不用品の処分中に出会った古銭や「東京オリンピック」の記念貨幣との出会い|東京都文京区にて買取と処分

, , , , , ,

今年に入り、スポーツ界ではいわゆる

「パイオニアの引退」が相次いでます。

最近だと、フィギュアスケートの浅田真央ちゃん、女子ゴルフの宮里藍選手なんかがあまりにも有名ですよね。

わたし、どちらの選手も好きなんです。

だって引退会見なんか見ていても、スポーツマンシップに溢れていて、それでいて潔い。引退に至った経緯を責任にもせず、単純に力不足と言い切る姿勢に、ちょっとした「武士道」の精神を垣間見えたような。

だめですね、年を重ねるとこんなことでも涙もろくなる(笑)

いずれにしても瞳を閉じれば、両選手ともにピークを迎えてた頃のハイライトが鮮明に思い出す事が出来る稀有な存在。

これからも彼女たちをテレビで見ればその頃の思い出が蘇るんでしょう。

 

それは人間だけでなくて物でもそうです。
今日、そう思わせてくれる懐かさにあふれた出会いがあったんです。


遺品整理に伴う不用品処分の依頼

そんな出会いのきっかけは、先週の土曜日の夕方。

この時期特有の鮮明な青空から、地平線に日が落ちかけた何とも言えない「色合い」を眺めているときに、携帯が鳴りました。

「亡くなった祖父の、遺品の片づけをお願いしたい」

そんな内容の電話でした。

少し急がれているような、なんとなくそような印象。なんでも、お電話いただいた方の祖父が最近お亡くなりになり、遺品の整理・片付け中なんだとか。

物量もかなりあるとお見受けしました。

というのも整理をされてからすでに2週間が経過してるとのこと。そうなんです、遺品物の整理・片付けは少なからずとも「感情・思い入れ」が介入してくるんです。

過去にも数多くのこのような案件を見てきましたが、ほとんどの方がこのような状態になります。わたしたちは、そのような方と一緒に仕事するときは

「単なる片付けではなく、故人と向き合いながら心も整理する」

そんな意識を持ちながらこれまでお手伝いしてきました。


アジサイが咲く、小石川での作業

アジサイの花

場所は、文京区の小石川。

白山通りから丸の内線の「後楽園駅」方面に向かい、お目当てのお客様宅へ。

目の前に「善光寺」というお寺さんがひっそりとあります。黒い喪服を着てるご家族が歩いてましたが、おそらく法事でしょうか。お子様が着慣れない服を着て、兄弟とじゃれあってます。

そんな様子を見ながら、カーナビが示す目的地にたどり着きました。

お庭には綺麗なアジサイの花が「どうだ」言わんばかりに咲き乱れてます。

 

「先日はお電話でありがとうございました」

お電話での声とのギャップに驚きました。お付いた雰囲気の声だったので、40代くらいかなと思っていたんですが、まだ30代で亡くなった方のお孫さんでした。

買入本舗のことはチラシを見て知ったそうです。

さっそく、お部屋にご案内頂き、亡くなったおじいさまのお部屋へ案内頂きました。

畳の和室。

遺品整理

畳の、あの独特の香りが鼻いっぱいに広がり、なんとなく懐かしいような。そんな感情に見舞われました。お部屋は段ボール箱などがおいてあり、おっしゃっていた通り作業の途中のようです。

「押し入れや、タンスなんかはまだ手を入れてないんです」

そんなお話を聞きながら、まずは途中で止まっていた段ボールを拝見させて頂きました。よく要領をわきまえており、処分するものと、また今後残していく判別がしっかりと出来てました。


昭和の古銭と記念貨幣との遭遇

東京オリンピック記念貨幣東京オリンピック記念貨幣

作業の中盤に差し掛かり、押し入れの中を整理していたとき、クッキーなどお菓子を入れるアルミ箱がひっそりと置いてあります。
持ち上げると、クッキーのそれとはまったく異なる重さ。

