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平成最後の買取。新宿区西早稲田で【ロレックスサブマリーナ】の買取

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西早稲田での不用品処分

師走の終わりだというのに、少し動くと、額から汗が噴き出るような、今日の天気。

年内にどうしても片付けたいお部屋が有るというので、西早稲田は都電の面影橋のすぐ近くのT様のお宅に到着したのは午後の2時少し前。

新年早々、急に娘様がお戻りなるのでどうしても一部屋開けなくてはということ。

この時期の不用品の片付け、処分はかなりしんどい物が有ります。

でも私は一生懸命お手伝いいたしました。

2トン車に半分ほどの、古い箪笥と、ベッドと、健康器具や、家電など。

今日の気候でこの作業はかなりの苦痛でした。

ロレックス サブマリーナの買取

作業にかかる前に、

「この時計も買ってくれない?」

と、ロレックスのグリーンの箱を見せられるまでは、頭の半分はポケットの中の車のキーに行きっぱなしでした。

箱を開けて中身を拝見して、お値段の交渉をして、T様からOKのご返事を頂いてからは私の両手は必死に荷物の積み込みを始めました。

時計は傷もなく、保証書の付いた、箱の付いた、とても綺麗な物でした。

もう一つはコピー商品で、頂くことになりました。

真冬とは思えないほどの汗をかきながら、お代を清算して、T様のほっとしたお顔を眺めながら、時計の箱を胸に抱え、T様のお宅を後にしました。

遺品の買取

時計は、亡くなられた旦那様の遺品でした。娘様と相談して、手放すことになったそうです。

ちょうど私の欲しいアイテムでした。

新年からは、旦那様の代わりに私の腕で、大事にしてあげるつもりです。

ひとつも押し迫った雰囲気の無い、今年の年の瀬。

平成最後の12月もあと僅か。

最後に素敵な贈り物。西早稲田のT様有難うございました。

創業35年、安心の店、買入れ本舗

買入れ本舗は、遺品の整理、不用品の片付け、ロレックスの買取など、あらゆる場面に対応のできる、安心のお店です。

来年も宜しくお願い致します。

今年は有難うございました。

遺品整理中に見つけた戦前戦後・旧日本軍のお猪口(おちょこ)|東京都文京区の目白台にて不用品の買取

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本当に気まぐれな今年2月の天気。

14℃になったと思ったら、急に12月を思わせるような寒さになったり。
その温度差に体がついてきません(笑)

そんな肌寒い日の本日、久しぶりの汗だくでした。


文京区目白台にて遺品整理の依頼

文京区目白台、非常に閑静な住宅街にお住いのK様に呼ばれました。今月末の引っ越しの予定だそうです。

ただ、通常の引っ越しに伴う不用品の回収作業じゃありません。

数年前に他界された御父上の残された遺品も一緒に整理してほしいとのご要望も兼ねております。

半開きの押し入れの下の段、さらにその上の天袋に積まれた包装紙にくるまれたままの食器、グラスなどなど。私が期待していたものとはちょっとズレがあり、そのほとんど一般の家庭でも使用されている物ばかり・・。


戦前戦後・旧日本軍のお猪口(おちょこ)

かなり古い物も有ります。

その中で驚くほどの数で押し入れに収めれれていたのが

旧日本軍のお猪口(おちょこ)

戦前戦後・旧日本軍のお猪口(おちょこ)

私もこの手の品と出会うのは久しぶりなんですが、兵役を終えた旧日本軍の兵隊が、凱旋や無事な帰還を記念して友人などに配られたもの。

この手のアイテムを欲しがるコレクターも結構いらっしゃるんです。

なんでも御父上は歩兵として戦地に赴いたそうなんです。


独自の査定にて高額の買取

このお猪口の状態も欠けなどなくかなり良好です。

紙共箱傷はありますがかなりグッドなコンディション。記名こそございますが、査定の評価としてはまずます。

戦前戦後・旧日本軍のお猪口(おちょこ)

