世田谷区松原で花台、中国香炉の買取

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今日のキーワードは、朝顔、蒲焼、蝉の声。
朝、店に向かう道、白い日射しの中で、紫の朝顔がほほ笑んでました。
迎いの料理屋さんの暖簾から漏れるランチタイムの蒲焼の匂い、昼過ぎに訪れた、世田谷区松原の、M様のお部屋で聞こえた、ミンミンゼミの声。
私は子供のころから、ミンミンゼミの声を聞くと、あー、間もなく秋なんだな―と、何と無く心がさびしくなります。
今日の松原のM様御夫婦、失礼ですけど、私よりはかなり御先輩です。
「何にも無いけど来て見てくれるーっ?」
昨日の夕方のお電話でした。
15年ほど前手に入れられた(これだけでも私には感動です)自宅の中を整理なさりたいとの事。
矢張り、贈答品類が私を待ってました。
奥様の、使わないバッグ類、古い人形達も待ってました。
古い棚、机、もろもろを整理なさりたいとの事。
片付ける場合、かなりの費用がかかります。
お見積りの話をしながら、出された品々を車に積み込み、「もう何かありませんか?」
これがこの花台と、中国香炉でした。
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唐木の花台と中国香炉
この香炉が、古い、白玉で有ったらどれほどのサプライズだったでしょう。
友人から頂いという以上の評価は出来ませんでした。
テーブルの上のチラシの山の一番上に、私のチラシ。
有りがたい事です。
今後の整理の件も含めて、御夫婦が目と目を合わせて喜んで下さいました。
車を出すとき何処からか蝉の声。
とても静かな素敵な、何と無く秋が近そうな、世田谷区松原のM様御夫婦との出会いでした。

渋谷区千駄ヶ谷で、【茶道具】の買取です。

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緑、黄色、赤の混じった、琉球ガラスで出された麦茶、一杯口にすると、喉に心地よい涼しさが流れました。
「W様は、沖縄の方ですか?」
思わず尋ねてしまいました。
「私はねー、茨城なのよ。」
「えーっ、私も茨城なんですよ。」
ひとつのガラスのコップから思わず、ふるさと談義が始まり、お互いの年齢の話まで、話が広がり、私の印象通り、W様が私より、かなりお若い方というところで話も収まり、汗も収まり、いよいよ本題の、茶道具の買取に入る事に。
玄関に掛っていた、カシニョールとブラジリエのリトグラフは残念ながら、価格が折り合いませんでした。
私も正直、今、積極的に欲しがるものでは無い事を丁寧に申し上げ御理解を頂きました。
本題の茶道具も残念ながら、高額な価格を提示できる物ではありませんでした。茶碗、釜等で、約10点ほど。
暫くは熱心にお稽古をなさったとの事、目ぼしい物は一つ二つと人の手に亘り、今はこれしかないと、返って恐縮がられてしまいました。

大と小の茶入れが気に入りました。

大きな備前の茶壺

大きな備前の茶壺

小さくて可愛い棗型の茶入れ

小さくて可愛い棗型の茶入れ

お年はそれほどでもないのに何と無く身の回りの物を大切に整理を始められるような気配が見えて、私も何と無く、目いっぱいのお値段で、買い取る事になりました。
次の整理では、着物と、アクセサリーが出てくるそうです。楽しみです。
神宮の森に近い、渋谷区千駄ヶ谷の、お上品な奥様からの買取でした。
冷たいお茶を何倍も頂きまして、有難う御座いました。

小平市での、【食器】、【贈答品】、【レコード】の買取

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灼熱の新青梅街道、いや、真夏の新青梅、炎天、熱、何と形容すればよいのか、とにかく太陽の力の絶大さをフロントガラスからの光に感じながら、昼下がりの新青梅をひたすら西へ、目指すは小平。
「ホームページを見て、貴方に来てほしいの」
うれしいお誘いです。
道の両脇の、濃い緑の中に、時たま顔を出す百日紅の桃色の花色に、ひと時の安らぎを覚えながら、必死に走り、たどり着きました。