「ジャリ、ジャリ」

おもむろにその箱を持ち上げたときに、こんな音がしました。直観的にコインか何かかと思い蓋を開けてみると、綺麗に分別されたコインが現れました。

「昭和の古銭」、
そしてひと際目立っていたのが東京オリンピックの記念貨幣。

見た瞬間に、パッと記憶がよみがえりました。
幼少のとき、開会式をみて衝撃を受けたあのパレードが、鮮明に。記憶のフラッシュバックにより手が止まってました。

なにより、驚いたのは保管状態。

おじいさまがかなり大事になさってたんでしょう。コンディション的にも過去最高クラスの状態とお見受けしました。

古銭そのものの価値と、記念硬貨のプレミアもあるのでかなりの価値があります。

特に、記念貨幣は、日本で初の記念硬貨となった第18回夏季オリンピック東京大会のコイン。

初の民間委託による製造や初の1000円銀貨の発行など、初づくしのこの記念コインはその後の貨幣収集ブームのきっかけともなり、1000円銀貨は一時期2万円を超える高値にまでなるという人気相場をつくったんです

日本の経済発展の象徴といえる歴史的価値の高い硬貨。

この出会いは、わたし個人の2020年の東京オリンピックへの架け橋なんでしょうか(笑)そんな運命的な出会いもありましたが、メインは遺品の整理。


想いでの品を買取させて頂きました。

昭和の古銭

作業も順調に進み、無事おじいさまの部屋を片付けることができました。

そして、あの古銭と記念貨幣はというと。

おじいさまの想いでの品ではあるんでけど、残しておいても‥とのことで今回わたくしの方で買取らせて頂きました。

「おじいさまの、オリンピックの記憶、大切に預からせて頂きます」

お礼をして頭を下げたとき、額から汗がしたたりました。
それを見たお孫さんがタオルをくださいました。

「いえ、助かりました。誰かに背中を押してもらわないとたぶん進まなかったと思うんで」

そんな感謝の言葉を頂き、お客様のお宅を出ると、先ほどのアジサイがこちらを見てました。

わたしが、浅田真央ちゃん、宮里藍ちゃん、そして今日であった記念貨幣を見たときに思い出が蘇るように、この花をみて何かの想いでがよみがえる方もいるんでしょうね。

「物より思い出」

そんな言葉が一時はやりましたが、はたしてそうなんでしょうかね。
物にだって思い出はいっぱりありますよ。

わたしの中で、2017年6月12日も良き思い出となりました。
K様、この度は買入本舗をご用命頂いたこと、感謝申し上げます。

大正ロマンを醸し出すのアンティーク照明との出会い|東京都港区にて買取

, , , , ,

突然なんですが
最近思うことがあります。

「すべての物事に対して、効率を求めすぎていないか」

もしかすると、わたしのような古い人間の、凝り固まった考えかもしれませんけど(笑)

ただ、今年に入ってから風雲急で状況が変わってきましたよね。

例えば、働き方なんかは顕著に出てます。「NO残業」「既定の時間に帰社」、また月末の金曜日には「プレミアムフライデー」なるものが制定されました。

国も、無理にでも娯楽のタイミングを設け、国民ひとりひとりのお財布の紐を、必死に緩めようとしてます。

私が感じるのは、ちょっとずつ、アメリカナイズな風潮からひと昔前の日本のような状態に立ち返ってる気がするんです。いわゆる原点に戻ってるような。

なんでそう思ったか?単純な話です。

アンティーク照明の引き取り依頼

実は今日、港区の白金台にお住いのM様のお宅で、大正ロマンの雰囲気をまとった、アンティークの照明を買取ったからなんです。

平成の時代と逆行するような時代にだった大正・昭和初期。

得に大正時代は15年と非常に短かった時代にもかからわず、今もそのころの浪漫に触れたいがゆえに、このようなアンティークものを所有する方も少なくありません。

その頃って、ひとりひとりの美意識が洗練されたんでしょうね。

「チラシを見ました。照明を一度見てほしんです」
そんな電話が今週の火曜日に入りました。

どことなく上品な、電話越しに着物でも来てるんではないかと思わせる言葉尻。そんな声を聞いて、店内の接客で忙しくしていた私のテンションを鎮静してくれました。

電話の内容は、依頼者の方の母上が最近お亡くなりになり、遺品の整理をされていたとのこと。その際に、捨てるかどうするかの判断が付かなくなり、今回連絡をくれたそうなんです。