これ、持っていいっていいんですか?、と聞くと奥様も二つ返事で「いいですよ」とのこと。

かなり嬉しい出会いでした。


しかし、このお猪口以外にもかなりの量の食器あり、且つ、持って行ってというK様のご依頼で、私の体は汗びっしょりに。

奥様からも心配されるほどで、この2月の寒い時期に久しぶりに冷たい麦茶を頂きました。

そして駐禁の民間業者と戦いながらの必死の積み込み。

時間との戦いで精神的にも疲れた身体をいやすため、いつもの銭湯で水風呂の入る始末(笑)

文京区目白台のK様、本日は有難うございました。

英霊への感謝と平和の尊さ、そして日本人としての誇りを忘れない為にも大切に扱わせて頂きます。

古い映画のパンフレット200枚との出会い|東京都千代田区一町番にて映画カタログの買取

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千代田区一番町にて不用品の片付け依頼

久々の一番町でした。

都内のど真ん中に位置する場所ながら、なんとなく喧騒から離れた感じ。

私の好きな場所のひとつです。

そして、ここ数日の真冬を思わせる陽気からちょっとだけ春の気配。
そう感じたのは目の前に広がる千鳥ヶ淵公園を眺めてです。

その先にある宮内庁を囲む木々が、なんとなく春の佇まいになりかけてるそんな感じがしました。


木造の戸建てお住いからのお引越し

今日お会いしました一番町のY様。

なんと言ったらいんでしょう、一言でいうとお若い。

それに尽きます。

そんな気さくな奥様、何と今年で77歳の”喜寿”とのこと。

そのお祝いを、先月、品川プリンスホテルで息子夫婦が主催し、親戚一同で祝ったそうなんです。

今回はその息子様から連絡があり、お母さまの引っ越し前の整理・片付けをお願いしたいとご依頼を頂戴しました。

その外観から推測するに、築50年以上は過ぎた2階建てのお住いからのお引越しです。

ファーストコンタクトは誰でも牽制するもんですが、奥様は非常に陽気で、なんとも気楽に一階から三階まで案内頂きました。


事前に仕分けされた不用品

中に入って驚いたのは、殆どの品物が仕分けされていたことです。

重いものもあったので、お一人でやられたんですか、と聞いてみると、

「息子夫婦に手伝ってもらったの」

とのこと。

几帳面さがにじみ出ている仕分け方で、わたしもちょっとびっくりです。

そんな中、もし私の方で評価できる物が有れば、どうぞ御自由に、そんな感じに見受けられます。

まずは一階の駐車場に無造作に積まれた段ボールの箱とビニールのごみ袋。
これはどうしますか?と聞くと、

 

「それは全部ごみなの。」

 

実はこの手の段ボールには意外な出会いがあるときがあるんです。ちょっとの期待を込めて中を拝見すると、ホントにゴミでした(笑)

一瞬拍子抜けし、本日の空模様とおなじようなどんよりとしたムードに。

そのような流れで、お住いの1階に移動し、更に物色させて頂きました。

しかし、期待とは裏腹に良い出会いがありませんでした。

その一回ののソファの上には、中古のブランドバッグとか古い香水達。

しかし、私好みのものがありません。


古い映画パンフレットとの出会い

古い映画のカタログ

ちょっと下を向いちゃうような雰囲気の中、2階に移動したところ、とある部屋の窓側においてある重そうな段ボール箱が2つ。

期待せず、覗き込んでみると、明るい笑みを浮かべた女性がコチラを見てます。

 

ん、高峰秀子?

