【東京都文京区目白台】不用品整理・片付けの最中に現れた時を奏でるオルゴールたち|空き家整理で出会ったリュージュとシンギングバードの記憶

, , , , , , ,

時代が静かに幕を下ろすとき

今年に入ってからでしょうか。
同世代の名だたる方々の訃報が、続くようになりました。

つい先日も、ジャンボ尾崎の訃報が流れましたね。

尾崎将司さん。
わたしと同い年です。

若い方はピンと来ないかもしれませんが、あの豪快なスイング、あの闘争心。

テレビ越しに「まだ負ける気はないぞ」と言わんばかりの姿を見て、同じ時代を生きてきた者として、どこか自分の背中を押されているような、そんな気持ちになったものです。

※Getty Images から有償でダウンロード

年を重ねると、人の引退や別れに、自然と自分を重ねるようになります。

-それは、人だけではありません。
物もまた、同じです。

空き家となったご夫妻の住まいから不用品片付け・整理のご依頼

今回のお話をいただいたのは、
東京都文京区目白台。

3年前に、90歳を過ぎたご夫妻が相次いで亡くなられ、その後、3年間手つかずのままになっていたお宅でした。

お子さんはいらっしゃらず、ご親族というよりは長年お世話をされていた関係者の方からのご依頼。

「家の中を、きちんと整理してあげたいんです」

電話口で、そう仰っていたのが印象的でした。

不用品整理の現場で出会った、古いオルゴールの発見|大量処分の中から残された価値ある品

家具、洋服、食器、書籍……
結果的には2トントラックで5台以上になりました。

「捨てる前に、一度見てもらえますか」

現場に入ると、いかにも“昔ながらの暮らし”がそのまま残っていました。

箪笥の引き出しを開けると、
きちんと畳まれた洋服。

食器棚には、来客用だったのでしょう、ほとんど使われていない器が並んでいます。

そんな整理作業の途中、関係者の一人が声をかけてきました。

「これ、念のため見てもらえますか」

埃をかぶった棚の奥。
箱に収められた、いくつかの古いオルゴール。

ゼンマイを巻いても、
動かないものも多い。

ですが――

その中に、かすかに音を奏でるものがありました。

リュージュとシンギングバードの価値|処分寸前だったオルゴールが持つ本当の評価

蓋を開け、そっと耳を近づけると、
鈴を転がすような、澄んだ音。

リュージュ社のオルゴールでした。

さらに、金色の鳥かごの中で、小鳥がさえずる――
シンギングバード。

動かないものもありましたが、動くものは、確かに“生きて”いました。

「ずっと、しまったままだったんでしょうね」

そう言うと、関係者の方が、
少し驚いたように仰いました。

「ご夫妻、音楽が好きだったみたいです」

その一言で、
すべてが腑に落ちました。

「処分するには、忍びないですね」

オルゴールは、
ただの装飾品ではありません。

特にリュージュやシンギングバードは、音を楽しむために生まれた工芸品です。

動かなくなっていても、修理を前提に探している方がいます。

今回のオルゴールたちは、
処分される運命だったかもしれない。

ですが、「これは、次の持ち主がいます」
そうお伝えしました。

整理費用と相殺という形で

ご相談の結果、オルゴール類はすべて、整理費用から相殺する形で引き取らせていただくことになりました。

金額の話よりも、「誰かがまた大切にしてくれるなら」

その一言が、何よりでした。

「音が鳴るものは、やっぱり嬉しいですね」

関係者の方が、そう微笑んだのがとても印象的でした。

物がつなぐ記憶と想い|オルゴール買取を通して感じた、遺品整理の本当の意味

人は亡くなっても、
その人が愛した物は、
記憶を抱えたまま、残ります。

オルゴールの音色は、当時の暮らしや、何気ない日常を、そっと呼び起こす力があります。