白金台の落ち着いた一軒家

白金台

場所は、白金台。

お客様宅の近くには、あの北里柴三郎の「北里大学」があります。

どことなく東京の喧騒を一瞬忘れさせてくれる場所。ちょっとの間、あたりを見渡し大きく深呼吸し、お目当てのM様のお宅へ。

「今日は、昨日よりも少し涼しいでしょう」

ありがたいお気遣いの言葉を頂き、お出迎え頂いたのは髪をきれいに結った奥様。柔和な微笑みがチャーミングな、それでいてちょっと知的な雰囲気を感じました。

お電話でも軽く伺ってましたが、奥様の母上がお亡くなりになりなったそうなんで

す。今現在も使用している家具・家電には思い入れがあり、捨てるに忍びなくどうせならプロに引き取ってほしいということです。

お部屋にある大正ロマン風の照明

照明アップ写真

さっそく、お部屋にご案内頂き、奥様が指をさされた方向を見ると、一瞬昔の時代に舞い戻ったような錯覚を感じさせる、照明がひっそりとありました。

それは、大正ロマンを思わせる、
落ち着いた光を放ってました。

その光は少しオレンジがかてっており、独特の雰囲気をその部屋に供給してます。

形状は、どことなく海を浮遊するクラゲのような。
その丸みを帯びたデザインは、一種のやさしさを感じました。

そんな照明の光を感じつつ、壁に気になる絵が。

「そこの絵画はもしかして‥。」
「竹久夢二です」

久々に見た夢二の絵画。正直照明よりもそちらに目がいっちゃてました(笑)ただ、これは今回のご依頼の対象ではなかったんですが、この照明の雰囲気で夢二の絵画を見ていたとき、あの時代にタイムスリップした感覚でした。

その後、別室にも同様のアンティーク照明があり、合わせて3点。
母上が暮らしていたとき、ずっと天井から見守っていた「主」を引き取らせて頂きました。

「お母さまの記憶の片りんを、大事に預かります」

抽象的な言葉で最後の挨拶をしたとき、奥様が出迎えていただ時の笑顔より、ちょっとだけ大きくなったような、そんな気が致しました。

帰りの車中、西日がちょうど落ちるタイミング。

その色はこのアンティーク照明を思わせるい色合い。もしかしたら先ほどのお母さまが、「照明をよろしくね」と言ってくれてたような感じがしました。

久々に、心が芯から落ち着くそんな仕事でした。

M様、この度は買入れ本舗をご用命頂きありがとうございました。

アンティーク品の引き取りはお任せください

アンティーク照明などはコレクターの中でも今も根強い人気を保っております。

買入れ本舗では、東京都内近郊での、アンティーク品の買取に力を入れております。

平櫛田中(ひらくし でんちゅう)の彫刻品との出会い|東京都千代田区にて買取

, , , , ,

本日は、千代田区の平河町のG様のお宅から、平櫛田中の彫刻作品を買取させて頂きました。

明治・大正・昭和、そして平成の時代を乗り越え、現代にタイムスリップした田中の作品。実際に現場でこの彫刻を見たとき、ことばでは表現できない衝撃が走りました。

「まさか、出会えるとは」

これ、正直な感想なんです。

この商売をやってると色々なモノを引き取るんですが、その中でだんだんと知識がついてきて、「いつかはこんなものを引き取ってみたい」そんな想いにかられるんです。

それのひとつが平櫛田中。


千代田区平河町のお客様からの依頼

千代田区平河町

この買取のきっかけは、昨日の夕方。

明日来れますか?