24の瞳などのパンフレット

それは映画「二十四の瞳」の古い映画パンフレットでした。

そのほかにも、原節子や上原謙が出演していた映画「山の音」など、延べ200枚はあろうかというパンフレット。

山の音

ここにきて私のテンションもグッ上がったのは言うまでもありません。
野球で言うと9回2死満塁で、代打サヨナラホームランのような(笑)

1980年以前の映画のパンフレットがごっそりと収められてました。

ちなみに映画パンフレットっていくつの時代にもあるものなんですけど、映画カタログの中でも、ユーザを満足させるほどのものはごくわずか。

但し、1960年~1980年の映画であれば話は別なんです。

私と同年代くらいのコレクターであれば、すぐにでも欲しいという方もいますから。

こちらの殆どが、奥様の父上の残されたものだそうで、暇があれば映画を回るのが趣味だったそうです。

すると奥様が

 

「これゴミでしょ?」

 

なんと、木村さんが来なかったら捨てていたと奥様。

このパンフレットの山、私の好きな映画もあったりして、本来の評価よりちょっと高めに引き取らせて頂くことになりました。


この後Y様は、引っ越されて、逗子に移られるんだそうです。

「息子と一緒に暮らすんですよ」

長年住み慣れた寂しさを感じさせない、ちょっと子供のような無邪気な笑顔。

全ての作業が終わったら、海辺でゆっくりとお好きな本をお読みになるんだそうです。

昨今のAIやら仮想通貨やら、時代の大きなうねりがある中、あえてアナログなスタイルを貫く奥様、その生きざまを羨ましく思います。

「ご縁があたら逗子にも」

そんな言葉を頂き、Y様のお住いを後にしました。

逗子でも、奥様らしく健やかに、そして息子様夫婦と楽しく過ごされて下さい。

本日はお呼び頂き、ありがとうございました。

引っ越しに伴い古い切符・硬券との出会い|東京都千代田区富士見にて買取

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本日の都内は最高気温8℃。

昨日の温かさと今日の寒さとの、温度差が体に堪えます。

長年愛用しているストーブに手をやりながら、一昨日、Gさんから買わせて頂いた切手の仕分け中、携帯からいつもよりもなんとんかく甲高い着信音。

そして受話器から年配の女性の特徴的な声、聞き覚えがあります。

 

「こないだは、ありがとね。」

 

うちのチラシを見て、ご依頼をくださったMさまからのお電話でした。

去年の12月のクリスマス前だったかしら、千代田区富士見にお伺いして古い髪飾りやつまみ細工をお譲り頂いたんです。

御年70代の奥様だったんですが、今回は80歳になられた旦那様の押し入れの整理をして欲しいというご依頼。


千代田区富士見にて不用品の片付け

お伺いしたのは千代田富士見。

冬空の神田川を横目に、新見附橋の交差点を右折。そこから道なりに九段中等学校の交差点を左折した、細い道沿いにあった木造のお住い。

恐らく築年数は40年~50年と思われます。

ここは尋ねる度にタイムスリップする錯覚に陥るんです。たとえば、ちゃぶ台や茶箪笥。戦後の日本を象徴するような古いものが置いてあります。

今の時代は作業の効率化を図るあまり、パソコンなど周辺機器が多くなりがちな現代。それとは逆行するような佇まいになんとなく落ち着きを感じるお部屋。

そんな私をご夫婦が笑顔で迎えてくれました。

なんと明日、引っ越しのご予定なんだとか。

 

「最後に木村さんにお願いしたくてね」

 

そんな有難い言葉も頂きつつ、寒いでしょ、とご夫婦がお茶と和菓子を用意下さってました。

実はお住いの売却が決まり、ここからほどなくのマンションに越されるんだそうです。

そんな中、ボチボチと仕事へ。


押し入れの中の片付け

奥様がご案内下さった押し入れには、たくさんのモノ達で溢れてました。旦那様が使用されていたと思われる着物や雑貨など。また、古い美術本などが押し込まれてる状態でした。