ジャンボ尾崎のスイングを見て、
若い頃を思い出すように。

一つの音色が、
人生の一場面を蘇らせることもある。

「物より思い出」よく聞く言葉ですが、わたしは、こう思います。

物があるから、思い出が残る。

今回お預かりしたオルゴールたちも、きっと、次の誰かの人生の中で、また静かに音を奏でることでしょう。

この度は、大切なお品を託していただき、誠にありがとうございました。

創業40年。
また一つ、忘れられない出会いとなりました。

【東京都板橋区高島平】不用品整理に伴うペルシャ絨毯の買取事例|UR住宅の明渡しで残されていたクム産シルク絨毯

, , , , , , ,

知人の弁護士からの、少し重たい相談

昼過ぎ、店に一本の電話が入りました。
相手は、長年付き合いのある弁護士さん。

「木村さん……正直に言いますが、“値の付く物は無い”案件かもしれません。」

こう前置きされる時ほど、
私は慎重になります。

「高島平のURで、明渡し前の整理です。荷物は残っています。ただ、骨董として買える物があるかどうか……。」

「構いません。一度、現場を見ましょうか。」

そう答えると、電話の向こうで、
少し安心した声が返ってきました。

板橋区高島平、生活の痕跡が残るUR住宅

環七を北へ走り、荒川を越え、
団地群が視界に広がると高島平です。

部屋に入ると、まず目に入るのは生活の跡。

食器棚、古いタンス、
使い込まれたテーブル、
畳まれた衣類の入った段ボール。

「ちゃんと暮らしていた部屋だな……。」

私は、思わず独り言を漏らしました。

物は“ある”けれど、“買えない”という現実

一つ一つ、目を通します。

食器は量産品。
家具は使用感が強い。
家電は年式が古い。

思い出は、たくさん詰まっている。けれど、市場価値として評価できる物は、正直、無い。

私は、弁護士さんに電話を入れました。

「先生、生活の物は揃っていますが……骨董として買える物は、見当たりません。」

受話器の向こうで、
小さく息を吐く音。

「やはり、そうですか……。」

そう言いながら、ふと、玄関脇に目をやると、壁際に丁寧に丸められた一枚の絨毯がありました。

私は、そこで足を止めます。

「……先生。一点だけ、絨毯があるんで見ていいですか。」

玄関脇で目に留まった一枚。広げた瞬間に分かるクム産シルク

絨毯を広げた瞬間、
私は、はっきり言いました。

「これは、クムですね。」

「クム……?」

「イランのクム産。しかもシルクです。」

電話口で、一瞬、沈黙。

「……そんな物が、残っていたんですね。」

派手さはありません。

しかし、文様は細かく、光を受けて、静かに表情を変える。

分かる人にしか、分からない仕事です。

なぜ、このペルシャ絨毯だけが残ったのか

房、縁、裏の結び。
一通り確認しながら、私は弁護士先生に言いました。

「先生、この絨毯が残った理由は、はっきりしています。」

「と、言いますと?」

「価値が分かりにくいからです。高価な物ほど、最後まで残ることがある。」

電話口で、「なるほど……」
という低い声。

整理費用と相殺する、現実的な判断

「金額は、どのくらい見られますか。」

慎重な問いかけ。
私は、現実的な数字を伝えました。

「整理費用の一部と相殺する形でならこのくらいが妥当でしょう。」

少し間があって、

「それで、お願いします。いやあ、正直助かります。」

派手な取引ではありません。

しかし、確実に、
一つの問題が解決した瞬間でした。

鑑定士として思うこと

私は、絨毯を丁寧に丸め直しながら、ふと、そんなことを思いました。

「思い出は、値段にはなりません。でも……長いこと一緒に過ごした物には、それなりの“役目”があったはず。」