小平霊園の緑を抜け、西武線の踏切を超えた、緑の濃い住宅街の中の可愛らしい一戸建ての、S様のお宅へ。
良く冷えた麦茶を頂きながら、お話を伺いました。
先月で旦那様の一周忌が過ぎ、心の踏ん切りがつき、お荷物を整理なさりたいとの事でした。

御本人も心臓が弱く週に一度は、病院に通ってらっしゃるとの事ですが、とても肌のお綺麗な、昭和一桁にはとても見えない素敵な奥様でした。

取敢えず今回は、かなりの数の贈答品、食器類を頂くことになりました。
一つ一つ封を解く私の手元に、S様の暑いまなざし。
数にして100点以上の箱を開けさせて頂きました。
残念なのが殆どの物が、今では、どちらのお宅にも有る物ばかりでした。
人様が欲しがるものではないのです。
評価は、さびしい物です。
S様は心地よく納得して下さいました。
私のワンボックスが、箱であふれました。
私の体からも汗があふれてます。
最後に、食器の奥から出てきたのがこのレコード達です。

今では懐かしい一枚になりました。

今では懐かしい一枚になりました。

矢張り、高価な査定が出来る物ではありませんでしたが、何枚か、私が聞きたい物が有り、頂いて帰りました。

手入れの行き届いた可愛い庭が印象に残りました。
一本の小ぶりの百日紅の木に咲く、桃色の花がとても爽やかな、小平のS様との出会いでした。
着物と茶道具の整理がついたら又お邪魔をさせて頂くことになりました。

S様、本日は有難う御座いました。

新宿区坂町で、【洋酒】、【サントリー山崎】の買取でした。

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ひもが半分解けた新聞紙の塊、紫色の古いラジカセ、黒いヘルメットなどが無造作に置かれた、体がやっとすり抜けられる、薄暗い、踏むと音の出る、濃い茶色の木製の階段を2階へ通されました。洗い物がヤマになってる流し台を右に見て、笠の無い裸電球の光に誘われ、遮光のいかにも重そうなカーテンのかかる部屋に通されました。

「病気の者が寝てますが、買取は可能ですか?」
昨日の夕方、若い女性の声のお電話でした。
確か、東の空に現れた鮮やかな虹に見とれていた私の口からは「問題無いと思います。」
虹の色と、女性の声、しっかりと今日の現場の住所がメモされてました。

裸電球の部屋の隅の畳の上には布団が一つ。上には紫色のタオルケット。
タオルケットの中には人の気配。かすかに聞こえる息の声。
女性はやや疲れた感じの、30前後のグレーのスェットの上下の方。
顔の小さい、髪の長い、綺麗な方でした。
事情が有り、間もなく、この場を退去するに当たり、買える物が有ればお願いしたいのこと。
寝てる方の枕もとに掛軸らしきものが見えました。
お声を掛けて、枕を踏まぬ様気をつけながら、掛軸の方に向かうと同時に紫色のタオルケットが大きく動き中から矢張りグレーのスェットの男性が、いきなり起き上がるんです。
ほほはコケ、両目が異様に大きく真っ黒な瞳が二つ。
突然で、適当な御挨拶の言葉が見つかりません。
トイレに向かった男性に目をやる私の後ろから小さな声で「父です。癌なんです」
「えーっ!!!」
確かにスェットからは殆ど肉の気配が見えません。
歩く姿が不思議に見えます。
何でこのような方がここに居られるのか、とっさに判断しかねます。

申し訳ありませんでした。
私を呼んで頂いた、新宿区坂町のM様。
私も体調が完ぺきでは有りません。
又今日の暑さも半端ではありません。時間は午後2時ころでした。
私には部屋のほの暗さと、湿気の多さが先程から気になってます。
ここでこれ以上呼吸を続ける事が、私に必要な事なのか、可能な事なのか考えました。
色々な品物に恋焦がれてこの仕事をやってます。色々な方と出会うのも私の仕事の楽しさの一つです。
私は自分の体を思い一つの決断をせざるを得まえんでした。
額の汗をぬぐう私の目の片隅に、本の無い本棚が一つ目に入り、棚には数本の洋酒のボトル。
父上が死ぬほど大事にされたものだそうですが、手放すことに決めたとの事。それがよろしいと思います。