正直、パッと見て買い取れるものはありそうにありません。


古い切符・硬券との出会い

古い切符・硬券

そんな中この寒さに身体を縮めながら、押し入れの奥の角にあった古い紙箱。

そこに入ってのが、古い切符・硬券たちです。

昭和35年~40年発行の使用済み切符でしょうか。東京近郊の切符が殆どで乗車券の他、入場券や急行券代用証などもあります。

戦前のものや国鉄時代の切符、入場券、などなど。

国鉄の古い切符など

キズ、濡れあと、ヤブレが若干見られます。


私なりの独自査定

それでも、私の事を呼んで下さったご夫婦の期待に応えたい一心で、なんとか査定額を出させて頂きました。

「ええですよ、それで」

との事。

スズメの涙ほどの金額でしたが、奥様・そして旦那様ともニコニコ顔。

その後、近くのコンビニから買われたホットコーヒーを飲みながらしばしの談笑。

私も気になってたことを聞きました、
それは「なぜ今のタイミングで」ということ。

「エンディングノートに、子供たちに迷惑はかけたくないって書いてたんですよ」

最近よく聞く単語です、このエンディングノート。

年齢も年齢で、万が一のことがあった場合のため、ある程度身軽にしたかったそうなんです。

わたしも他人事じゃない年齢です。

話を聞きながら現在に至るまでの準備、そして今後の健康の話などで花が咲いちゃいました。


コーヒーを飲み干し、帰りの身支度をしてご挨拶。

 

「また頼むから」

 

短く、だけど温かみのある言葉を頂戴し、富士見町を後にしました。

 

しかし、今日は寒いです。

ラジオではまた北陸での大雪の情報が流れてます。

そんな中、お呼び下さったかわいらしい笑顔のM様ご夫婦、新居でも健やかに、そして笑顔で過ごされて下さい。

本日も有難う御座いました。

手塚治虫の鉄腕アトム・ブラックジャックなどのセル画像|東京都台東区浅草でセルの買取

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台東区浅草で不用品の片付け・処分の依頼

時折クラックションの鳴り響く、昭和通り。
年末が迫ってるからでしょうか、ドライバーもお急ぎのご様子。

昭和通りから西浅草方面に左折し、言門通りへ。この道を道なりに進み、西浅草三丁目の交差点を少し行った所に、今回ご依頼を頂いたE様のお住いのアパートがありました。

ちなみに私事なんですが、浅草方面での仕事って結構多いんです、何故か。

このコースは何回走ったか数えきれないくらいですね。

今日は年末ってこともあって、早めに店を出たんですけど予定の時間より早く到着しました。

そこは木造の古いアパート。

恐らく私の見立てでは、築44~5年はいってるんじゃないかなと。

ちなみにこちらのアパート、年明け早々に解体が始まるんだそうです。昭和の名残ある建物だけに、ちょっぴり寂しいような、そんな感覚になります。


古本などの片付け・処分

少々早目の到来を告げ、うちのホームページをご覧下さったE様のお部屋のインタフォンをプッシュ。

出迎えて下さったのは、いかにも恰幅の良い旦那様です。

軽く世間話をし、私の見立てが当たってました、このアパート築45年を過ぎてるんだそうです。いわゆる土地開発の関係で、この後立派な建物が出来るんだそうです。

話もほどほどに、さっそく処分されたいとおっしゃっていた山積みになった古本の処分に入ります。

E様からは、古い学術書などもあるなんて聞いてたんですが、
それはほんのチョットで且つコンディションがかなり厳しい状況。

さらに、ほかの大量の本も日が当たって、色が変色してしまってます。

1時間以上物色しましたが何にも出て来ません。
わたしの考えてたものが・・。


手塚治虫のセル画像の買取

鉄腕アトム・ブラックジャックのセル画像

そんな重苦しいムードの中、本と本の間にいくつかのクリアファイルを発見。そこに収まっていたのがこの鉄腕アトム・ブラックジャックなどのセル画像です。

十数枚はありますが、ちょっとしたメモや色の変色はあります。

 