この絨毯も、誰かの足元で、あるいは、部屋の片隅で、黙って暮らしを支えてきたのでしょう。

今日の一枚は、値段と気持ちのちょうど真ん中あたりに、静かに置かれているように見えました。

帰路の環七、少し肩の力が抜けて

高島平を後にし、いつものように環七の流れに戻ります。

夕方の渋滞。

赤いテールランプが、列になって伸びていました。

私はハンドルを握りながら、少しだけ、肩の力が抜けたのを感じます。

不用品整理の現場というのは、「捨てる・残す」よりも、「どう折り合いをつけるか」を考える場所なのかもしれません。

今日のクムの絨毯は、そんな折り合いのつけ方を、そっと教えてくれた気がしました。

まとめ|不用品整理の現場で、最後に残る「価値」

今回の板橋区高島平でのご依頼は、UR住宅の明渡しに伴う不用品整理という、決して珍しくない現場でした。

生活の荷物は残っているものの、市場価値として評価できる品はほとんどない。そうした中で、玄関脇に静かに残されていたイラン・クム産のシルクペルシャ絨毯。

不用品整理の現場では、
「価値の分かりやすい物」よりも、
「価値の分かりにくい物」が、最後まで残ることがあります。

思い出は値段にはなりません。

けれど、長い時間、暮らしの中で役目を果たしてきた品には、それぞれの“意味”があります。

私たちは、すべてを買い取ることはできません。しかし、買い取れる物については、その背景や事情も含めて、丁寧に向き合うことを大切にしています。

不用品整理・明渡し・相続など、「どう扱えばよいか分からない物」がありましたら、無理に処分する前に、一度ご相談ください。

最後に残った一つの品が、
思いがけず、次へつながる価値を持っていることもあります。

【東京都豊島区】陶磁器・焼物の出張買取事例|備前の宝瓶と人間国宝・井上萬二の酒器を丁寧に査定

, , , , , , ,

【東京都豊島区南長崎】年の瀬に託された器たち

―内装屋の親方から頼まれた、備前と人間国宝・井上萬二の酒器―

年の暮れも押し詰まった頃でした。

電話口の声で、私はすぐに誰だか分かりました。

「木村ちゃん、今年もお世話になります。ちょっと見てほしい物があってねぇ…」

長年付き合いのある、豊島区南長崎の内装屋の親方。

もうかれこれ二十年以上でしょうか。

現場で出た古い物、施主さんから譲られた品、そのたびに「これ、どうだい?」と声を掛けてくれる人です。

「年末でね、少し整理したいんだよ。大事にしてきた物だから、捨てるのは忍びなくてさ」

そう言われて、私はいつもの鞄を持ち、
南長崎へ向かいました。

数はあるけど値段がつけづらい陶磁器・焼物

現場というより、親方の倉庫の一角。

木箱がいくつも積まれ、その脇には使い込まれた焼物や酒器。

「若い頃から、仕事の合間に集めてきたんだ。現場の親方からもらったり、骨董市で見つけたりね」

そう言いながら、
一つ一つ箱を開けていきます。

備前の宝瓶、素朴な焼締の湯呑、名のない陶磁器。正直に言えば、数はあっても評価が難しい物が多いのが現状です。

「親方、これは正直、まとめての評価になりますねぇ」

「だろう? それでもいいんだ。年末の小遣いになれば御の字だよ」

こういう言葉が出る人は、
無理を言わないんです。

だからこちらも、出来る範囲で誠実に応えたくなる、
そんな人柄が長い付き合いに至る一番の要因です。

木箱の底から現れた“別格”の酒器

そんな中、一つの桐箱を開けた瞬間、私は思わず声を漏らしました。

「……ああ、これは」

「分かる?」

「ええ、井上萬二ですね」

白磁の冴え、薄造りの品格。
人間国宝・井上萬二 の酒器でした。

「若い頃、無理して買ったんだよ。いい物は、持ってるだけで背筋が伸びるだろ?」

親方は、少し照れたように笑います。

数が多く、評価が伸びにくい中で、