ニッカのウィスキーが有りました

ニッカのウィスキーが有りました

レミーマルタンが有りました

レミーマルタンが有りました

一生懸命買わさせて頂き、父上のもどられる前に、転がるように新聞に躓きながら、細い階段を後にしました。
店に戻り、ボトルを前にしながら、今日の父娘の事が気になります。
ふがいない自分に腹が立ちます。
なぜもう少し、他の物たちに目を配れなかったのか。
M様、本日はお声を掛けて頂き有難う御座いました。
これからの頑張りを願っております。

目黒区で【珊瑚の指輪】と【翡翠の指輪】を買取りました。

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山手通りから目黒通りを右折、緩やかな上り坂を過ぎながら、環七方向へ向かう道筋には、素敵な外国家具、アンティ-ク家具を売る店が少なく有りません。
台風から流れた熱い雲の下、今日呼ばれたのは、そんな目黒通りに面した、住所は下目黒の、かなり古めかしい、6階建てのビルの3階でした。
コインパーキングに車を預け、素敵なコーヒーショップ、小さなラーメン屋さんの看板を横目に目的のビルへ。
築50年は過ぎているでしょう、やっと3階へたどり着いた私を迎えて下さったのは、まさしくこちらのビルに、青春、人生を捧げたであろうと思われる、髪の毛の真っ赤な、80過ぎの逞しいお母様。
通されたのは建物の2階、鍵の束から中々お目当てのカギが見つかりません。ピンクのTシャツの背中にうっすらと汗がにじんでます。幸い、鍵を預かったとたん、お目当てのカギに出会えました。ドアを開け中のテーブルに腰をおろし、話の本題へ。
30坪くらいのも元お店、以前飲食店の名残が残ってます。
残念ながらアンティ-ク家具は目に入りません。
このような出会いは番度です。
目の前の眼鏡の奥の瞳には生気があふれてます。
長い間、このビルを守り抜いた、気概と自信でしょう。
まだまだやる気十分、この手の方に、最近良く出会います。
道路側のガラスをやっと開け、目黒通りからの、心地よい風の音、車の音を聞きながら、奥様のお話を何と無く心地よく聞いている私の姿が有りました。
然し、残念ながら、本日は、この奥様のご要望にはこたえる事が出来ませんでした。
当方のチラシから私を呼んで下さいましたが、リフォーム、クリーニング等がお望みで、私の出番は有りませんでした。
さびしそうな私を見て、これでも持っていけばと、先程のカギの袋から出して下さったのがこの二つのアクセサリーでした。
「もう使わないのよ」
一応、珊瑚と翡翠の古い指輪でした。
座った時間と、目の前の缶コーヒーで、何と無くお値段の方奮発しました。
暑さだらけの目黒通りを後にして、店に戻って、鑑定致しました。
赤い髪の奥様の勝ちでした。
帰り際、2階のエレベーターの前の、奥様の可愛らしい笑顔が目に残ってます。
もう少し赤が欲しい珊瑚でした。

珊瑚の指輪の買取

珊瑚の指輪の買取

翡翠の方も、残念な結果でした。
御主人の遺品が有るとかで又呼んでくれるとの事でした。
下目黒のお元気なN様、本日は暑い中呼んで頂きましてありがとうございました。

猛暑の中、さいたま市の【不用品処分】でした。

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こんな立派なお宅から、建物内の、不用品の処分の依頼を頂きました。
お母様が、せまいところに越されるそうです。
娘様からの御依頼でした。
娘様はアメリカにお住まいだそうです。
そんな方がなぜ当店に依頼されたのかは、詳しく分かりません。
この立派なお住まいは埼玉県、さいたま市に有りました。
私の店からは、かなりの距離でした。
お見積りに伺い、その時は、茶道具、掛軸、金のアクセサリー等を頂きました。
引っ越しで、室内の品物は全て整理されるとの事。
遠さと、暑さで、片付けの件は御遠慮させていただくつもりでした。
額から落ちる球の様な汗を手でぬぐいながらの2時間余り、買取の荷物を車に積み終わり、支払いを済ませた時、お母様の口から「片付けも、貴方にやって欲しいのよ」。
テーブルに出された冷たい麦茶。
一瞬、私の右手が行き場を失いました。
その時、お母様の口からのお言葉に負けて、結局は室内の物、全ての整理を請け負い、本日、終了致しました。