そんな電話が入りました。都内は急な積乱雲の影響で、ゲリラ豪雨に見舞われ店のものを店内に避難させてるところでした。

電話の内容は、不要になったガラクタなどをどうしても明日には片付けたいので来てほしいとのこと。

どのようなモノか質問しても、「ただのガラクタかも知れないけれど、一度見てください」の一点張り。

ただ、どことなく品のある、それでいて「買入れ本舗さんでないと駄目なの」という私を信頼している感が節々に感じられたので、お客様宅へ伺いました。

場所は、千代田区の平河町。

すぐそこに「国立劇場」がそびえたつ、まるで日本の中心部に澪おいている錯覚に陥りました。さっそく、車両を駐車してお目当てのG様のお宅へ。


平櫛田中と突然の遭遇

平櫛田中

「今日はありがとう、昨日の今日で大変だったでしょ?」

お出迎え頂いたのは、背筋のピンとしたちょっと細身の、それでいて芯の強そうな奥様。あまり詳しくは聞かなかったんですが、近々で今のお住いを売却されるんだとか。お電話で急いでいたのもこれがあったんですね。

さっそく、お部屋にご案内頂き、2階の一室に通されました。
薄暗く、カーテンから外のこぼれ日が目に眩しい、そんな一室。

そこには、今回連絡頂いた奥さまが、まとめたであろう一塊のお荷物がまとまってました。古いバックや木箱に入った食器など。

ひとつひとつ丁寧に拝見させていただくと、その中には銅箱に収められた置物が2点ほどあります。

このとき妙な胸騒ぎがしました。
たまにあるんです、こんな現象が(笑)

期待と、そして思っていたのもではなかった時の落胆を最小限にとどめる慰めの言葉をつぶやきながら、おもむろに銅箱を開きました。

そして、2つ目の木箱に入っている彫刻品を見たとき、脳天に稲妻が走りました。

それが平櫛田中の彫刻でした

G様は、急ぎのご様子だったので、早めにことを済ませたいご様子でしたが、私の中では非常に思い出深い仕事になりました。


古美術品などの引き取りはお任せください

平櫛田中の作品は多くの彫刻コレクターの中でも今も根強い人気を保っております。

買入れ本舗では、東京都内近郊での、平櫛田中をはじめとする、著名な彫刻家の作品の買取に力を入れております。

新宿区南元町での陶磁器の買取り。島岡達三の買取り。

, , ,

本日は、新宿区の南元町のT様のお宅から、島岡達三の花瓶を買取させて頂きました。

古めの箱に納められた、縄文象嵌の達三の作品でした。

「今日中に来れますか?」

どうしても今日中に片付けたい品物が有り、ガラクタかも知れないけれどという、何となくハスキーな女性の声に誘われて、四谷三丁目の先、津之守坂入口の信号を右折して、お目当てのT様のお宅へ。

お住いの売却の関係で急ぎの事情が発生したとのことでした。

私が着いたのは、夕方の5時ころ、狭い階段のお二階の薄暗い部屋に一塊のお荷物の山。

ガラクタなんて言うのはとんでもないお話で、古い桐箱に納められた花瓶がいくつか。

傷みは激しいものの、和本の山。

やはり痛んでいるものの、古いバッグたち。

その中の一つがこの花瓶でした。

島岡達三 縄文象嵌花瓶

島岡達三 縄文象嵌花瓶

T様は、荷物が無くなればよしとの事でしたが、思わぬお小遣いを手にして、夕闇の中で気持ち良く送って頂きました。

島岡達三の作品は多くの陶磁器の中でも根強い人気を保っております。

買入れ本舗では、東京都内近郊での、島岡達三をはじめとする、有名陶芸家の作品の買取に力を入れております。

 

 

東京台東区浅草での木版画の買取でした。平塚運一の木版画[夏のおどり]

,

秋に出会った夏の踊り

雷門の大提灯を横目に、かなり年季の入った煉瓦造りのマンションの4階に呼ばれました。

矢張り、年季の入った、程よい白髪に、角刈りの似合うお兄様。

版画とリトグラフが有るからと呼ばれました。

以前やられていた喫茶店の壁に飾られていたそうです。

平塚運一の木版画

見ると、平塚運一の木版画が5、6点。後は一時流行った、軽いリトグラフが、7、8点。

木版画の一枚が何となく気に入り、満足して頂けるお値段で譲って頂きました。

生憎近くにはコインパーキングも見つからず、ハザードを点けたままの必死の買取でした。焦るとよく、ガラスを割ったりします。

その中の一枚の平塚運一の木版画がこれです。

赤の色の綺麗さと、ショーガールの太ももに往時の浅草国際劇場の面影が重なって、何と無く懐かしさを覚えました。

平塚運一の木版画

平塚運一の木版画

平塚運一の木版画

平塚運一の木版画

平塚運一の木版画

平塚運一の木版画

帰り際、仁丹塔が有った辺りの、国際通りを後にしながら、何と無く、時の流れを感じさてくれた、東京浅草での木版画の買取でした。

買入れ本舗は東京台東区浅草周辺での古い物の買取が大好きです。どんなものでも一声かけてください。一所懸命買わせていただきます。

平塚運一[ウィキペディア]