この一点だけは、はっきりと価値がありました。

「親方、これは頑張らせてください」

「そう言われると、頼んで良かったと思うよ」

値段よりも「ちゃんと見てもらえたか」

最終的には、備前の宝瓶、陶磁器類はまとめて評価。

そして井上萬二の酒器は、
きちんと単品で査定。

「全部でこの金額になります」

金額を告げると、親方はしばらく黙ってから言いました。

「十分だよ。ちゃんと見てくれた、それが一番だ」

私は何度もこういう場面に立ち会ってきましたが、結局のところ、お客様が求めているのは高価よりも、納得なのだと思います。

「これで年越しの酒が、少し旨くなるな」

「それは何よりです」

年の瀬に、物が次へ渡っていくということ

物というのは、不思議なもので、役目を終えると、次の持ち主を待つようになります。

長年大切にされてきた器たちも、またどこかで、誰かの手に渡っていくでしょう。

「また何かあったら、頼むよ」

「こちらこそ、いつでも」

南長崎の路地を歩きながら、私は今年もこの仕事を続けてこられたことに、静かに感謝していました。

鑑定士よりひと言

数が多く、値段がつきにくい物でも、中に“本物”が混じっていることは少なくありません。

処分を急ぐ前に、
一度、きちんと目を通させてください。

物の価値だけでなく、その人が過ごしてきた時間 も含めて、私は拝見しています。

【豊島区高田】50年前に購入したロレックス・デイトジャスト イエローゴールドを買取|懐かしいT様から腕時計買取のご依頼

, , , , , , ,

10年ぶりの再会 ― 懐かしいT様からの一本の電話

「まだお店やってるの?」

そんな懐かしい声から始まりました。

10年ほど前、豊島区で店を構えていた頃によく切手をお持ちくださった豊島区高田のT様からのご連絡でした。

「いやぁ…コロナでお店は閉めたんです」とお伝えすると、

「そうなの…じゃあ家まで来てくれる?」と依頼をいただき、訪問することに。

変わらぬ笑顔のT様 ― そして机の上の黄金色の時計

玄関を開けると、当時のままの柔らかい笑顔のT様。

「どこに聞いたらいいか分からなくてね。あんたしか思い浮かばなくてさ」

そう言いながら見せてくださったのが、机の上で静かに光る ロレックス デイトジャスト イエローゴールド。

「50年前に買ったんだけど…もういいかなと思って」

とT様。

黄金の輝き ― デイトジャスト イエローゴールドの存在感

フルーテッドベゼル、金無垢ケース、堂々たるプレジデント風ブレス。

写真で見せていただいたままの存在感。

私が手に取ると、

「そんな近づけて落とさないでよ」
とT様が笑う。

「大丈夫ですよ、40年やってますから」
と私も笑い返す。

この何気ないやりとりが、古くからのお客様との信頼関係の温かさを感じさせます。

金相場の高騰とロレックスの評価

「いくらになるか見当も付かなくてねぇ」

とT様。

最近は金相場が上昇し、さらにロレックスの金無垢モデルは世界的に需要が増加。

長年の経験と幅広い販売ルートを使って、
精一杯の査定額を提示しました。

「えっ…そんなになるの?」

驚きと喜びが入り混じったT様の表情。

当時の購入価格を大きく超える査定額でした。

「こんな値段で持ってってくれるなら文句ないよ。ありがとうね」

このひと言が、40年の商売を続けてきた私の励みになります。

帰り際の言葉に、胸が温かくなりました

靴を履きながら帰り支度をしていると、

T様がぽつり。

「また何かあったら頼むよ。あんたじゃなきゃダメなんだからさ」

商売冥利に尽きる言葉でした。

T様、本当にありがとうございます。

ロレックスは、次の持ち主へ丁寧に橋渡しさせていただきます。

まとめ|長いお付き合いこそ “宝物”