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さいたま市の不用品処分

とても暑い日でした。
埼玉はさらに熱く感じられました。
手伝ってもらった、うちのスタッフ、山ちゃん、エビちゃん、いっせん君、村田君、ご苦労様でした。汗だらけになっちゃって。
帰り際、17号沿いの銚子丸での寿司食べ放題で、我慢してもらいました。
80歳だと言われたお母様。
大変有難う御座いました。
も少し早くお会いできればと思われるような、とても知的で、可愛さの残る、素敵なお母様でした。
それにも増して、闊達な、52歳だとおっしゃる娘様、とても素敵な出会いでした。
この度は大変なご苦労をなされたと思います。
部屋に残された、沢山の今井美紀のCD、有りがたく頂きました。
最後に、有難うの言葉を聞いた時には、今日の暑さと、荷物の重さを全て忘れました。
さいたま市のS様、ありがとう御座いました。

北区滝野川で、古書、和本、古地図の買取

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太陽ってこんなに眩しかったのかしら?
灰色の長いトンネルをやっと抜けた今日の朝、久しぶりに出会った、今日の太陽。今まで何処に居たのか尋ねて見たい。
そんな太陽の下、本日は、北区の滝野川に呼ばれました。
この街は確か1丁目から7丁目まであり、今日は3丁目です。
17号から細いくねくね道を抜けやっとたどり着きました。
道で出会う方、御高齢の方が目に映ります。
私を呼んで下さった方も、とても元気な83歳の女性でした。
築50年は過ぎると思われる自宅を整理なさるとのことです。
最近、この手の御依頼に良く出会います。
「主人が残した、この本、買って」
江戸期の和本でした。
中に、手書きの古い地図が有りました。
山陰の境港、四国の金毘羅様の物が何枚か。
長い間、大事にされて来た、かなり古い物でした。

古地図の買取

古地図の買取

大事にされて来た御主人さまに敬意を払い、買値を申し上げました。
眼鏡の奥の目が喜んでくれました。
もう少しで、燃えるごみで捨てようかと思っていた所、当店のチラシが目に入り、呼んで下さったそうです。
お年には見えない、滝野川のH様、有難う御座いました。
帰ってからゆっくりと地図を広げます。
最近、この手の物を無造作に捨ててしまう方が少なく有りません。
捨てないでください。

板橋区大谷口で、【鉄瓶の買取】です。

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今月はは散々でした。
声無き声の忠告なのか、戒めなのか、はたまた、姿の見えぬ思し召しか?
左の腕が肩から上に上がらなくなりました。
思い当たる節は有ります。
軽く考えてました。
「これは治りません」
練馬区の大学病院の整形外科の一室です。
目の前の若い先生の口から発せられた短い言葉。
池袋の指定された機関で撮影されたMRI画像を見ながらの先生のコメントでした。
「治す方法は手術です」
2時間以上待たされた治療の結果がこの言葉でした。

無情な声に納得できない私は、MRIのディスクを手に店の近所の整形外科医へ。
「これは腱板断裂です」
「切れた筋肉は繋がりません」
かすかな希望は、あっという間に消えました。

これは若くない私への、これ以上体を痛める事の無いようにとの、声なき声の思し召しと、とらえました。
何か方法が有るはずです。
これ以上悪化させずに、再び、腕を上げる方法が。
病院から戻り、定休日の店の片隅で、さみしく、月末の処理中に、「今日は休みですか?」
明けた扉の方から女性の声。
板橋区の大谷口にお住まいの方でした。
「ちょっと来てくれます?」
お邪魔して、頂いてきたのがこの鉄瓶でした。

鉄瓶の買取

鉄瓶の買取

傷が治るほどのインパクトは有りませんでしたが、他にも、畠春斉の朝鮮風呂、柿右衛門の湯呑揃い等も頂きまして、チョッピリ、いたんだ傷が喜んでました。
早くも今年も折り返し点です。
来月からも頑張らせて頂きます。
今月、十分に対応できなかった方が沢山いらっしゃいました。
7月からは肩の傷と相談しながら頑張らせて頂きます。
今月は大変有難う御座いました。