1895年(明治28年)11月17日、島根県八束郡津田村(現松江市)に生まれた。島根県立松江商業学校に入学したが、1913年(大正2年)に中途退学し、松江市役所に勤務。石井柏亭の洋画講習会がきっかけとなり、1915年(大正4年)に上京してデッサンに励み、さらに版画技術を会得[1]。1916年(大正5年)には、二科展に版画作品が入選し、日本美術院展には油彩作品と水彩画作品が入選した。1917年(大正6年)に帰郷して結婚し、公立小学校の図画教員となった[1]。
1927年(昭和2年)から棟方志功らを指導し、1928年(昭和3年)には棟方や畦地梅太郎とともに雑誌『版』を創刊。1930年(昭和5年)には国画会の会員となった。1935年(昭和10年)には東京美術学校の版画教室開設にともなって教壇に立ち、1941年(昭和16年)からは日本女子高等学院や公立中学校でも教えた。1946年(昭和21年)には山根幹人(映画監督)らの協力を得て松江美術工芸研究所を開設した。1962年(昭和38年)には渡米して、活動拠点をワシントンD.C.に移し、アメリカ各地で個展を開くとともに版画の普及に努めた[1]。日本国内においても地方での版画普及活動に熱心であり、棟方、畦地、菊地隆知、北岡文雄など日本を代表する版画家を育てた。
1977年(昭和52年)には勲三等瑞宝章を受け、1989年(平成元年)には松江市名誉市民に推挙された[1]。長野県内の版画普及に携わった功績を称えられ、1991年には須坂市に須坂版画美術館・平塚運一版画美術館が開館した[2]。1997年(平成9年)11月18日、102歳で逝去した。

 

文京区大塚の買取。13代柿右衛門の酒器セット

, , ,

文京区大塚の買取

「失礼ですけど、戦後ですよね?」

「そう。ギリギリねっ」

勇気を出して尋ねてみました。今日のお客様、文京区大塚にお住いのA様。恐らく、お一人暮らしのご様子。                                                                                                                                                                           昭和20年11月のお生まれだそうです。まさしくギリギリの戦後生まれの方でした。

そろそろ、身の回りの整理を始めたいと言う事で、本の整理をして欲しいとの事。                                   美術全集、土門拳の写真集、その他、女性の細腕には荷が重い、昔流行ったハードカバーがかなりの量。正直私も、到底欲しいとは言えそうもない品物達です。正しく整理のお手伝いです。

マンションの10階、女性一人ではかなりしんどい作業です。

私の額に薄っすらと汗が滲み始めた頃、「ついでにこれもお願いします。」

13代柿右衛門の買取

テーブルの上に目をやると見慣れた桐の箱が5つ、6つ。13代柿右衛門の箱書があります。数の多いシリーズですが、私の好きなアイテムです。

13代柿右衛門

13代柿右衛門

13代柿右衛門

13代柿右衛門

ついでに食器棚の中のもいいわよと言われて、オークラのカップソーサー、源右衛門の小鉢、バカラのロックグラスなどを頂く事になりました。

「頂いて行っちゃって、いいんですか?」

「もういいのよ。何となく。早めに整理しようと思って。」

重い本の整理が余程気に入ったご様子で、私の買取金額も、手でさえぎりながら、「そんなにいらないから」との事でした。

帰りの車、本の重さでタイヤが泣いてました。何と無く秋模様の今日の大塚の買取でした。文京区大塚のA様、有難うございました。

買入れ本舗では、古い物、古美術品の買取をさせて頂きながら、皆様の身の回りの整理のお手伝いもして居ります。                                                                                                                                                           どうぞお気軽にお電話下さい。➿0120-5394-55

 