今回のT様の件は、“売るもの”以上に 人と人のつながりの温かさ を改めて感じる買取でした。

10年前に切手をお売りくださったお客様が、「困ったときに思い出してくれた」という事実。

買取という仕事の原点は、
やはり「信頼」と「ご縁」だと実感させられます。

ロレックスの査定額が上がっている今、同じようにお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

40年の経験を活かし、誠実に対応いたします。

【文京区本駒込】ビル売却に伴う片付け整理で発見された古い急須と茶道具を買取

, , , , , , ,

築50年の4階建ビルの地下室で“忘れられた道具たち”と再会

「ここに入るの、何年ぶりかしらねえ……」

本駒込の4階建ビルにお住まいの M様ご一家(80代のお母様・50代の息子様) が、少し照れくさそうに笑われました。

ビル売却に伴う残置物の片付け整理で私が伺った日のことです。

築50年。外観はしっかりしていますが、内部には“長い時間だけが積み重なった空気”が漂っていました。

息子様の案内で地下室へ。

重たい鉄扉を開けると、ひんやりした空気が流れ込みます。

ビルの地下室の片隅に、そっと置かれていた急須たち

埃をかぶった段ボール箱をそっと動かすと、

「おや、これは……急須ですな」

丸型・角型・無地・彫り入り。

そして、中国系と思われる朱泥の急須まで混ざっています。

お母様が
「それ、父が若い頃に集めていたの。もう使わないし捨てちゃおうかと思って」
と一言。

すかさず私は声を上げました。

「お母様、こちらは処分してしまうには惜しい品が混ざっていますよ」

息子様が驚いた様子で
「え、これって値段つくんですか?」
と聞かれます。

使い込まれた物でも、価値のある急須はあります

急須は傷やカケがあり、かなり使い込まれた状態。

しかし、私が一つひとつ手に取り、蓋の合い具合・胴の質感・土の荒さを確認しながらお伝えしました。

「このあたりは一般的ですが……こちらの朱泥急須、宜興(イーシン)系の可能性があります。作家物ではないかもしれませんが、土の質が良いですね。」

お母様は目を丸くされ、
「まあ、そんな物まで見てくれるなんてねえ」
と笑ってくださいました。

茶道具も混ざり、一部はしっかり評価

棚の奥からは茶碗・湯冷まし・煎茶碗も出てきました。

「これは京都の窯の物でしょう。状態が良ければお値段がつきます」

息子様は
「父さん、物持ちだけは良かったからな……」
と、少し懐かしそうに見つめています。

今回の買取

  • 中国系の朱泥急須(宜興系)
  • 古い煎茶道具数点
  • 使用感の強い国産急須数点(こちらはお気持ち程度)

処分予定だった急須の中に、数点ではありますが しっかり評価させていただける物 がありました。

お母様が「捨てなくて良かったわねぇ」と息子様に話され、息子様もホッとした様子。

少額ながら買取金額をお渡しすると、お母様の眼鏡がキラリと光り、

「あなたに見てもらって良かったわ」

と優しい声をかけてくださいました。

あとがき

ビルの売却や片付け整理では、価値のある物がひっそりと埋もれてしまうことがよくあります。

急須や茶道具は特に、

「汚れているから」「古いから」=価値がない

とは限りません。

今回の本駒込の現場でも、そんな“忘れられた道具たち”と再会することができました。

こちらこそ、貴重な品々をお任せいただきありがとうございました。

【さいたま市大宮区】東大宮でのご実家売却に伴う不用品整理と昭和家電の買取|松下電気・ナショナル扇風機など

, , , , , ,

実家の売却前、50年分の思い出整理

「この家を解体する前に、両親の思い出をちゃんと整理してあげたくて…。」

そうお話しくださったのは、
目黒区自由が丘にお住まいのO様。

ご実家は築50年以上の木造住宅で、売却後には解体の予定とのことでした。

我々のつたないチラシをご覧になり、「なんだか昔の仕事ぶりを感じるお店ですね」とのお言葉を添えてお電話をいただいたのが始まりです。

お伺いした東大宮のご実家は、障子から柔らかな光が差し込む、まさに“昭和”の面影を残すお部屋。

押入れには布団や座布団が丁寧に重ねられ、棚の上には古い写真立て、そして奥にはナショナルの扇風機がひっそりと。

現場での会話と思い出

作業中、O様がふと懐かしそうに扇風機を見つめておっしゃいました。

「これ、夏になるといつも父が回してたんです。風の音がね、妙に心地よくて。」

私がそっと笑って、

「昔の扇風機は静かで、どこか優しい風でしたね。」

と答えると、O様も少し笑顔を見せてくださり、

「そうそう、あの頃はこの音で昼寝してたなぁ。」と目を細められました。

そんな会話を交わしながら、スタッフは慎重に一点ずつ仕分け。

「これも、あの時代を生きた道具なんだ」と心でつぶやきながら、埃を払う手にも自然と力が入りました。

査定内容|松下電気・ナショナル製品の昭和家電を中心に

今回、特に印象的だったのは松下電気やナショナル製の扇風機や照明器具。

昭和の家電はシンプルながらも造りがしっかりしており、今でもコレクターや古道具店からの需要があります。

「これ、まだ動くんですか?」とO様が尋ねられたので、

「少し整備すれば、きっとまた風を送ってくれますよ。」とお伝えすると、

「もし父が聞いたら喜びそうですね。」と、少し寂しげな笑みを浮かべていたのが印象的でした。

食器や絵画も一点ずつ査定し、
再販可能なものは丁寧にお引き取り。

その結果、買取金額を整理費用に充てることができ、最終的な片付け費用を抑えることができました。

片付け作業後のご感想

作業完了後、きれいになった和室を見渡したO様が、「父と母がいた頃の家みたいに、空気が軽くなりましたね。」とぽつり。

私は笑って「きっとお二人も、ようやく安心されたんだと思います。」とひとこと。

O様は老眼鏡の奥でうっすらと涙を浮かべながら、「お願いして本当に良かった。ここまで丁寧にしてくれるとは思わなかったです。」と頭を下げられました。

私たちスタッフも胸が熱くなり、
しばらく言葉が出ませんでした。

気づけば全員、「いやぁ…これじゃ泣けて仕事にならないね」なんて笑い合ってしまいました。

まとめ|“片付け”ではなく“心の整理”