私の好きな街、豊島区千川での、【不用品処分】。

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このところの涼しい夏に感謝です。
お店に何年も通われてる、すぐ御近所の千川町のY様からの御依頼でした。
良く有るお話です。
お母様が、施設に入られるそうです。
隣に有るお母様のお住まいの、いわゆる、不用品の処分の御依頼でした。
途中まで、御自分でやられたそうですがとてもじゃないけど体が持たないという事で、私のところにお見えになりました。

御自分でやられた不用品整理。

御自分でやられた不用品整理。

片付けました。

片付けました。

お断りする訳にもいかず、いとも簡単にお引き受けはしたものの、結局この月、火、水と三日間頑張る羽目になってしまいました。
当初は、一日で終わるつもりが、そんな簡単な相手では有りませんでした。

50メートルは有る細い私道の一番奥の建物でした。
いざ作業を始めようとすると、トラックを止めると、私道の狭さで、他の住民の方にかなりの御不便がかかります。
私道の両脇、入口から、奥まで、12件のお宅に御挨拶と、お願い行脚です。
なかなかしんどい物です。皆様それぞれに、御自分の世界が有りまして、その世界に少しでも入り込むなら、かなり厳しい、お咎めが有りそうで、予期せぬ 難敵にかなりの苦戦を強いられました。
それでも一日での作業の予定が、三日になりましたが、大きなトラブルも無く、無事に終了致しました。涼しさに感謝です。
結局、2トン車で5台の物量でした。幾らなんでも素人の手では無理な作業です。
最後に、Y様の笑顔に出会える事が出来、三日間の埃との闘いも忘れる事が出来ました。

片付け後

片付け後

狭い私道を挟んで長年にわたり、ひしめきあうように自己の生活を守ってこられた方々の、土地、建物に対する執念みたいな物を目の当たりさせられた三日間でも有りました。
心の隅で期待した、お宝には出会えませんでしたが、目に見えぬ、大事な物に出会えたような、私の好きな街、千川のひとコマでした。

Y様、この度の御依頼、有難う御座いました。
まだもう一軒、同じような案件がおありとの事。

御連絡お待ち申し上げます。

今日も台東区で【源右衛門花瓶】の買取でした。

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「売りたい物が有るんだけどちょっと来てくれる?」
何と無く貫禄の有る、多分、御高齢の女性からのお電話でした。
お邪魔したのは昨日と同じ、台東区は東上野、春日通りから清洲橋通りに入ってすぐの、かなり年季の入ったマンションの5階の一室。
あいにく道路脇の有料パーキングエリアには空きは無し。
暫く考え、意を決してハザードを点けてエレベーターへ。
オートロックが無いのが助かりました。
迎えて下さったのは目つきの鋭いお母様。車いすでの対応でした。
頭が下がります。
品物を仕分けする私の背中に刺さる車いすからの鋭いまなざし。
奥にいる息子さんのお手伝いでしょう。テーブルの上には贈答品のひと山、畳に置かれた、毛布タオルの口。桐の箱には着物の一団。
然し、残念なことに、評価の厳しい物たちばかり。
こういう事はしょっちゅうです。
品物を置きなおしながら、下の車が気になります。
せっかく呼んで下さった、体の不自由なF様。
何かを買って帰りたい私に、仏壇の横の黄色い花瓶が、目に入りました。
源右衛門でした。
箱は無いそうです。

源右衛門花瓶

源右衛門花瓶

買取の難しい品物の説明と、源右衛門のお値段の提示を致しました。
目つきの鋭さに似合わず、快く、うんと言って下さいました。
支払を済ませ、コーヒーでも飲んで行けばのお言葉を背に、源右衛門を抱えてエレベーターのドアにまっしぐら。
何とか車は無事でした。
私を呼んで下さったF様、感謝いたします。

店に帰ってみると此の花瓶意外と大きいんです。
20cm位の物は良く有りますが、これは、35cmくらい有りました。
とても良い品物でした。
F様有難う御座いました。