「おれ、昔ね、手塚プロとちょっと関係があってね」

 

そこから30分、昔勤務されていた出版会社のお話や、
手塚先生とおしゃべりされた話を聞かせて頂きました。

手塚治虫のセル画像だったんで、おっと思ったんですが、なんとも言えない感じです。

鉄腕アトムとジャングル大帝

セル画像は難しくて、背景などがあり有名なシーンなら査定が良いんです。一部しか描かれていないセル画は更に厳しいんです。

また、集めている方は限られるので、
保存状態が良くなければ値がつかないことも・・。

「これ、ほんの気持ちしかならかいけど、良いですか?」

すると旦那様は二つ返事で、持って行っていいとのことですんなり頂戴することに。

最終的にはかなりのボリュームだった古本の処分費から、査定分を差し引かせてもらったんですが、旦那さまもセル画像のことより、部屋が整理されたことにお喜びのご様子でした。

大量の本と共に、アトムとブラックジャックを助手席に乗せて、
ありがたく頂戴して帰りました。


事務所に戻って、このくらいのコンディションでも行けるかどうか、
チェックしましたけど中には欲しがる方も多いのが分かりました。

一見、有名な作家の物でも、どれだけそれを欲しがる人がいるかで、評価がガラッと変わってしまうのが私達の世界です。

台東区浅草のE様、有難う御座いました。

大正ロマンを醸し出すのアンティーク照明との出会い|東京都港区にて買取

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突然なんですが
最近思うことがあります。

「すべての物事に対して、効率を求めすぎていないか」

もしかすると、わたしのような古い人間の、凝り固まった考えかもしれませんけど(笑)

ただ、今年に入ってから風雲急で状況が変わってきましたよね。

例えば、働き方なんかは顕著に出てます。「NO残業」「既定の時間に帰社」、また月末の金曜日には「プレミアムフライデー」なるものが制定されました。

国も、無理にでも娯楽のタイミングを設け、国民ひとりひとりのお財布の紐を、必死に緩めようとしてます。

私が感じるのは、ちょっとずつ、アメリカナイズな風潮からひと昔前の日本のような状態に立ち返ってる気がするんです。いわゆる原点に戻ってるような。

なんでそう思ったか?単純な話です。

アンティーク照明の引き取り依頼

実は今日、港区の白金台にお住いのM様のお宅で、大正ロマンの雰囲気をまとった、アンティークの照明を買取ったからなんです。

平成の時代と逆行するような時代にだった大正・昭和初期。

得に大正時代は15年と非常に短かった時代にもかからわず、今もそのころの浪漫に触れたいがゆえに、このようなアンティークものを所有する方も少なくありません。

その頃って、ひとりひとりの美意識が洗練されたんでしょうね。

「チラシを見ました。照明を一度見てほしんです」
そんな電話が今週の火曜日に入りました。

どことなく上品な、電話越しに着物でも来てるんではないかと思わせる言葉尻。そんな声を聞いて、店内の接客で忙しくしていた私のテンションを鎮静してくれました。

電話の内容は、依頼者の方の母上が最近お亡くなりになり、遺品の整理をされていたとのこと。その際に、捨てるかどうするかの判断が付かなくなり、今回連絡をくれたそうなんです。