今回のご依頼は、単なる不用品整理ではなく、
「ご家族の思い出をつなぐ作業」でした。

昭和の家電や食器ひとつひとつが、当時の暮らしと人の温かさを伝えてくれます。

スタッフの一人が最後にこう呟きました。

「なんだか片付けた後の静けさが、“ありがとう”って言ってるみたいですね。」

その言葉に、O様も静かにうなずかれていました。

O様、このたびは当店にご依頼いただき、誠にありがとうございました。

ご両親の思い出を大切に、これからもご家族の新しい時間が穏やかに続きますように。

【文京区本駒込】六義園近くのマンションにて空き家整理・不用品処分と買取|5年ぶりに開いた思い出の部屋

, , , , , , ,

「中を見るのもつらくて…」空き家になっていたご実家の片付け相談

「両親が亡くなってから、もう何年もそのままで……」

少し寂しげなお声でそう話されたのは、文京区本駒込にあるマンションにお住まいだったご両親の息子さん。

ご実家の売却を控え、残された家財を整理したいとのご相談です。

「中を見るのもつらくてね、気づいたら5年も経ってしまいました。」

そんなお言葉に、「ゆっくりで大丈夫ですよ。大切なものは一緒に見極めましょう」とお答えして、伺う日を決めました。

現地の様子と作業の流れ

そのマンションは六義園の木々を見下ろせる、
静かな住宅地の一角に佇んでました。

玄関を開けた瞬間、長く閉ざされていた空気がゆっくりと動き出すような感覚がありました。長年やっていると、このような”気配”を感じることがあるんです。

お部屋には、衣類・布団・小物・古い家電製品などがそのままの状態で残されており、スタッフ3名で一点ずつ仕分け作業を開始。

再利用できるものと廃棄物を丁寧に分けながら、搬出時も床や壁を傷つけないよう慎重に運び出していきます。

ちなみに電化製品はすべて年式が古く、
再販が難しいため残念ながら買取対象外。

しかしながら、「これまでの生活の名残をひとつひとつ片づける」ことに重きを置き、気持ちの整理も含めて丁寧に進めさせていただきました。

最終的には2トントラック2台で約5時間。

空になった部屋を見つめながら、
M様は少し肩の力が抜けたように微笑まれ、

「こんなに早く終わると思いませんでした。しかも、思いのほか安くて助かりました。」

「ありがとうございます。ちょっとでもご負担を減らせたならうれしいです。きっとご両親もお部屋が片付いてホッとされていると思いますよ。」

ゆっくりと、そしてじっくりと静かに部屋を見渡しながら「やっと気持ちの整理がつきました」とおっしゃいました。

再利用や買取が可能なものがあれば「きちんと査定」

今回のご依頼は不用品処分と片付けが中心でしたが、当店では、整理の途中で見つかったお品の中に再利用や買取が可能なものがあれば、その場で丁寧に査定いたします。

贈答品や日用品、雑貨類など、種類を問わず確認を行い、まだ使えるもの・価値のあるものはできる限り活かす方針です。

「これは捨てるしかないかな」と思われるお品でも、一度拝見させていただくことで、新たな価値が見つかることもあります。

片付けと査定を同時に進めることで、お客様のご負担を減らしながら、無駄のない整理を心がけております。

査定を終えて|「大切にしてくれる方へ渡るなら安心」と笑顔で

今回のご依頼では買取こそありませんでしたが、M様が片付けの最後に「両親の荷物を見てもらえてホッとしました」と微笑まれたのが印象的でした。

作業を終えてお部屋を確認いただいたあと、
玄関先で少し立ち話をしました。

「部屋の中が明るくなりましたね。やっとこの家と向き合えた気がします。」

「長い間そのままだった分、いろいろな思いが詰まっていたと思います。今日で一区切りですね。」

「いやぁ、本当に…。父と母もきっと喜んでいると思います。」

その言葉に込められた穏やかな気持ちが印象的で、
こちらまで胸が温かくなりました。

物の価値だけでなく、“気持ちの整理”の一助になれたことが、何よりの励みです。

品物を通じてご家族の記憶に触れるたび、
私もまた学ばせていただいてます。

このような不用品処分のご相談も承ります

  • ご実家や空き家に残された家具・家電・日用品
  • 長年しまったままの衣類や贈答品
  • 引っ越しや建て替えに伴う大量の不用品

今回のご依頼では処分が中心でしたが、当店ではこのような生活用品・家財道具の片付けや撤去も幅広く承っております。

「自分では手をつけられない量になってしまった」
「どこから片付けていいかわからない」

そんなお悩みの現場でも、スタッフが一点ずつ丁寧に仕分けを行い、再利用できるものはリユースへ、処分が必要なものは適切に搬出・廃棄いたします。

不用品の量や状態にかかわらず、お客様のご要望に合わせて最適な方法をご提案いたします。

どうぞ安心してご相談ください。

鑑定士のひとこと

長年住まわれた部屋を片付けることは、単なる“作業”ではなく、“人生の整理”でもあります。

今回の本駒込の現場では、M様のご両親の暮らしぶりや思い出が随所に感じられ、その一つひとつを大切に扱わせていただきました。

このたびはご依頼、誠にありがとうございました。

またどこかで、思い出のお手伝いができれば幸いです。

【渋谷区神宮前】古いマンションにて遺品整理と買取|ジョージジェンセンなど洋食器・カトラリーの買取査定

, , , , , , ,

遺品整理のご相談で渋谷区神宮前へ

気づけば秋の気配が濃くなり、
街路樹も色づき始めた今日この頃…。

この日は東京都渋谷区神宮前の古いマンションへお呼ばれしました。

ご依頼主は旦那様を亡くされた奥様。

最初のきっかけは「古い洋家具の買取をお願いしたい」というものでしたが、今回は、旦那様の母上が生前愛用されていた洋食器やカトラリーの遺品整理を兼ねた査定のご相談です。