豊島区千早でのバービー人形との出会い

, ,

バービー人形との出会い

薄暗い押入れの奥、鼠にかじられた後のある古いダンボール箱を開けると、昔懐かしい古い鉛筆の山の中から、昭和43年の日付の有る赤茶けた古新聞に無造作に包まれた小さな人形が現れました。     幸い、鼠にかじられた後もなく、当時、包まれたままの姿で現れた、一体のバービー人形。

目と目が合った瞬間、一瞬、嬉しそうに見えました。

当方、この手のモノには、知識が不足してますが、古い物には間違い無さそうです。                           この手の人形が生まれたのは1960年前後との事。                                                                                            相当な歳にもかかわらず、なんとなくレトロな雰囲気の金髪の美しい一人のお姉様に出会うことが出来ました。

バービー人形

バービー人形

前回紹介の豊島区千早のガラクタ整理でのひとコマです。欲しがる人が少なくないアイテムです。

ささやかな出会いですが、私達は、こいうところでのこういう出会いが嫌いではありません。

古い物 古道具へのこだわり

買入れ本舗では、様々なガラクタの整理に精を出しております。ガラクタだからと言って無闇に全てを軽々しく捨てたりはしません。どんな物でも、人が欲しがるアイテム、後世に残す物達を、大切に扱います。

僅かですが、ゴミの減量、資源の保護、文化の保護継承に尽力して居ります。

古い物、古道具で、価値あるものは、一生懸命買わさせて頂きます。

古い物、古道具、ガラクタでいお困りの時は是非お声を掛けて下さい。

お電話お待ち致します。➿ 0120-5394-55

ガラクタ整理の終了。

, ,

ガラクタ整理が終わりました。

豊島区千早のガラクタ整理が終了しました。

延べ4日、15人工、2トン車にして、6台ほどの、いわゆるガラクタの整理処分作業でした。

ご依頼人様のお口から、お宝は無いからねと念を押された通り、古い家具、洋服、着物、書籍、食器類の整理に明け暮れた3日間でした。

写真は整理前と整理後の様子です。整理後に来られた、不動産の担当様から、お褒めの言葉を頂きました。

生理前

生理前その1

整理後

整理後その1

ガラクタ整理

ガラクタ整理その2

ガラクタ整理その2

ガラクタ整理その2

当店の得意技

当店、買入れ本舗では、今回の様な大掛かりな、ガラクタ整理、不用品処分作業に精通しております。

少量の、不用品、ガラクタ整理から、大掛かりな整理処分まで、安心してお任せ下さい。

多くの経験に裏打ちされた、適確な作業と、リサイクル、リユースの視点での安心の価格のご提示に自信があります。

お電話お待ち致します。➿ 0120-5394-55

ガラクタの中から見つかった可愛い物が何点か有りましたので、次回のご紹介で。

さらに読む

相変わらずのガラクタ整理。諏訪蘇山との出会い。

, , ,

豊島区でのガラクタ整理

相変わらずのガラクタ整理に追われてます。

かなりの量が有ります。

ご依頼の方からは、「何も無いよ!ガラクタだらけだよ!」「もし、欲しいのが有れば、自由にして下さい。」と言うご依頼を受け、写真のような、長年放置された、まさしくガラクタの山との戦いが始まりました。時間は3日、2トン車で6台ほどの、ガラクタの処分作業です。

シャッターを開けて二日目の今日、小雨の中の必死の作業。
人数は5人。
暑さが無くて助かりました。
然し、何年も放りっぱなしにされた、箪笥洋服、本、書籍類からは目に見えぬ不気味な埃の攻撃。

諏訪蘇山の香炉との出会い
その中で今日の獲物が一つ。
埃とネズミのふんにまみれた壊れかけた天袋の奥から、小さな桐箱。
埃をどけて、蓋を開けると、中から現れたのは、青磁の小さな香炉。