白金台の落ち着いた一軒家

白金台

場所は、白金台。

お客様宅の近くには、あの北里柴三郎の「北里大学」があります。

どことなく東京の喧騒を一瞬忘れさせてくれる場所。ちょっとの間、あたりを見渡し大きく深呼吸し、お目当てのM様のお宅へ。

「今日は、昨日よりも少し涼しいでしょう」

ありがたいお気遣いの言葉を頂き、お出迎え頂いたのは髪をきれいに結った奥様。柔和な微笑みがチャーミングな、それでいてちょっと知的な雰囲気を感じました。

お電話でも軽く伺ってましたが、奥様の母上がお亡くなりになりなったそうなんで

す。今現在も使用している家具・家電には思い入れがあり、捨てるに忍びなくどうせならプロに引き取ってほしいということです。

お部屋にある大正ロマン風の照明

照明アップ写真

さっそく、お部屋にご案内頂き、奥様が指をさされた方向を見ると、一瞬昔の時代に舞い戻ったような錯覚を感じさせる、照明がひっそりとありました。

それは、大正ロマンを思わせる、
落ち着いた光を放ってました。

その光は少しオレンジがかてっており、独特の雰囲気をその部屋に供給してます。

形状は、どことなく海を浮遊するクラゲのような。
その丸みを帯びたデザインは、一種のやさしさを感じました。

そんな照明の光を感じつつ、壁に気になる絵が。

「そこの絵画はもしかして‥。」
「竹久夢二です」

久々に見た夢二の絵画。正直照明よりもそちらに目がいっちゃてました(笑)ただ、これは今回のご依頼の対象ではなかったんですが、この照明の雰囲気で夢二の絵画を見ていたとき、あの時代にタイムスリップした感覚でした。

その後、別室にも同様のアンティーク照明があり、合わせて3点。
母上が暮らしていたとき、ずっと天井から見守っていた「主」を引き取らせて頂きました。

「お母さまの記憶の片りんを、大事に預かります」

抽象的な言葉で最後の挨拶をしたとき、奥様が出迎えていただ時の笑顔より、ちょっとだけ大きくなったような、そんな気が致しました。

帰りの車中、西日がちょうど落ちるタイミング。

その色はこのアンティーク照明を思わせるい色合い。もしかしたら先ほどのお母さまが、「照明をよろしくね」と言ってくれてたような感じがしました。

久々に、心が芯から落ち着くそんな仕事でした。

M様、この度は買入れ本舗をご用命頂きありがとうございました。

アンティーク品の引き取りはお任せください

アンティーク照明などはコレクターの中でも今も根強い人気を保っております。

買入れ本舗では、東京都内近郊での、アンティーク品の買取に力を入れております。

平櫛田中(ひらくし でんちゅう)の彫刻品との出会い|東京都千代田区にて買取

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本日は、千代田区の平河町のG様のお宅から、平櫛田中の彫刻作品を買取させて頂きました。

明治・大正・昭和、そして平成の時代を乗り越え、現代にタイムスリップした田中の作品。実際に現場でこの彫刻を見たとき、ことばでは表現できない衝撃が走りました。

「まさか、出会えるとは」

これ、正直な感想なんです。

この商売をやってると色々なモノを引き取るんですが、その中でだんだんと知識がついてきて、「いつかはこんなものを引き取ってみたい」そんな想いにかられるんです。

それのひとつが平櫛田中。


千代田区平河町のお客様からの依頼

千代田区平河町

この買取のきっかけは、昨日の夕方。

明日来れますか?

そんな電話が入りました。都内は急な積乱雲の影響で、ゲリラ豪雨に見舞われ店のものを店内に避難させてるところでした。

電話の内容は、不要になったガラクタなどをどうしても明日には片付けたいので来てほしいとのこと。

どのようなモノか質問しても、「ただのガラクタかも知れないけれど、一度見てください」の一点張り。

ただ、どことなく品のある、それでいて「買入れ本舗さんでないと駄目なの」という私を信頼している感が節々に感じられたので、お客様宅へ伺いました。

場所は、千代田区の平河町。

すぐそこに「国立劇場」がそびえたつ、まるで日本の中心部に澪おいている錯覚に陥りました。さっそく、車両を駐車してお目当てのG様のお宅へ。


平櫛田中と突然の遭遇

平櫛田中

「今日はありがとう、昨日の今日で大変だったでしょ?」

お出迎え頂いたのは、背筋のピンとしたちょっと細身の、それでいて芯の強そうな奥様。あまり詳しくは聞かなかったんですが、近々で今のお住いを売却されるんだとか。お電話で急いでいたのもこれがあったんですね。