古い洋家具とともに眠っていたブランド食器や銀食器たち

お部屋を拝見すると、家具と一緒に長年大切にされてきた銀食器や洋食器が丁寧に並べられていました。

戸棚には輝きを取り戻した銀のティーセットやトレイ、そして引き出しにはカトラリー類が諸々。

中にはデンマークの高級ブランド「GEORG JENSEN(ジョージジェンセン)」のアイテムも。

実はこうしたジョージジェンセンをはじめとする高級洋食器は、デザインや状態次第で価値がつくものの、現行市場においては買取が難しいケースも多々あるんです。

そんな諸事情もあり、今回も残念ながら殆どの食器にお値段をつけられませんでした。

ごめんなさい。

しかし「これはどうなの?」といったお客様のご質問に、ひとつひとつ丁寧にご説明させて頂いたのは言うまでもありません。

多くは買取できませんでしたが、ご家族の思い出を尊重して

「値段がつかない」としても、ご家族の思い出や日々の暮らしを支えた証であることに変わりはありませんから。

そんな訳で、今回はすべてにお値段をつけることはできませんでしたが、保存状態の良いものは心を込めて査定し、いくつかは買取という形でお引き取りさせていただきました。

ご家族の思い出とともに長い年月を過ごしてきたお品が、これからまた新しいご家庭で大切に使われていく…。

その橋渡しを少しでもお手伝いできたことを嬉しく思っております。

渋谷区神宮前のお客様、このたびは大切な遺品を私どもに託していただき、ありがとうございました。

不用品処分や遺品整理ならお任せください

買入れ本舗では、家具・食器・贈答品・骨董品など、幅広く査定を行っております。

値がつくものはしっかりと買取し、難しい品物も整理・処分のお手伝いを通じて「片付けてよかった」と思っていただけるよう努めています。

東京都渋谷区神宮前の奥様、この度は大切なお品物を拝見させていただき、誠にありがとうございました。

遺品整理や不用品の片付けでお困りでしたら、どうぞお気軽にご相談ください。

お電話は 0120-5394-55 までお待ちしております。

【さいたま市浦和区】ご実家の売却に伴う日本人形・剥製を買取|荒川沿いの一軒家にて遺品整理と不用品片付け

, , , , , ,

さいたま市浦和区にて日本人形や剥製などの買取事例

幾分か秋の気配が漂いはじめた、
9月初旬のある日。

荒川の流れがきらめき、土手にはまだ夏草が青々と茂る景色が広がってました。

今回お呼びいただいたのは、
さいたま市浦和区にある一軒家。

広い敷地に佇むご実家です。

息子さんからのご相談

「両親が残したまま、もう10年以上手をつけられていない家があるんです。売却を考えているので、一度見てもらえますか?」

そんなお電話をいただいたのが数日前の夕方頃。

連絡をくださったのは60代くらいと思われる息子さん。

これからご実家を片付け、整理し、最終的には売却まで進めたいとのことです。

家の中は、亡くなられたご両親が大切にしてこられた品々が、そのままの形で眠ってました。

日本人形と剥製との出会い

部屋に足を踏み入れると、まず目に入ったのはガラスケースに入った立派な日本人形たち。

武者人形、市松人形、雛人形 –
そのどれもが時間を超えて佇んでいるようでした。

さらに、床や棚には鳥類の剥製。

大きなキジや珍しい鳥たちが、まるで今にも羽ばたきそうな姿で置かれてます。

「捨てるのは忍びないんです。でも正直言うと、今の時代にはそぐわない気もして……」

