚か。
長い間、大事にされて来た、かなり古い物でした。

古地図の買取

古地図の買取

大事にされて来た御主人さまに敬意を払い、買値を申し上げました。
眼鏡の奥の目が喜んでくれました。
もう少しで、燃えるごみで捨てようかと思っていた所、当店のチラシが目に入り、呼んで下さったそうです。
お年には見えない、滝野川のH様、有難う御座いました。
帰ってからゆっくりと地図を広げます。
最近、この手の物を無造作に捨ててしまう方が少なく有りません。
捨てないでください。

今日も台東区で【源右衛門花瓶】の買取でした。

, , ,

「売りたい物が有るんだけどちょっと来てくれる?」
何と無く貫禄の有る、多分、御高齢の女性からのお電話でした。
お邪魔したのは昨日と同じ、台東区は東上野、春日通りから清洲橋通りに入ってすぐの、かなり年季の入ったマンションの5階の一室。
あいにく道路脇の有料パーキングエリアには空きは無し。
暫く考え、意を決してハザードを点けてエレベーターへ。
オートロックが無いのが助かりました。
迎えて下さったのは目つきの鋭いお母様。車いすでの対応でした。
頭が下がります。
品物を仕分けする私の背中に刺さる車いすからの鋭いまなざし。
奥にいる息子さんのお手伝いでしょう。テーブルの上には贈答品のひと山、畳に置かれた、毛布タオルの口。桐の箱には着物の一団。
然し、残念なことに、評価の厳しい物たちばかり。
こういう事はしょっちゅうです。
品物を置きなおしながら、下の車が気になります。
せっかく呼んで下さった、体の不自由なF様。
何かを買って帰りたい私に、仏壇の横の黄色い花瓶が、目に入りました。
源右衛門でした。
箱は無いそうです。

源右衛門花瓶

源右衛門花瓶

買取の難しい品物の説明と、源右衛門のお値段の提示を致しました。
目つきの鋭さに似合わず、快く、うんと言って下さいました。
支払を済ませ、コーヒーでも飲んで行けばのお言葉を背に、源右衛門を抱えてエレベーターのドアにまっしぐら。
何とか車は無事でした。
私を呼んで下さったF様、感謝いたします。

店に帰ってみると此の花瓶意外と大きいんです。
20cm位の物は良く有りますが、これは、35cmくらい有りました。
とても良い品物でした。
F様有難う御座いました。

文京区での【不用品処分】の御依頼と【釣竿買取】

, , ,

「あなたのところのチラシが、一番信頼出来そうで。」
手の平の上に有る1センチはあろうかと思われる各種チラシの一番上に有る、当店のチラシ。
確認すると昨年、配布された物でした。
そうして呼んで頂いた文京区のF様。
音羽通りから鳩山御殿を左に見ながら、細い路地の終点の様な、文京区、小日向の一角の、築50年はなんなんとする、一戸建てのお宅。
チラシの山を見ただけで、私のところに電話をするのにかなりの逡巡が有ったと思われます。
92歳になる一人住まいの男性です。
何日か前にも、御高齢のA様にお会いしましたが、この方はさらに御高齢。
何年か前に奥様に他界されお一人でここまで来たものの、いよいよ覚悟をされて、いわゆる老人ホームへの入居を決心されたとの事。
住まいの物すべてを整理なさりたいとの事。
かくしゃくとしたお体からの、御依頼のお言葉。返す言葉が有りません。
私に白羽の矢を立てて頂いたのは至極光栄の至りですが、そんなに簡単な物ではありません。私の長年の経験と、現状からの判断で。

おそらく、長い時間を掛けた後の決断で呼ばれた以上、何とか力になりたいのは山々ですが、最終的に、いつまでに整理したいのか、息子様の存在とかを確認させて頂き、取敢えず、本日買い取って帰って来たのが写真の釣竿、釣り道具達です。
竿の袋には、昭和60年購入の書き込みが有りました。
取敢えず、F様納得の金額で買取しました。
次の訪問日を決めて、帰ってまいりました。
この続き、書き込めるよう頑張るつもりです。
お年は言われなければ分かりません。最近御病気をなさったとの事ですが、言葉の端はし、エッジの鋭さを感じます。
F様頑張らせて頂きます。
当店のチラシです。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