さっそく、お部屋にご案内頂き、2階の一室に通されました。
薄暗く、カーテンから外のこぼれ日が目に眩しい、そんな一室。

そこには、今回連絡頂いた奥さまが、まとめたであろう一塊のお荷物がまとまってました。古いバックや木箱に入った食器など。

ひとつひとつ丁寧に拝見させていただくと、その中には銅箱に収められた置物が2点ほどあります。

このとき妙な胸騒ぎがしました。
たまにあるんです、こんな現象が(笑)

期待と、そして思っていたのもではなかった時の落胆を最小限にとどめる慰めの言葉をつぶやきながら、おもむろに銅箱を開きました。

そして、2つ目の木箱に入っている彫刻品を見たとき、脳天に稲妻が走りました。

それが平櫛田中の彫刻でした

G様は、急ぎのご様子だったので、早めにことを済ませたいご様子でしたが、私の中では非常に思い出深い仕事になりました。


古美術品などの引き取りはお任せください

平櫛田中の作品は多くの彫刻コレクターの中でも今も根強い人気を保っております。

買入れ本舗では、東京都内近郊での、平櫛田中をはじめとする、著名な彫刻家の作品の買取に力を入れております。

東京港区赤坂の【ブランド食器】の買取、【ノリタケ】の【イナギュレーション】でした。

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東京赤坂の買取

「此処には、昭和59年から住んでるの。私の歳、分かります?」

「いいえ」

「貴方は、何年生まれなの?」

「昭和2●年です。」

「私より全然若いじゃない!私は、1●年なのよ」

すぐに何歳か分かりました。
同じ年生まれの、同業の先輩が居ります。

乃木坂を下りた、赤坂9丁目。歴史の有る瀟洒なマンション、新しい建物が並ぶ静かな道沿いの落ち着いた建物の6階の一室。

こちらにお住いの今日のお客様、S様とのやり取りです。

「私、長年一人でここに住んでいて、そろそろ、身の回りを整理しようと思って…」

最近、良く耳にするお言葉です。

お部屋の中にはイタリアの輸入家具、床には赤の美しい、ペルシャ絨毯。
カップボードには、ヨーロッパのブランド食器。私の好きな物が見えます。

ノリタケのイナギュレーション

古い香水の瓶が何本かと一緒に、テーブルに上に出されていたのがこのノリタケの金彩仕上げの、イナギュレーションシリーズの、コーヒーカップ&ソーサー、プレート類のセットでした。

昭和54年のノリタケ創立75周年に際して企画された、ノリタケの当時の最高の素材、最高の技術で製作された、この世界では名器の一つに数えられるそうです。

当時の豊かな景気、華やかな世相を反映した素晴らしいアイテムの一つだと思います。

全部で30点近く、惜しむらくは、普段使いで使われた何点かに、ところどころ、金彩のはがれが見えるところ、コーヒーポットが見えない事でした。

 

ノリタケのイナギュレーション

ノリタケのイナギュレーションのカップソーサー

物の数が豊かになり、より質の良い物を求められる今、当時ほど、この品に惚れ込む人は少なくなりました。
私の金額提示にもすんなりと話が決まり、素晴らしいガラスのテーブルに出された、ヘレンドのカップに注がれた温かいコーヒーを頂きながらの、世間話です。

又例の、マイナス金利のお話です。
マイナス金利で一喜一憂される方、かなりいらっしゃるようです。

「私の趣味は、新聞に目を通す事なの、毎日。ボケ防止でねっ。」
いえいえ、ちっともぼけては居りません、更にこんなコメント。
「この頃は、カ行の人の話が多いわねー。」