息子さんは少し複雑な表情を浮かべながら話してくださいました。

遺品整理と不用品片付けを兼ねた買取

ちなみに 今回のご相談は、単なる不用品処分ではなく「遺品整理」でもあります。

ご両親が残された想い出の品々を、どのように未来へ引き継ぐか -これは、ある年齢に達すると必ず直面する大切なテーマではないでしょうか?

もちろん現代では日本人形や剥製の需要は限られてます。

正直なところ、時代に合わない部分も多々ありました。

しかし、それでも「次に活かせる場」を探すことが私たちの役目だと考え、一点一点丁寧に査定し、できる限りお引き取りできるよう頑張りました。

片付けを業者に依頼すれば多大な費用がかかることもありますが、買取という形にすることで、お客様のご負担を少しでも減らすことができ一安心です。

買入れ本舗の歩みと今回のご依頼

実を申しますと、私が古いものを扱うようになった原点は、50年前の「チリ紙交換」にまで遡ります。

新聞や雑誌を集めるうちに、骨董品や古道具と出会い、それらを手にした経験が、今の仕事の基礎となりました。

あの頃は「紙屑」と呼ばれたものの中に、驚くほど多様な文化や歴史が眠っていました。

その経験があるからこそ、今回の浦和区の日本人形や剥製を前にしても、「これはまだ息を吹き返せる」と信じられるのです。

捨てずに繋ぐという使命

時代は移り、業界は大手から中小までひしめく厳しい競争の場となりました。

しかし、買入れ本舗は創業から変わらず「古いものを大切に扱い、価値を繋ぐ」姿勢を守っております。

浦和区で預かった人形や剥製たちは、ただ眠り続けるのではなく、また別の場所で新たに役立つ日が来るよう努力いたします。

私たちの仕事は「単なる回収」ではありません。

ご家族の思い出を大切にしながら、新しい持ち主のもとで再び活躍できるよう、橋渡しをすることだと思っております。

まとめ

今回は、さいたま市浦和区での日本人形・剥製の買取事例をご紹介しました。

買入れ本舗は、昭和のチリ紙交換から始まった歴史を背景に、骨董品・美術品から遺品整理・不用品の処分まで、幅広く対応しております。

「捨てるには忍びない」
「価値があるのか分からない」

そんな時に「捨てる」以外の選択肢として「買取」があることを、もっと多くの方に知っていただければと思います。

50年の歩みを活かし、誠意をもって対応いたします。

とても穏やかで印象的な、
さいたま市浦和区でのご相談でした。

豊島区南長崎での不用品買取 不用品処分

, , , , ,

本日は豊島区南長崎です。

不用品の買取りの依頼でお邪魔しました。

火鉢の買取でした。
高齢女性から堆朱の火鉢で昔は高級品でした。

買入れ本舗では火鉢などの買取を積極的に行っております。

不用品や、こんなもの売れるかな?とお困りのお客様!
査定も無料で行っておりますのでまずはご連絡ください^^

 

お電話お待ち申し上げます。

電話番号は、0120-539-455です。

 

「そんなのも売れるの⁉︎」と大好評!

口コミ評判の良いお店のリサイクルショップ『買入れ本舗』は東京は豊島区、埼玉は戸田市を中心とした出張買取専門店 です。無料の見積り・出張買取を行っております。

思い出の品や遺品整理、骨董品や古美術品、不用品の買取・回収処分もおまかせください!

#埼玉 #東京都 #骨董品 #古美術 #買取 #買い取り #遺品整理 #生前整理 #引っ越し #断捨離 #お片付け #遺品買取 #引越し #売却 #骨董 #古美術品 #古美術品買取