豊島区千早のお客様です。【大正電笠】の買取でした。

, , ,

今日は本当に申し訳ありませんでした。
渋谷の神宮前で、贈答品の買取の依頼と、文京区の小石川で、着物の買取の依頼が有りましたが、今日の朝からの暑さのせいと体調のせいで、お断りさせて頂きました。
日陰の乏しい店の前で、昨日買取した荷物の整理です。
と、思ったところ、「古い本が有るんだけど、見に来てよ」
そうですねー、お年の頃は、75から80前。
老眼のちょっときつい金縁の眼鏡のお母様。

お店にじかにお見えになるお客様のお願いは、中々断れません。

場所は、小学校の近所、道のせまいところです。
自転車で向かいました。
暑さがしんどい。

殆どハードカバー、息子さんの蔵書だそうです。
本の表紙を開けながら、自分より早く逝ってしまった息子さんへの、無念さが伝わります。

建物も売却、解体とのことです。
残念ながら、私が引き取りたい本は有りませんでした。

私の目に留まったのが、この電笠です。
2階への突き当たりと、玄関の天井で何と無く私を見てるんです。
頂きたいというと、どうぞとおっしゃるので頂いてきました。
店で、点けると、とても懐かしいほのぼのの光でした。

ほのぼのの大正電笠

ほのぼのの大正電笠

何と無く、日ごろの疲れと、今日の暑さを忘れさせてくれる明かりでした。
千早のお母様、今日は有難う御座いました。

豊島区のお店で買取りました。【本鼈甲の象牙撥】。

, , , , , ,

実は今日の予定はこんなはずでは有りませんでした。
今日はとても暑い一日でした。
今日はかなり忙しい一日でした。
昼前から夕方まで、4か所のお客様に呼ばれ、4か所ともかなり中身のある買取でした。
お会いしたのがそれぞれ魅力的な奥様ばかり。
最初が練馬区早宮のO様、次に文京区関口のT様、続けて関口のH様、最後に新宿区筑土八幡の、I様。多分、40代から60代の、素敵な女性のお客様ばかりでした、今日は。
うれしい限りです。

照ノ富士が逸ノ城を破ったころ店に戻りました。
今日は何と無く、私の好きな品物に出会えた気分です。
テレビの相撲を耳で聞きながら、品物の整理です。
整理しながら、今日の私の暦の主人公はこれだと、写真に収めようとした時に来客がお一人。
あれは多分、ひと月ほど前、鼈甲の撥をお持ち頂いた、A様が目の前に。

今日も、一本の本鼈甲の象牙撥と、金色の腕時計をおひとつ持ってこられました。
結局、撥の方はお値段納得頂き、時計の方は、あずからせていただく事で、一見落着後、又、いつものよもやま話です。

訳有りで転職後の今のお仕事の話を聞きながら、A様の、お年を聞いて、びっくりしました。

私の想像よりはかなり、年配の方だったんです。

A様、今日は店に寄って頂きまして、大変有難う御座いました。

最近私は、体のあちこちの痛みのせいで、色々落ち込んでました。

今、キーボードに向かいながら、思い出しました。
今朝お会いした、とてもお元気で、とても聡明な早宮のO様。
やはり、こんな文章は、ブラインドでの作業だそうです。
私にも可能かもしれないとの事。
頑張りたいと思います。