黒●…、清●…、金…、クリ●…、

こんなお名前が可愛いお口から零れます。

「私、ここに住んで、30年は過ぎたけど、今ほど、世の中がつまらない時はないわねー」
「マイナス金利だの、消費税だの、無かった頃が懐かしいわ!」

私もほぼ同感です。私の薄れゆく記憶の中で、当時、金融機関から借り入れをすると、確か年利10%近い金利を払わせられながらも、活発な消費で世の中が今よりははるかに潤っていたような気がします。

そろそろ美味しいコーヒーも終わりに近づきました。

白い壁に、様々な年齢の女性の写真。

その一枚を指さして、「これって、浅丘ルリ子ですか?」

「それはあたしよー!!!、これ全部私なの!」

荷物をまとめる私の背中から嬉しそうな一声。

「貴方は、この辺りに又来るの?来たら、寄って下さい。貴方の欲しい物あげるから。」

ホントですか?赤坂のS様。

是非、また、お邪魔してみたい、港区赤坂9丁目のS様との出会いでした。

東京杉並区で【贈答品の買取】、【バカラのローハン】でした。

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【東京杉並区、下高井戸の買取です】

ひと通り、全ての部屋の品定めが終わりました。
部屋では無く、お部屋に残された品物達の品定めです。
「絵画とか、焼物が有るので見て下さい。」
矢張り、60を超えたばかりの様子の男性の方からのご依頼でした。
東京、杉並区の環八と甲州街道に真近の下高井戸の、いつものように細い道の入り組んだ住宅街に有る、矢張り、築50年はなんなんとする、木造2階建てのN様のお宅。
矢張り、売却処分だそうです。

品定めの結果はかなりさびしい限りでした。
仏壇横の収納から、かなり大きめの、13代今衛門の桐箱が幾つか、更に、柿右衛門の桐箱が二つ見つかりました。
一瞬、嬉しがったのもつかの間、全て、もぬけの殻で中身が有りません。各部屋を隈なく眺めても中身は見つかりませんでした。
ついでに出て来たのが、この、所謂、贈答品の類達。
長年不用で放置され、今でも、欲しがる人を探すのが難しい、茶器急須、湯呑、ガラスの器達です。
私も悔しさも手伝って、重いのも忘れ、つい車に積み込んでしまいました。

男性から、お茶を頂くのはそう数が多くは有りません。
先程買取をお断りした、30年ほど前のチーク材の食卓の上に、古い香蘭社の湯呑に入れられた温かそうな緑茶が一杯。
本日の寒さには有りがたい一杯です。

お茶を挟んで、N様としばしの世間談義。
私の仕事は、何年くらいやってるだの、お互い、生まれが昭和の何年だの、子供、孫の話だの、相手次第では、私はつい、話し込んでしまいいます。
白髪の数と額の薄さを鑑定する私。
「私がここに居た、平成の初め頃、一億円を銀行に預けると、毎月、五十万円位、利息が入って来たんだよねー」
事実かどうか分かりませんが、羨ましいようなお話です。
「所が今、一億円を銀行に預けると、一年で、千円なんだってね」
こちらのお話も、私には事実かどうか確認する術を知りません。
「昨日かなんかの、日銀の決定らしいけど、クロはクロだね。」
良く意味は分かりませんが、日銀黒田総裁のマイナス金利発表に原因が有るみたいです。
日銀総裁の一言に、一喜一憂されながら、お住まいの売却整理にお忙しい、N様、お羨ましい限りです。

【バカラのロックグラスの買取】

頂いた贈答品の中に赤い箱のバカラのロックグラスが一つ見つかりました。
バカラのローハン、未使用品でした。

 

バカラのロックグラスローハン
私には、マイナス金利よりも数倍プラスの贈り物でした。
杉並区下高井戸のN様、有難う御座いました。

東京都世田谷区祖師谷にて銀の薬缶買い取りました。

東京都世田谷区祖師谷にて銀の薬缶買い取りました。

銀瓶があると聞いて祖師谷の立派なおうちを訪ねました。
しかし、銀瓶では無く、銀色の薬缶でした。

 

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