第2代諏訪蘇山

諏訪蘇山の香炉

箱には「蘇山」の銘。かなり薄い落款でしたが、2代目諏訪蘇山の作品とお見受けしました。

知らぬ間に時刻は4時を過ぎ、あたりはあいにくの天気でまさしく夕闇が間近。

取り敢えず、今日会えたのは、蘇山が一つ。
諏訪蘇山の青磁の香炉。

時間の経過、置かれていた条件からはかなりの美品でした。

ご依頼主様に感謝です。

明日また、希望を持って、ガラクタの山に挑みます。

お得意様の不動産会社から依頼された、お店の近く、豊島区千早3丁目でのガラクタ整理の一こまでした。

買入れ本舗は、あらゆるガラクタ、古い物の整理、買取に積極的に取り組んでおります。

ガラクタが思わぬ収入に。
お電話お待ちいたします。0120-5394-55

練馬区の遺品整理で出会ったアルミケース、ゼロハリバートンとリモワでした。

, ,

この処の暑さのせいでしょうか?
この処、所謂、遺品の整理の場面が増えて居ります。

練馬区の遺品整理

練馬区栄町、西武池袋線、江古田の駅から少し離れた静かな街並みの中の、何処にでもあるような木造アパートの一室。
玄関口、ドアの前に空き地があり、そこに夥しい数の廃品の山。
見ると、まだ使えそうなアルミケースやら、革製のカメラバッグとかが無造作に山積みになってます。
依頼のお電話は「絵画とか骨董品が有るんですけど。」
お電話主の、50歳前後のふくよかな女性が、カバンの山の前で私を出迎えてくださいました。
取り敢えず、
「あのー、絵とか骨董品とかがあると聞いて伺ったんですけど。」
そこで出されたのが、ラッセンのリトグラフと、どうにも評価の難しい、九谷の花瓶が一つ。
丁重にお断りして、事情を伺うと、何となく、身近な人が亡くなって、遺されたものを、整理なさってるとの事。
一通りお話を伺った後、遺された品々を拝見致しました。
こういう場合、先ず、どういう処に頼んだら良いものか、一般の方々は、その知識が殆どありません。
私の処は広告が上手くありません。
声を大にして言いたいと思いました。
ふくよかな顔の、S様の口から溢れる言葉に接して。
表の廃品の山の中に、ギターのケースが見えます。
聴いてみました。
ギターは、どうなさったのか?
ネットで出会った業者に譲ってしまったとの事でした。
ギブソンとマーチンが有ったそうです。
「かなりの金額でしたでしょう?」
「無料でした。」
「えーーっ、それは無いでしょう」
古すぎて、無料ならと言うことで、見知らぬ業者に渡ってしまいました。
私を是非最初に呼んでください。お願いです。
ギターのケース、カメラのケース、釣竿、ゴルフクラブ、古いアンプ、スピーカー、アルミのケース等が今にも捨てられそうに、野積みにされてました。
粗大ゴミで捨てちゃうそうです。
亡くなった方は恐らく、Sさまの兄上の様です。
亡くなられた理由は分かりませんが、かなり、多芸、多趣味の方の様です。
ここに出された物が全て、粗大ゴミ扱いされてしまうのは、生前の兄上に対して余りにも無情です。

S様の了解の元、私は粗大ゴミの山にむしゃぶりつきました。
粗大ゴミでこの世から消え去るであろうもの達をかなり助け出しました。
途中から、近くに居たうちのスタッフY君と猛暑の中、汗だくの2時間でした。
その中から助け出したのが、このゼロハリバートンとリモワのアルミケースでした。

リモワのアルミケース

リモワのアルミケース

かなり古い物でしたが、役目を終わるには早すぎます。
未だ未だ、これから、十分、活躍が出来そうです。
結局、私が帰る頃には、粗大ゴミの山は、半分ほどに減ってました。
お金を払って処分すべき物を半減しさらに私は、幾らかのお代を、S様の両手の上に置いて帰りました。
S様が喜んで下さったのは当然ですが、様々なケースに立ち向かった時、どんな業者に頼むかは非常に重要なポイントです。

当店のモットー

買入れ本舗は自信を持って声を大にしたいと思います。
当店は、広告も上手くなく、大規模企業では有りませんが、今回のS様の様な場合を始め、あらゆる物の処分、買取の場合は、先ず、お声を掛けてください。

必ず満足して頂ける自信があります。

帰り際、S様の笑顔に感謝致しました。

空で出会ったゼロハリバートンとリモワ、消えた中身が気になります。

当店はそんなお店です。