好きな品物に出会うのもも大事ですが、今日はそれよりも大事な事に出会えた一日でした。
A様、O様、有難う御座いました。

港区南青山で、植木【シュロチク】の買取。

, ,

そうですねーっ。
この方は、呼んで頂けるだけで、お顔を拝めるだけで、私はいつも幸せです。
今日は朝から右膝の不都合で、整形外科通いとかで、出かけるのはよそうと思ってたところ、「今日は何時でしたっけ?」
忘れてました。うっかりしてました。
南青山のN様。
今日顔を出すことは前々からのお約束でした。
「足のせいで、後日ではまずいですか?」
「もうみんな玄関に出したのよ」、、、急ぎました。
外苑東通りから、西麻布を右に折れて高樹町を左へ。
いつもの4階の玄関に着いたのはちょうど夕方の5時。
相撲の取り組みのまっ最中でした。
玄関の内側に置かれた、いつもの様な不用品をいつものように頂きながら、いつもの様な世間談義。
これがまたいいんです。
今日も大変勉強になりました。
前にも、いつも来るたびにパソコンの周辺機器が増えたり変わったりというコメントを記した記憶が有りますが、今日は、パソコンの操作をブラインドでやってらっしゃると聞いて、又、びっくりです。
私なんかこれを作るにもキーボードから目をはずせません。
N様は、モニターしか見ないそうです。為になりました。
今年80歳の独身女性という事は聞いてます。英語の能力は一流だそうです。
お部屋はいつも白がベースで、シンプル綺麗。
ついでにどうしてもとお願いされたのが、写真の植木、棕櫚竹でした。
結構なお値段で購入したものの、どうしても雰囲気が合わず、出来たら私に大事にしてほしいとのこと。
お断りできませんでした。
買われたというお値段よりはるかにお安い値段で、店に連れて帰りました。

シュロチクで検索しました。
日陰に強く、丈夫で、長生きの観葉植物だそうです。

なんとなく気に入りました。うらやましい限りです。
足の痛みを忘れそうです。

N様、本日も大切な物を頂きまして感謝いたします。

練馬区早宮で、お酒の買いと入り、そして、ホーローの看板も

, , ,

こんな物に出会えると何かほっとします。
古いお酒を買ってほしいと、練馬区早宮のS様からお電話が有りました。
環七を超えてわずかの、緑の多い静かな所、お店から15分ほどで到着しました。
体を壊されて、貯めておいたお酒を処分したいとのことです。
遠い昔、パン屋さんだったそうです。
80は越えたのか、チョッと小柄で、足腰がいやにたくましい、電話の主のS様が、電気の切れてる業務用のビールサーバーから、お酒のボトルを出して居る間、私は2階への階段の壁に貼られてたこの看板に目がとまりました。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
何十年か前、しっかりと釘で留められた、この看板を必死ではがしました。
昔の釘は余りにもしっかりしてます。
なるべく、ホーローが壊れないように、4か所の釘を必死に抜いてる間、お酒の準備が終わったようです。
残念ながら、取り立てて評価したいお酒は有りませんでした。
お酒の買取値段を申し上げて、OKを頂いた後、この看板の買取希望金額をお告げ致しました。
確か、ヒエエーと聞こえました。眼鏡の奥の丸い目が、一回転してました。
もう少し、お安く買えたかもしれません。
ちょっと高く買いすぎたかもしれませんが、買ったお酒が割れぬよう、看板のホーローがこれ以上剥がれぬ様、静かに静かに環七の信号を超えて店に戻りました。
椎名町の居酒屋の親父がこの手の看板に目が無いんです。
どんな顔をするか今から楽しみです。
練馬区早宮のS様、有難う御座いました。

港区高輪での買取。津軽三味線の買取でした。

, , ,

やっと値段が折り合いました。
三味線を習われて40年以上が過ぎたそうです。
奥様と御一緒に熱心に勉強されたそうです。
3年前に奥様が他界されてからは、撥を握る気にもならず、やっと今回の津軽三味線を手放す気になったとのことです。
何年か前に、何百万円かで買われたそうです。
今日呼んで頂いた、M様の、思いと、思い出と、人生が、たっぷりと詰まった太い棹でした。
FullSizeRenderIMG_1260
かといってこちらも商売です。
情で値段は決められません。
人生と、値段の話でかれこれ1時間以上。
私のカップには冷めたコーヒーが半分ほど。
御自分の前にはいつの間にか、氷がたっぷりの焼酎のロックのグラス。
時間は午後の3時。
こちらに到着してから間もなく2時間です。
時は金なり。
逃げるが勝ち。
サイドボードの上に並べられた銀のトロフィーに思い切った値段をつけました。
一件落着です。
港区高輪1丁目の、ほんとに静かな長閑な、M様宅を後にする事が出来ました。
M様本日は呼んで頂きまして、有難う御座いました。